一人旅って結局、時間とお金の管理に気をつけないとならないのね。
旅行中、もしくはその当日に決して手をつけてはいけない現金ってあるんですよ。

それは、交通費。帰りの交通費ですね。最後の、空港までの交通費なり、当日ホテルまで帰るときの交通費なりの話。
なんだかんだ言って、日本円は他のアジア通貨よりも強い。だからといって、どこででも円で支払えるなどと思わないように。現地通貨だよ。
いくらATMで引き出せると言っても。場所によっては探せない可能性を踏まえておく
かなり前だけどこんな話がありました。
・現金不足の日本人女性、台湾警察官の交通費援助に感謝
台湾で一人旅をしていた日本人女性が先月18日、現金不足のため警察に助けを求め、警察官から交通費を援助してもらう出来事があった。
ですって。
台湾のみなさんは親切なんだけどねえ……。責めるつもりはないけどね。
これは台湾だからなんとかなったんでしょう。
仔細がわからないけど、この方は結構な田舎に行っちゃって、台北なり高雄なりへ帰りのバス代が払えなくなっちゃったパターン?と思ったの。
多分2023年現在でも、クレジットカードでは台湾の路線バスには乗れないんじゃないかなあ?長距離バスなど、ターミナルの切符売り場で買える場合は別ですがね。
日本では、クレジットカードのタッチレス決済(かざすだけの)で乗れる公共交通機関も増えてきたみたいだけど、そういうところも含めて事前に調べられるだけ調べとくわけよ。
上の方の場合は、仔細はわかんないけど、台湾はどこにでもコンビニあるから、ATMで引き出せるでしょって思ってたのに、そのATMで引き出せなかった(対応してなかったとか)、なんてことも考えられる。実際に、国際ブランドマークがついてるのに、使えなかったこともあるもん。香港は毎回挙動が変わる。
夜のうちに現金を確認する。せめて朝出る前までには。
もしも、途中でお財布を無くした、落とした、奪われたとか、連れてきてくれた人と喧嘩してしまって山に捨てられたとか、そういう場合じゃない限りは、この手の話は事前準備で結構解決できます。
夜のうちに現地の現金がいくらあるか確認します。
台湾というか台北の場合は、私は手持ちの現金が500元くらいになってたら、朝1000元をATMで引き出します。私はちょびちょび引き出す人なので、楽天銀行使ってる。台北市内にいるだけなら朝100元をヨーヨーカーにチャージするのがいつものパターンです。台北市内だったら1日の交通費が100元切るもん。
ちょっと遠出するつもりならヨーヨーカーに500元くらい入れておいて、手元に1000元あるようにする、みたいな調整の仕方をします。
韓国でも、基本カード決済にしたら交通費は、ソウル市内だけ、釜山市内だけだったら1万ウォンをT-Moneyに突っ込んでおいて、交通費だけに使ってたら二泊三日で余るほどですよ。
香港でもAELだの、ピークトラムだのに乗らない限りは、オクトパスに100ドル入れて、交通費だけに使ってたら1日で使い切ることはほぼないと思うの。
ちょっと遠出するときには、目的地までの交通費を確認して、帰りの交通費を現金で用意しておく
ググったら目的地までいくらかかるかは、台湾に限らず日本人観光客の多いところならわかるし、ちょっと古い情報だったらそれにもう少し足しておけばいいかなって思う。交通ICカードが使えるところなら、事前に往復分は突っ込んでおくといいよ。
で、実際に到着したらいくらかかったかわかるじゃない。
帰りの交通費を現金で取り置くのよ。そうすれば、そのポイントからなら同じルートでホテルまでは帰れます。
日本でもあるけど、ICカードで支払う方が現金よりも安いことがあったりするんで、もうちょっと色をつけておく。たとえば、そこまで90元で行けたなら、100元札一枚残す、みたいな感じ。
もちろん、バスがなくなっちゃってタクシー使わないとならないとか、あるけど、それは時間の管理の問題です。
一人旅って、時間とお金の管理なんだけど、間に合わなくなるというのは時間の管理の問題なんだよね。
とはいえ、途中で足を怪我してしまったとかいろんなことはある。時間に追いまくられるようなことはしちゃダメ。おいまくられるようなことになりそうだったら、私は行くのを諦めるよ。
私はもともと日本でも現金をあまり持ち歩かない人なんだけど、その日はクレジットカード決済できるところではカード決済します。そうすれば現金は残せます。
何か食べるもの(保存がきくもの)を用意しておけば、ご飯代が予想よりも高くて現金決済のみのようなときにはそこで食べずにすむし。なお、私、グルマンじゃない上に好き嫌いも多いし、トイレを確保しないと食べられないものも多いので。用意して歩くよ。
現金決済派も、勝手のわからないところでは、うまくクレジットカードを使ってください。もしも不正利用が怖いなら、国際ブランド付きのプリペイドカードにすれば不正利用されても額がしれてます。
余ったら?って余らせるよって言ってるんだけど、翌日使えばいいし。これが最後の空港への交通費にしてもいいし、なんなら空港で少し食べたいときなどにも使えるし(次回に持ち越してもいいし)。
一番初めに取り分けておくべきは、空港まで戻るためのお金
そうなのよ。一番初めに確保して、決して手をつけてはいけないお金というのは、空港まで戻るためのお金です。
各空港は、空港と市内への特急やバスなどあるわけですね。事前に購入できるところなら、これを先にKKdayやKLOOKで買って、確保しておけば良い。
ただ、空港でのみ引き換え可能なものなどあるし。台北でも松山空港のようにふつーに地下鉄で行けるところもある。
私の場合は最悪タクシー…ということにはしないようにしてて、これはやはり時間の管理の問題。
ただ、普通のバスで行こうかなと思うときでも、いろんなことがあるから。タクシー以外の、一番高い料金分、現地通貨で取り分けておけば、結構臨機応変になんとかなるもんです。
ってそういう目にはあったことはない。まさかのときのことを準備しときゃいいわけよ。
交通の便が悪そうなところなら、オプショナルツアーをうまく活用しよう
私の場合は十分自然の中に住んでるから、ほぼ興味がないんだよな、自然公園のようなところに。
ただし、遺跡巡りを始めると秘境巡りになるわけです。とは言っても、明日香村くらいだけどね、実際に私が行けるところというのは。行きたいなあ、明日香村。
このご時世で、バスが止まっちゃってたり、本数が減ったままのところもあると思うんだ。
実際に2023年に慶州に行ったけれど、路線バスがあるという話なのに、ほぼ見かけなかった。ゼロじゃないんだけどね。
バス停はあるけど、待ってる人もいなければ、路線バスが止まってることもなく。とにかく、路線バスの本数がすごく少ない模様でした。
外国で車の運転はしないほうがいいし。公共交通機関に頼るのよ。地方に行くなら、うまくオプショナルツアーを活用してください。これなら、集合場所と集合時間に気をつければ、帰りの心配はしなくてすむから。不安だったら、ガイドに毎回確かめること。
一人でガイドを雇うのも結構リスキーだけど、オプショナルツアーで集団で観光バスで行く場合なら、ほぼ問題ないから。
そりゃ、オプショナルツアーだと行きたいところに全部行けるわけじゃないし。集団行動が苦手な人にはつらいんだけどね。
KKdayさんに、これまで提供していただいたものや、興味のあるものを集めたページを作っていただきました。KKdayでオプショナルツアーを見てみる?行きたいところが市街地ならオプショナルツアー不要
逆に言うと一時間に6本以上コンスタントに走る公共交通機関と徒歩で確実に行けるところならオプショナルツアーにする必要はありません。
つまり、市街地ならほぼ不要。現地で自由になる時間がない場合に観光してみたいなあという場合くらいにしかないと思う。(例外は、混み合う時期に京都の観光地に行きたい場合。あれは京阪の観光バスを使った方がいいと思う。奈良市内も随分路線バスも乗りやすくなったし)
台北なら私が行くところなら台北101に故宮とか国父紀念館・中正紀念堂のようなところです。
ソウルなら王宮かなあ。複数あるけどね。
香港ならビクトリアピークはトラムのチケットや、天壇大仏のロープウェーのチケットなどを手配するのをお勧めするけど、そういうもの以外はオプショナルツアーは多分いらないです。例外は、深圳との境の湿原のようなところかなあ。今は香港島の南側にも地下鉄が通ってるし。
地方に行くならオプショナルツアーをお勧めする
オプショナルツアーの方がいいなと思うのは、公共のバスを使うような、地方にいくときです。
日本ならバスの時刻表の見方もわかるじゃん。でも、国が変われば場所によっては何分に一本みたいな感じになることもあって、難易度がぐっと上がる。特にその土地の文字が読めない人には厳しいねえ。
ソウルからならそれこそ水原華城もだし、釜山からの慶州もそう。DMZはツアーじゃないといけませんし。
台北なら、九份や野柳地質公園あたりから、オプショナルツアーの方が楽だと思う。平渓線は時間に気をつけさえすれば、鉄道だからしれてる。台中の高美湿地はオプショナルツアーがおすすめ。
そのオプショナルツアーだけど、日本語ツアーばかり探すと、二人以上の申し込みからなんてことが結構あります。でも、英語ツアー、中国語ツアーまで広げると、一人参加可能なものも増えるから。
もしも、言葉に不安なら、毎回ガイドに集合場所と集合時間を確認するといいよ!