空港でも気を抜かないで!香港空港で財布をとられた方の話を聞いてください

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こちらもどうぞ⇒新しい時代の、海外旅行・国内旅行持ち物リスト(エッセンシャル版)

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姉さん、驚愕です。別件で質問をいただいた方が「実は香港で財布をとられてしまった」ということで、大変びっくりいたしました。

あーら、これは夜のモンコックあたりかしら、10年くらい前にアメリカ人の香港の米系金融機関勤務(当時)のお兄さんに「はー!?君は今から沙田に行くのか、ジョーダン以北はダークサイド香港って感じで行ったことないんだよね」と言われたのをぼんやりと思い出してたんです。「沙田はただの住宅地だよ。怖くないけど地味に生きたい人には、九龍のモンコックあたりはちょいちょい嫌よねー」って。

詳しく伺えないか聞いてみると、なんと被害場所は香港空港としか考えられないそうです。ええ??あそこで!?再度驚愕。

香港空港 1010

(香港空港到着ロビー。ええ、この写真のときは春節でしたね)

私は福岡市内に住んでいたせいか、かなりピリピリと危険を察知する人なのですが(気づくのに遅くてやっべーということはある。ないとは言わない)香港空港でそんなに危険を察知したことはありません。もちろん「空港」という特殊な空間であることは認識しております。

香港空港では、空港警察が機関銃を持って二人組でパトロールしているくらい、「注意を払っている」場所だとも思っていました。

というわけで、私みたいに香港=安全でしょ?と平和ボケしておられる方も、香港でそうなんだから他はもっとかも、と気を引き締めてレッツゴー。

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——————————引き続き「姉御の一人旅ガイド」をお楽しみください。

被害と対処

財布は二つに分けていたけれど、取られたのは日本用の財布だった

財布は日本で普段使っているものと、海外用の2つ持って行きました。

シンガポールドルが残っていたので、それを香港ドルに両替しました。約3700HKDです。それを海外用の財布に入れていました。

盗られたのは、普段使いの財布です。

中身は、クレジットカードを2枚、現金は数万円入っていました。あと、Suicaとnanacoなど普段使うポイントカードなどもありました。痛い思いをしました。

気づいたのはホテル。どう対処したのか

ホテルでデポジットを求められて財布がないことに気が付きました。

とりあえずチェックインをしてクレジットカード会社に電話をしました。30分前くらいに利用があったと聞きました。自分の支払いではないと伝え、カードを止めてもらいました。

ホテルの支払いは、日本で済んでおり追加料金が発生しない様に気を付けて過ごしました。ホテルのデポジットは日本の携帯番号を書いて免除してもらいました。電話番号でわかるからとか言われた気がします。

カード会社への連絡は、記事にあった、アマゾンでSIMを買ったので、Aは無料でしたが、Bは国際電話になりました。落ち着いていれば、香港国内通話にできたと思います。


クレジットカードAは15万円弱、Bは30万円弱の利用があったそうです。Bの限度額は30万円です。

現地の友達と翌日警察署に盗難届をもらいに行きました。友達が言うには、犯人の捜索願いもしたらどうか?と言われたので、取り調べをしてきました。友達におごってもらったりしながら、お土産もしっかり買いました。

帰国後、カード会社Bから来たレシートのコピーを写真に取り、画像を友達に送り、データの蓄積をオンラインでしてもらっています。その後、捜査については連絡がありません。

おそらくやられたのは香港空港到着時としか考えられない

財布はバックパックに入れていました。

ターミナルが混んでいて、バスでターミナルまで移動したのですが、そのときに割と長く待ち時間がありましたので、そのときか、入国審査のカードをカウンターで書いたあと、並んでいたときなのかはわかりません。

バックパックは前に持って待機した方が良さそうです。

入国カードを書くためにガイドブックを出したりして、バッグの中を入れ替えていたので、財布が盗られやすい状態になっていたのでしょう。

財布を盗られた話は聞いたことがありますが、自分がそうなるとは思いませんでした。

姉さんはどうお金を持ち歩いているのか(これをすれば絶対安全というわけじゃない)

ひゃー、運が悪かったですね。しかも到着時とはついてない。

カードの不正利用は、おそらく限度額いっぱいまで使われたということなのでしょう。仮になんらかの拍子で「落とした」ならば、カードの不正利用まではされないと思うのよ。ということは、おそらくスられたんでしょう。

実際に不正使用は香港市内の別のところだったんだそうですが、転売しやすそうな商品を扱っているお店でした。ただ、香港空港は制限区域外の到着階、出発階どちらにもデバイスなどを売っているところがあるので、相手が気づく前に、一気にカードの限度まで転売しやすい商品を購入するのは簡単なことだろうと思います。

お話を伺えばそこまで簡単に想像できた程度には香港空港も香港も知っています。ただ、私にとって香港空港そのものは危険度を低く感じるところです。お話を伺って私もショックでした。

また、ホテルは事前に支払っていたのは大正解でしたね。
デポジット免除はあくまで緊急時の例外でしょう。みなさん、特に何か緊急事態があったわけでもないのに「デポジットは日本の携帯番号でいいでしょ」という態度は取らないように。

事前決裁と現地支払いを半々にして為替の変動に耐える♪なんてことをやってたんですが、そんなことはすべきではなくて、事前決裁に限りますね。私はよくHotels.comを使うのですが、ここは事前決裁ならクーポンを使えるし、事前決裁していれば領収書も出せるの。今後も愛用しよう。

以前よく使ったし、今でも比較検討に必ず入れてるHotels.com

簡単にですが、以下、私の防犯方法を書きます。この通りにすれば絶対安全ということはありませんが、今の所被害にあったことはありません。得るものが一つでもあれば幸いです

お金の扱い方をどうしているのかはここに書いています。⇒海外旅行、姉御はどういう風にお金を持ってっている?

リュックサックのときに、お金はどこに入れてる?

私は最近はリュックサックも使いますが、バックパック、リュックサックに貴重品を入れているときに前にするのは前提です。面倒なんですけどね。あと、足元が見えなくなるので、転びやすい方にはお勧めできる荷物の持ち方ではありません。

日本でワンショルダーを使うときも実は前に持ってきてるし、肩掛けも前にもってきて歩いております。(街歩きはリュック&サコッシュでいいかなと思っていて、ただいま良いサコッシュを探してるところです。サコッシュというか、マチがない肩掛けを探してる。)

何れにせよ、リュックでも現地の財布はパスポートと一緒に肩掛けに入れることはよくあります。実は私は日本の財布はどこに入れるかというと・・・。リュックだよ・・・。

といいますのも、荷物を持って移動するときは全部持って歩かざるを得ないじゃないですか。

なんというかね、ラゲッジレーベルみたいな切りにくい生地の場合は底に。

無印のような切れる生地の場合はいわゆる「パソコンを入れるところ」があるでしょ。
リュックサック

上のリュックだったらメッシュになってるところの。ここにストンと入れています。これがいいことかはいまいちわからないです。

このリュックは無印。⇒無印の小ぶりの手提げとしても使えるリュックサックを買いました

日本の財布は「しまい込む」、そしてカードは分散させる

リュックサック以外でも、私は海外財布と日本の財布を分けるのだけど、日本の財布はしまい込むわけよ。ちょいとばっかり取るのは難しくないかい?という感じになっちゃってるから。

私は現金をあまり持ち歩かないので、クレジットカードは生命線です。
カード

この方は私とは違って、現金派だそうです。カード派の私ですが、昔、10万円くらい持って歩いていたこともあった。カード派・現金派どちらがいいかは別にしても、 少なくとも今回は現金をたくさん持っておられたことが功を奏して香港で過ごせたのよね。(あと、この方の場合は香港にご友人がおられたのも地獄に仏の心地だったことでしょう。香港人って仲のいい人には徹底的に親切ですから)

ただ、せっかく複数のクレジットカードを持っておられたので、「香港で使うカード」「香港では使わないカード」を決めておいて、日本の財布と分散させておられれば、なくしたカードは一つだけですんだであろうとも思いました。この点が少し残念でした。

このケースで「何かしておけばよかったのに」という点が一つあるとすると、ここ。ただ、到着時なら日本の財布にクレジットカードが二枚とも入ってても変ではない。まさか香港空港で財布をとられるとは私だって考えたことはありませんでした。

「とられない」ことも大切だけど、「とられた」ときにいかに被害を小さくするかも頭の片隅に入れておいてください。

私は台湾の場合優待狙いでVISA・マスター・銀聯は海外財布に入れることはあっても、セゾンアメックスは日本財布に入れてしまいこんでます。(セゾンアメックスの優待は日本だからなのもある)

香港の場合は、優待を使うことはほとんどないので、そのまま銀聯一枚を香港財布に入れて、ANAカードもJALカードも日本財布(と念のため用外貨財布に)をしまい込みます。

セキュリティがサイン&暗証番号なので、海外では銀聯を使うのが安心できるかなと思っていて、海外でメインで使うのは銀聯なんです。念のためにマスターを入れることはあっても、VISAは平カードなのに変な色をしてるもので、優待狙いではないときは日本財布に入れている。

財布を分けていて、取られたのが片方だけならば、被害が少なくなるというわけ。そしてその後もなんとか日本に帰るまでやり過ごせる。

財布を入れ替えるタイミングは?現地の空港であまりバッグを開け閉めしたくない

財布を入れ替えるタイミングは、それはねえ、そのときどう過ごすかによるんだよね。

私は大抵国際線は東京に回るか、福岡に回るかするんですよ。(那覇というのは例外ケース)2017年11月は東京に二泊してから飛びましたし、2018年5月はそのまま羽田から成田に直行しました。

交通費はiPhone 8Pに入れたSuicaでいいとして( ⇒Apple PayにSuicaを登録するまでの奮闘記)、財布はいつ入れ替えるのか。

入れ替えるのは、家・ホテル・空港ラウンジもしくは機内です。到着地ではないね。

免税店でショッピングすることはそれなりにあります。

羽田なら、「免税店でショッピング→セゾンゴールドアメックスの優待でラウンジ→ゲート前」なので、ここで余裕があれば入れ替えます。(ラウンジが必ずしも安全とは言わない)

成田なら、「免税店でショッピング→ゲート前」なので、むしろ落ち着いて入れ替えられる場所は(エコノミーであっても)機内ですね。入れ替えるといっても大したことはないんだけど。

具体例を出します。

2017年11月は成田のホテルに宿泊していたので、そこでもう日本の財布はバッグの奥底に。結局小銭もICOCAで支払っていたというわけ。

2018年5月は羽田から成田に直行していて、このときも東京で出ようと思っていたけど、出ても全部Suicaとカードで決済するつもりだったので現金はいらなかった。

帰国の時であれば、エアポートホテルか機内ですね。

2018年5月は台北からそのまま羽田におりたので、機内で。

2017年11月はエアポートホテルに宿泊していたので、その段階で台湾財布はヨーヨーカー一枚を残してキャッシュ(ほとんどなかった)の入った台湾財布はスーツケースの中に。ヨーヨーカーの中に500元近くあったし、クレジットカードでお土産を買い、飲み物はヨーヨーカーで購入できるのもわかってましたから、台湾財布にもう用はなく、むしろ次のトランジット地の香港財布を出していました。その後、香港を出て次の目的地は那覇なので、気分は悪かったけど、機内で日本財布を出す、みたいな。

理由はね、私は現地の空港でごちゃごちゃしたくないの。

日本の空港でもサッと抜けたいことの方が多いし。

今回お話をしてくださった方は、カウンターで入国審査の紙を書いているそうです。配らない航空会社だった。配ってくれるんだったら、ペンはカバンの中に入れて機内に入り、書類は機内で書いて、パスポートに挟んでおけます。防犯上、意識的にバッグの開け閉めの回数を意識的に減らそうとしておりますよ。(とはいえ、狭い機内の中ではしょっちゅう出し入れしてるけど)

空港でバッグを開けるときは、(重たいのもあるんだけど)、どん!とカウンターその他に乗せた上で手をかけています。

姉さんはガイドブックはいつ見るの?

基本入国カードは機内で書き終えます。もちろんLCCや九広列車みたいにくれないこともあるから、確実なことは言えないんですが。でも入国カードもそのまま書いちゃうから何かを見ることはないなーって。事前に何かをみて予習するということもない。

見て確かめたかったのもよくわかるので、それを責めるわけじゃなくて。単純に私の行動パターンではないってことよ。

ガイドブックに関して私の行動パターンを思い出してみましょうか。

香港・台北なら空港到着段階でガイドブックを見ることはないです。それは土地勘があるからできることだと思ったでしょ?

仮にこれが全然土地勘のないソウルに到着するとしますよね、私が。今回はトランジットでもなければ、韓国女子が迎えにきてくれるわけでもなく、ホテルに行かないとならないという条件でね。

この場合はどうするかなーと真剣に考えてみます。(実際にソウルに行くか、釜山に行くか考え中)

空港からホテルへの行き方はあらかた調べて、具体的なバスなどの数字は覚えてなくてもいいから順番だけ覚えて、詳しいことは紙(大抵ホテルの予約票の裏)に書いておきます。だから到着直後にガイドブックを見ることはほぼない。あと、ホテルにいくルートは事前に調べてる、というよりも空港もしくは使う駅との関係でホテルを選んでいくので、直前までホテルへの行き方がわからないということはまずあり得ません。調べて何かに書いてます。頼りにするのはむしろGoogle Maps。

イミグレが長くて暇なんでガイドブックでも見ようか、というのはよーくわかるんだけど、私は最近購入する「ガイドブック」は全部Kindleです。なので見ることがあってもスマホなの。スマホを取られるとピンチだし、Google Mapsにおんぶに抱っこされてる状態なので、スマホをなくすと大変困るのが私のスタイルの大きな弱点です。が、スマホは二台は持ってるから・・・。

SIMがある場合は着陸直後にオンにして電波を掴まむようにして、カバンに投げ込んでトイレに行くと。でトイレで手を洗ってスマホを一つ確認したら出たらなんか電波掴んでるんじゃね?パスポートとスマホを片手にイミグレへ向けてGO!みたいなのがパターンかな。

じゃあ、ガイドブックはいつ見るの?

一番ガイドブックを見るのは計画中。旅行中ではまずはホテル。そして実際に目的地=観光地に行くときですね。

スマホをなくさなくて本当に良かったよ

あと、この方はスマホを取られなかったのも幸運でした。連絡手段まで奪われると悲惨ですから。 事前にAmazonでSIMを買っておられたのは大正解!

香港空港に到着してすぐにSIMを買うのは悪いことではないし、私もやらないわけじゃない。でもカバンの開け閉めの回数を減らしてしまえ、という観点からは、機内もしくは搭乗前に現地のSIMを入れておくのは防犯上有効なんだなーって思った。

香港ならSIMも本当に安いの。

こういうことがあるので、音声通話があるSIMがあるなら、それを選ばないという手はないです。通話アプリよりも通話機能のついたSIM。(韓国で使ったWi-Fiが、Skypeを使わせてくれないので韓国の友達に電話するのに日本の音声ローミングを使わねばならなかったことがあった)

もう一つ、ローミングできるSIMにしておいて、こっちの調子が悪かったら現地でSIMを買うかね、というのは一つの手です。

香港女子ズに言わせると、香港で物を失くした・取られたらまず出てくることはないそうです

ねえ、聞いてよ、読者さんで香港でお財布を取られた方がおられるんですって・・・とアネキたちに投げておくと、みんな大ショックを受けました。お客さんに気持ちよく過ごして帰って欲しいものね。

アネキたちによると、香港で物を失くした・取られた場合は、まず出てくることはない。

アネキたちの体感として、「(スリのような)軽犯罪は増えたような気がする」、だそうです。みんな30代後半なので80年代の香港で子供時代を送ってる人たちから見てのことよ。

一人、スリを目撃して取っ捕まえようとして人ごみの中で格闘することになったことがあるという話も聞いたのですが、取られた人・アネキ・たまたま通りかかった非番の警官・警備員のおっさんの四人だけで誰も素知らぬ顔。そしてスリがようやく抵抗をやめたところで今度はスマホでパシャパシャだけだそうですよ。

「一体香港はどうなったんだー!」というのが香港に産まれて香港で育ったアネキたちの嘆きです。

学び取れることがあるとすれば

今回のショッキングな話の中で学びとれることがあるならば、こういうことでしょうか

  1. 比較的治安の良い香港でも、財布を取られることはある
  2. クレジットカードをせっかく複数枚数持っているなら、分散させて持とう
  3. カード会社の連絡先はわかるようにしておこう
  4. ホテルは事前決裁しておけ
  5. 現地から通話できるようにしよう

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