このページは、現在購入できるSIMの紹介ではありません。
2015年から2019年ごろに、中国旅行で実際に使ったSIMや、知人から聞いた利用記録を残しておくためのアーカイブです。
初中国から始まったSIM探し
2015年4月、初めて中国本土へ行きました。

行き先は広州。
当時は今のようにeSIMが当たり前ではなく、中国旅行でネットを使うには、
- 現地SIM
- 香港SIMの中国ローミング
- 端末の周波数対応
- APN設定
などを自分で確認する必要がありました。
中国聯通香港(China Unicom Hong Kong)
私が中国旅行で一番使ってきたのは、中国聯通香港(China Unicom Hong Kong)のSIMでした。

一番安心して使えた中国向けSIMでした。
理由はシンプルで、
- SIMフリー端末なら比較的対応しやすい
- LTEや3Gが中国独自規格ではなかった
- 実際の利用で安定する場面が多かった
からです。
もちろん、最初から順調だったわけではありません。
2015年広州旅行:跨境王で苦戦
初中国本土旅行で使おうとしたのが、中国聯通香港の跨境王。

しかし、これがなかなか手強かった。
香港ではPCCWの電波は掴むものの、アクティベートできない。
中国へ入れば使えると思ったものの、今度は中国側で電波を掴めない。
結果、期限内だったにもかかわらず広州では利用できませんでした。
後に香港トランジット時に再挑戦し、アクティベート自体は成功。3回くらいチャレンジして、掴んだのはPCCW。
しかし、
- APN設定
- LTE設定
- 接続先
などで苦戦。
まず、PCCWのままではAPNに入力できません。また、上に書かれているのは「3gwap」ですが、SMSで送られてきたのは「3gnet」です。
3HKにしようとするのですが、3HKではLTE、3G、2G全てができませんでした。
今見ると、SMSでHKD35で100MB/月とか書かれているのですが、そちらの申請を先にした方が良かったのでしょうか・・・
帰国後、LTEを無効にしてWCDMA/GSM設定にすると利用できたという情報を見つけました。
データ通信を確立しようと空港でエンコラしていましたが、らちがあきません。何か勘違いしているのかもしれないし、店舗に行こうと思いました。でも、空港には店舗はないのですよ(2015年6月現在)。
中国移動はブースが出発階にあるので、そちらの方がフォローしてもらえるのがいいと思いました。
予定が変わったので「遅くなるよ」とホテルに電話することにしました。
音声通話は無事に可能でした。
帰国後ですが、こういう方を発見しました。
上記のように「WCDMA/GSM(自動接続)」の設定、つまりLTEを無効にすると通信できるようになりました。
「LTE/WCDMA/GSM(自動接続)」の設定、つまりLTE有効のままだと、なぜかうまく通信できないようです。
・中国联通香港のSIMカード「跨境王」を香港と中国・海南島で使ってみたの編 (IT Travel Blog)
これは設定してませんでした。
当時は「SIMを入れれば終わり」ではなく、端末設定との戦いでした。
2016年上海:中国聯通データSIMを利用
2016年1月にデボー通り(トラムの通り)を歩いていて、上環もかなり中環に近づきました。ここにユニコム(ChinaUnicom・中国聯通)のショップがありました。

条件は、データ通信がメイン、です。
- データ通信中心
- 香港でも中国でも利用可能
というもの。
上海では、
- APN:3gnet
- データローミングON
で利用。
設定は比較的簡単で、電波を掴むと自動設定されました。
この時、中国移動香港SIM(4G)も一緒に持っていましたが、ホテルでは中国聯通(3G)の方が安定。
速度よりも「ちゃんと繋がる」ことの重要性を感じました。
中国聯通香港4Gを浙江省で利用した例
中国ツアー、行きたかったな。。。
2016年11月、行かれるネッ友さんに、4G対応の中国聯通香港SIMについてお聞きしました。(4Gの分のお代は払ったのよ、私が)

結果は非常に良好。
- 横店
- 象山
- 山間部
などでも4G接続。
一方で、同時に持っていた3G SIMの方が不安定だったとのこと。
端末との相性もありますが、中国聯通香港は旅行者向けとして扱いやすいSIMでした。
さて、お使いになった方の設定のスクショ。
APNの設定をしてくれ、の画面が出ました。(実は日本で入れられたことがあって、この画面が出てキャンセルを押されたんだそうな)

そして、開通するとSMSが飛んできます。

隠しているのは電話番号です。二度とお使いにならないだろうとは思うけれど、一応。
そして設定はこの通り。

4Gが出ていますね。
中国移動香港(China Mobile Hong Kong)
中国移動香港は、中国聯通香港とは性格が違いました。
↓一番初めのこれは、広州ですぐに使えたんだったっけな。

最大の特徴は、
端末対応が重要
ということ。
中国移動は中国本土でTD-LTEを利用します。
そのため、
- Band 38以降
- 対応端末
が必要でした。
香港空港で購入したSIM

2015年、香港空港の中国移動ショップで購入。
内容:
- 10日間
- 1.5GB
- TDD-LTE
- 香港・中国本土利用可能
しかし、この時(香港で)使おうとしたiPad mini 2は対応しておらず。
SIMではなく、端末側の問題でした。
Xperia Z5 Compactで上海にて再挑戦
その後、中国移動のTD-LTE対応を意識してXperia Z5 Compact(日本の技適がある、香港版=SIMロックされてない)を用意。
Z5CのTD-LTE部分の対応周波数帯はB38,B40ですって。
・List of LTE networks in Asia(Wikipedia)
2016年の上海で実際に利用しました。
機内でSIM交換。
着陸後に、アナウンスで「これより電波を発信するものをご利用いただけます」と言われたら、機内モードを解除して、モバイルデータ通信と、データローミングをオンにします。
- データローミングON
- モバイル通信ON
- 再起動
という手順です。もう少し詳しく書くと。
APNは自動では認識したような記憶があります。1:23になっていますが、これは日本時間ですね。

これだけではデータローミングをはじめてくれません。一度、電源をオフして再起動します。
すると、しばらくするとSMSが大量に送られてくるようになりました。こんなかんじ。

この番号は55309761ですが、リピートするつもりはないんで、隠さなくてもいいや。04/05/2016というのは、4月5日ではなくて、5月4日、と言う意味です。多分。
電波をつかみ始めました。

これさあ、音声通話はできないんだけど、VoLTE対応なんですってよ?
するとSMSが届き、通信開始。
R表示事件
最初、電波表示の「R」を見て、

2Gに落ちている?と思いました。しかし、これはローミング表示なのよ。
俺がアホだった。ごめん中国移動香港。ごめんXperia、君らが悪いんじゃない。俺が悪いんだ。。。
実際には、
- 虹橋空港で写真アップロード
- 市内利用
ができていました。
Xperiaも中国移動香港も悪くなかった。
弱点
しかし私の場合、宿泊したホテル(南京東路)が電波が弱く、特に夜は非常に通信しにくかったです。
- 電波が弱い
- 場所によって速度低下
がありました。
一方、中国聯通香港はホテル内でも安定。
結果、
- 中国移動香港=条件が合えば速い
- 中国聯通香港=安定性が高い
という印象になりました。
中国購入Huawei+中国移動香港の成功例
別の方は、中国購入Huaweiスマホ+中国移動香港SIMで非常に安定していて、浙江省でも問題なく利用できたそうです。
ここからも分かるように、この頃の中国移動香港はSIMそのものより、端末との組み合わせが重要でした。
3. その他の香港SIM
香港「3」のSIM(2015年)
香港では、
- APN設定不要
- 電波良好
- 速度も十分
で快適でした。
中国移動ローミングも利用できました。
ただし、
クーポン残高切れにより、
- SMS不可
- 電話不可
になるという失敗も経験。
プリペイドSIMは残高管理も重要でした。
ポケットWiFi+SIMについて
当時、読者さんから、
「ポケットWiFiにプリペイドSIMを入れて使いたい」
という相談もありました。
しかし実際には、
- 設定が難しい
- APN確認が必要
- USSD操作が必要な場合がある
- 端末相性がある
という問題がありました。
私は、自分で設定できない機器で使う方法はおすすめしない。
2016年にユニコムの3GSIMをポケットWiFiに入れてお使いになろうとした読者さんがおられたのですが、実際には使えなかったことがありました。挙げ句の果てに、中国のユニコムのお店に行って断られたんだって。(そりゃそうでしょ……これ、香港のSIMだから)
2017年にもユニコムの4GSIMをポケットWiFiに入れてお使いになろうとした読者さんは、自分では設定できずに添乗員さんにお願いなさったとか。たまたま中国専門の旅行会社を使って、そういうことに慣れておられる添乗員さんだったからよかったものの。
私個人は、ポケットWiFiを買ってきてそれにプリペイドSIMを入れるということはしないのでなんとも言えません。いずれにせよ、自分で設定できない・USSDも打てないものしか使わない、というのはどーなんだろうね。
まずは、3Gのものを2016年の上海旅行で利用しました。
一緒に持っていった中国移動の4Gが掴みにくい場所(ホテル)でも、非常に快適に3Gを掴んでくれました。
これの4G版を2019年に香港・マカオで使いました。

中国本土に関しては、珠海行くかなーと思いつつ。行かなかった。ただ、フェリーの上で一瞬「China Unicom」という電波を掴んだので、ひょっとするかもしれない。
このユニコムの4GSIMは、2016年11月に杭州で使ってきていただいたんだけど、設定も楽だったそうです。⇒4G対応の中国聯通香港SIMを浙江省で使われた方にお聞きしました
もう一つ跨境王加強版を使いましたが、これはすでに販売停止。実名登録をしてキープしていますが、新規に購入できるものではありません。⇒跨境王加強版(3G・デュアルナンバーSIM)を実名登録して、使い続ける記録
なにはともあれ、私はユニコムのSIMを結構使ってきたしおすすめしますよ、ということです。
深圳に住んでいた香港人もユニコムをおすすめしたよ
また、深圳に住んでいた香港女子(すでに香港からも深圳からも離れています)によると、政治的な季節のときには、ポストペイドプランででも中国移動はローミングできなくなってしまうんだそうな。「大きいから当局から目をつけられやすい」だそうです。
そういうときも中国聯通はローミングできるみたいだそうです。「ユニコムは小さいからね」だそうな。それもあって、ユニコムをおすすめするよ。













