京阪バスの「京都定期観光バス」のツアーで、「嵐山・金閣寺・伏見稲荷」コースを買った話なんですが、それぞれについては、リンクを貼るんで見ていただけると嬉しい。
これ、実はKkdayで購入しました。モニターじゃないわけだよ。これがまた、面白いことに外国語コースになってたんです。今回、私は台北から関空に降りたんで、ある意味正しい。
一時期日本語になってたけど、今は英語しかないかもしれない。
Kkday Day Tour From Kyoto: Arashiyama, Kinkaku-ji, and Fushimi Inari Shrine
英語しかない理由はね。
どうやら販路で日本人(というか日本語)か外国語か決まっていて、KKdayさんで購入すると、外国語枠になる。
乗る前に
事前にバウチャーを烏丸口にある窓口で引き換えるんですが、路線バスの「京都駅 烏丸口」のターミナルからは結構距離があります。時間に余裕を持ってね。
で、時間が来ました。
バスに乗ります。このプランはバスが一台だけでしたが、なんと!満席。平日なのに。
乗るときにチケットをガイドさんにお見せするのね。そうすると今回のガイドさんからパンフとクーポン一式を渡されますが、そこで私は外国語の音声ガイドの入ったものも渡されました。「あれ?日本語できるの?」って言われたんだけど、「外国語コースだから」というわけで、イヤホンもパックに入っていました。
ほおおおおおおおおお!って。
もちろん、このイヤホンは事前に数カ国語のコース案内が入っているだけで、ガイドさんの同時通訳ではありません。
パンフは英語でも書いてあった。特に放流される嵐山では便利なことでしょう。
そして、このワッペンを見えるところに。私はパーカーを脱いだりするかなーって思って、ジーパンにしておきました。
これが、天龍寺や金閣寺でのチケットがわりになります。
(ガイドさんたちは本当によーくお客さんの顔を覚えているので、今日の自分の客ではないかどうかはすぐに判別しちゃいますよ。なので変なことには使わないように)
また、ガイドさんは何時にどこに集合というのに、紙のボードを使っておられたので、外国人にもかなり親切であろうかと思いました。
さすがにね、回数をこなしておられます。あしらい方がうまい。
ルート
嵐山
嵐山では、天龍寺の駐車場に止まりました。
2時間くらいありますが、本当に「見たい」と思っているなら本当に時間がない。ご飯を食べる時間もありません。
「天龍寺→竹林の小径→野宮神社→竹林の小径→亀山公園→桂川のほとりを歩く→渡月橋往復→嵐電嵐山駅→天龍寺周辺」
今回の嵐山はこんな順番で。
金閣寺
金閣寺は駐車場があってそこに止まる。ただし、40分くらいしかなかったような気がする。そしてすっごい人。
人で疲れるわーって、そういえばここでコーラを買ったんだった。京都ボトル!
伏見稲荷大社
これもかなり人が多かった。けど、金閣より密集しない。広いもの。
稲荷山の登山に行っちゃダメですよ。とはいえ、人がさっさと登って行くところがあったので、登るのは5分だけと決めて登ってみると、神宝神社に行けちゃった。
なお、ここでは外国語のガイドさんが参加されました。数カ国語がおできになるのかなあ。英語と韓国語と中国語で話しかけておられました。英語はすごく滑らか、韓国語はそうだとしかわからない。中国語は「日本人が一生懸命話してます!」ですけど、姉さんよりもはるかにはるかにお上手です。決まったフレーズがあるのかもしれないけど、すごいよね。
伏見稲荷に行く京阪のプランは他にもあるので、一人の方がその日の京阪の伏見稲荷のパートを一手に引き受けておられるのかも。
なお、私は英語で話しかけられませんでした。
伏見稲荷は人混みで気分が悪くなるわけではなかったので、多分一人で行ける。
ツアーにしてどうだったか
そもそもツアーにした理由
金閣寺なんて一度行けば満足するところナンバーワンじゃない?私も子どもの頃に行ってるんで別にいかなくてもよかったんだけど、「とはずがたり」の舞台だし。伏見稲荷は行ってないので行きたいし、みたいな。
しかし、金閣寺と伏見稲荷は絶対混むのでヘロヘロになってしまい、一人で行くとホテルに直帰して寝ちゃいそうだって思いました。嵐山は行ったことがないけどこれまた混みそうでしょ。混むところは、移動の心配をしないで済む(=移動中にうたた寝できる)プランを買ってしまうのが一番だと思ったの。
実際どうだったか
ほんっと、それぞれ時間がなかったのがもったいなかったような気もします。そりゃ、ゆったりしたければ、ゆったりできなくはないです。嵐山でも天龍寺を見て、すぐそばの湯とうふ屋さんででもランチ懐石があっただろうし。金閣寺もまあ、「歩くだけ」かな。石段あるけど。伏見稲荷も本殿で参拝すればいいかな、くらい?
私は「ちょっと見たらいいかな」ではなくて、がっつりやりたいわけよ。ああ、時間がなかった。
しかし!
竹林の小径で人酔いしかけ、金閣寺でウゲー、伏見稲荷は混んでなかったけど、というわけでねえ。
一人で行ってたら。ホテルは嵐電四条大宮駅も近いのよ。四条堀川だったから。
嵐山で、おえーってなって、嵐電で四条大宮へ。
金閣寺で、うげーってなって、嵐電で四条大宮へ。というのが目に見えてましたわ。
ある意味、自由が効かないのでとても楽でした。
ノルマをこなす雰囲気になるのは仕方ないかね。
しかし、京都の夜は早いのね。その分定時に上がれるのかもしれないんだけどね。
16:00過ぎに京都駅で解放されると、微妙なのよ。次にどこに行きますか?ってなる。
だって、16:30でもう入れません!ってところが多いし、御朱印も16時で受付終了のところもあります。
朝の早いお寺は特にそうで、夕方以降に行くなら神社です。
17時過ぎくらいだったら、神社は境内がオープンになってるところは多いし(閉めるの?)、秋なのですでに日が暮れる頃だけどね。軽くライトアップもされているし、大きめの神社なら人もたーくさんいるので、怖くないです。
この後に行ったのは、平安神宮。⇒岡崎:夕暮れの平安神宮
日本人による、外国語コースの使い方
「外国人が日本のオプショナルツアーに参加する」とどうなるのか、どうできるのか、を考えるには、やはり外国人観光客の集まる京都。定期観光バスも昨日今日始まったものではありません。外国語サービスも、本当に回数と人数をこなしている会社がどうやっているのか、見てみると本当に面白いよ!インバウンド施策を考える立場の人は、本当に、一度体験するのをお勧めする。
また、外国から訪ねてきた人を案内するのに、こういうツアーを買ってしまえば、オーディオガイドが場所の解説をしてくれるので、自分が訳する必要などがなくなるので少し楽になるよ。実際にそういう感じの人もおられました。このプランは6500円なんで、京都外に住んでいるなら、レンタカーを借りたり、タクシー代を考えるとすごく安いと思う。
接待には微妙?かもしれないけど、20代から30代くらいの、日本の神社仏閣にちょっと興味があるような独身の友達(来日一度目)が単身で遊びに来たときに、このプランなら有名どころががっつりと入っているので、使ってみるといいかなーと思いました。
Kkday Day Tour From Kyoto: Arashiyama, Kinkaku-ji, and Fushimi Inari Shrine
レビューを見る限り、香港のオプショナルツアー会社のKlook経由で購入しても、同様に外国語コースっぽい。
Klook Arashiyama, Kinkakuji Temple, and Fushimi Inari Shrine Whole Day Tour in Kyoto