天龍寺を出たら、竹林が広がっていて、ああ、これが噂の「竹林の小径」。(天龍寺についてはこっちに書いたよ!⇒嵐山:天龍寺は元亀山殿)
これがもう、すっごく混んでた。
さすが。
京都の市街地ではフランス語をすごく良く耳にしたんですけど、嵐山に来るとかなり中国語を聞きました。格好と仕草見れば、特に女子ならそれなりに見当もつくんだけど、発音で、台湾か中国か9割くらい確定できるんじゃないかと思う。私の見立てではこの時は大陸の人だらけかなー。ツアーがあったのかな?(私は台湾通いをするのもあって、中国語を学習中です ⇒ロゼッタストーンで中国語)
野宮神社
楽しんでくれたまえとは思うんだけど、人混みにうっわーと思いながら野宮神社へ。
この野宮神社の鳥居は木の皮を剥かず黒くて、これが古式の鳥居であろうと言われているというのが有名ですね。
実際に見ると、なんかプラスチック!?みたいな質感でショックだったんだけど、脇に書いてあったのが、「クヌギ材の表面を樹脂加工した」んだそうですよ。それならわかる。
ここは伊勢に下る斎宮が身を清めた「野宮」の跡です。大変神聖な場所だった。
御朱印:300円
竹林の小径
ガイドさんは時間がないので、野宮神社から竹林の小道を出るのがおすすめだと言っていたのだけど、そっちに行ってしまうと、人だらけでさ。
それで反対側、亀山公園の方に行きました。逃げたと言って良い。公園には外国人観光客らしき人は少なかったです。
ただし、そこまでの竹林の小径がこれ。
もう、みんな記念撮影&自撮り大好きだもんね。私も撮影しまくってるので、非難してるわけじゃないよ。ほんっと、楽しんで。日本人は日本の観光地にお金を落とせなくなってるから、たくさん落として。そうしたらこの竹林の手入れもできると思う。
野宮神社の手前だったかな。小径の脇で人力車が走るの。絵?何?って思うよね。
途中で止まって、記念撮影してもらうのね。その手前というところです。すっごく良いね!
ここは私道です。我々、人力車の客ではない人たちは入れません。
そうなると、外からこういう写真が撮影できちゃうの。一応、撮影禁止の文字がないか確認しましたが、私道につき進入禁止のみを見たので撮影してます。
いやさあ、「嵐山」「竹林の小径」で人がぜんっぜんいない写真が結構あるじゃないですか。私のようなアマチュアが撮ったんだなって写真が。全員が全員朝めっちゃ早く?と思ったらそうじゃないのね。人力車のための私道を撮影していたんです。謎が解けてよかった。
2022年の様子
この次に行ったのは亀山公園。その前に、2022年の様子を見ておくれ。これ、早朝じゃないの。お昼の12時!
ガラッガラ。人の気配はあります。このときも前に人がおられるし、後ろで声もしてる。というか、「すみません」ってカメラ渡されかけた。ほら、大きいカメラを担いでるじゃないですか、姉さん。とはいえ、この写真はiPhones13Proです。普段なら撮りますけれども。このご時世では他人の触ったものにできる限り触りたくないー。こわいー(→↓→で発音してな)。
下から2018年にもどります。
「源氏物語」
源氏物語ゆかりの、というのは、六条御息所ゆかりの地です。源氏の正妻の葵の上に嫉妬して生き霊になって殺しちゃう、あの人。葵の上没後、御息所本人も自分の嫉妬心にほとほと嫌になるし、源氏も御息所の生き霊が殺したの!?gkgkbrbrbで距離をおいてしまうので、御息所はこの源氏との恋を諦めることにします。
その後、六条御息所は前坊(即位せずに亡くなった太子)との間に産んだ娘が斎宮に選ばれたので、娘に付き従って伊勢へ下ると決意して、娘と一緒にこの野宮にいた、という設定です。
伊勢に下る前に源氏はきちんと別れようと思って、この野宮に来る。自分から来たのに別れ話で源氏はギャン泣き、御息所も後ろ髪を引かれる思いで二人は別れ、源氏は御息所に立派な選別を送ってやる(賢木)。しかし、その直後に朧月夜事件を起こしたり、ロクでもない男ですよ、本当に。
まあ、読んでごらんなさいませ。
・http://www.genji-monogatari.net/html/Genji/combined10.1.html
この後六条御息所と源氏はどうなるかというと、斎宮の代替わりで帰京後に御息所は病気になり、頼る相手が源氏(明石から帰還後)しかいないんです。で、この斎宮には手を出すな!と釘をさしておいて、六条の屋敷を源氏にくれてやって死んじゃいます。源氏はその周辺の土地を購入して六条院にするわけだ。この斎宮は源氏の養女として冷泉帝(源氏と藤壺の子)に入内して「秋好中宮」になる、あの人なわけよ。(六条院の秋コーナーがこの中宮の里邸になる。)
ポイントポイントを見ると源氏はロクでもない男だけど、関係を持った女の人はちゃーんと最後まで世話をしてやるし、御息所の言いつけは守って娘には手を出さずに中宮にしてやるんです。ここまでやってこそのイケメン。
だからさあ、「ただしイケメンに限る」ことを形だけなぞってもダメなんだよ、後深草上皇@「とはずがたり」よ・・・。
「とはずがたり」というのは今回の順礼の裏テーマで、鎌倉時代の女房日記です。内容はかなりエグいんですけど、面白いの。本当にエグいので要注意。読むなよ?読むなよ?
今回の嵐山はこんな順番で。
このプランについてはこちらに。⇒KKdayで京都定期観光バスのツアーを購入したら、外国語枠だった!