2016年の上海は三泊四日しました。深夜に到着してエアポートホテルに宿泊したので、言って見れば上海市内では二泊三日です。
面白かったよなあ、上海。
海外旅行リブート状態ですが、中国旅行は上海からリブートしたいところ。いや、144時間トランジットビザのことを考えると北京か?と思いつつも、やっぱり上海よな、というお気持ちです。
一部2016年のスクショなどありますが、来るべき2023年上海旅行に向けて、復習がてら2023年の上海ってこんな感じ?行けるなら探ってきたいのはこの辺りよな、と予習するのがこの記事の目的です。
フェリーにも乗ったし、地下鉄1日乗車券などよりも、交通カードが便利だった
2016年は上海では、リニア片道に、フェリー1往復と地下鉄に乗りました。バスには乗ってません。
HPで見るとこんなのありますね。

当時の地球の歩き方によると、地下鉄の1日乗車券、3日間乗車券が存在します。いずれも24時間、72時間という区切りです。24時間乗車券は18元、72時間乗車券は45元です。
さらにリニア片道+地下鉄の1日乗車券であれば55元、リニア往復+地下鉄の1日乗車券は85元でした。
少なくとも、今回、実質上海では二泊三日だったので、72時間乗車券があればいいのではないかと思いました。48時間券があればベストだったのだけど。
一日乗車券は、フェリーやバスには使えないし、リニアの駅で交通カードが購入できるし、リニアの割引もあるのでカードを購入したというわけです。
リニアの駅で交通カードを購入した
私はリニアの駅で公共交通カードを購入しました。

現金のみで100元支払いました。20元が押金(ヤージン。デポジットのこと)で80元をチャージしてもらいました。
上海公共交通卡のHPでいくら残っているのか確認できます。↓2016年だね。

14元残っています。
使用した内訳は
- リニア(40元)
- 地下鉄(南京東路まで)
- 船往復4元
- 地下鉄(南京東路ー南京西路)
- 地下鉄(南京西路ー新天地)
- 地下鉄(新天地ー南京東路)
- 地下鉄(南京東路ー人民広場)
- 地下鉄(静安寺ー南京東路)
- 地下鉄(南京東路ー虹橋2タミ)
です。つまり、リニアを除いて26元しかかかってないんです。
だってね、かなり長距離になる南京西路から虹橋空港2タミまでがなんと、

5元とかそんな世界なんだもの。
本当に。上海の地下鉄は安い。
チャージをすることもなかったですが、その代わりリファウンドもせずに、日本に持ち帰りました。
おそらく、2023年6月段階ではこのカードはロックされている
元は2年間の未使用でロックだったのが、5年間の未使用でロックに変わっているようです。ロックされてることは確実です。ただ2016年に購入したカードだしねえ…と思ってて。
ロックされている公共交通カードは、窓口でロックの解除ができるようです。
その窓口だけど…浦東空港のリニアの窓口だったらロックの解除ができるかしらね…。と期待してます。新規購入ができるかわからんのよね。古すぎてアクティベートできません!ということになっても、新規購入ができるなら問題ないし。
アクティベートもダメ、新規購入もダメなら、もう一つ。実は北京市発行の全国共通カードをメルカリで買ってて。これを上海でチャージしたらアクティベートできるのか探ってきたいです。おそらくそれはできないのではないかと思われる。(あと、北京の方はWeChat Payが使えないとオンラインチャージできなさげ)
上海交通卡というアプリで、アリペイ経由でチャージ可能
NFC対応iPhoneでは、「上海交通卡」というアプリが使えます。アリペイで認証させて、交通カード(物理)にチャージできました。まだ吸い取ってません。
ポイントは、このアプリとアリペイの電話番号を一致させることです。これで実名認証できました、と。ただ残念ながら、このアプリ、電話番号が+86、つまり中国しか選択できないのではないかなあ…。私は中国の番号をキープしてるのでできました。同じ方法では中国の番号を確保できないから要注意。何年も何年も中国に行かないのにキープし続けた俺、グッジョブだった。
「卡片」で読み取って、いくらあるか確認できますし、「充値」からチャージできます。物理カードなので、アプリ上で購入した後に、またカードをiPhoneにタッチしてチャージする必要がありました。

チャージしたんだけど、有効期は2021年のまんまなんですよ。チャージするだけでは有効化できなかったっぽいです。上海に行ってから窓口に行こう。
チャージは、アリペイ(日本で発行したVISAカード)でのチャージです。額を選択し、支払い方式を選択して、アリペイに入れば、購入できました。アリペイちゃんと使えるぞ…。

で、アリペイ側で確認しよう。

ちゃんと購入できたっぽいです。
中国発行の銀聯カードなしに、Apple Pay上で上海公共交通カード発行できる!(2023年6月)
そして、2023年段階では、特に中国モードにする必要なく中国各地の交通カードを入れられるようになりました。発行できちゃったわよ。

吸い取るのではなくAppleのウォレットから新規発行をするためには中国発行の銀聯カードをApple Payに入れておかないとならないっぽく、さらに私のANAカード付帯の銀聯カードはApple Payに入れられません。ということで発行できない。
吸い取ろうにも14元しかなかったから、吸い取れなかったし。チャージして24元にしたんだけど、有効化できてないから、まだ吸い取ってません。
全国共通の一卡通(T-Union)バージョンのモバイル上海公共交通卡を発行する
だがしかし!アリペイと、上の上海公共交通卡アプリを使って、中国の銀聯カードなしで、全国共通の一卡通(T-Union)バージョンの上海公共交通卡の発行ができる!しかも、ものの三分間で!!!!
実は上海ではないところに行きたいなあと妄想してるところだった。しかし市内の移動…アリペイで?QRコード面倒だし…と思ってたんだけど、市内の移動できるじゃん!
必要なのは、アリペイと実名認証済みの上海交通卡アプリ(私は上にも書いたけどアリペイで実名認証した)。
アプリの「手机交通卡」のところをクリックして進めば問題なかった。

支払いはVISAだよwww。今レートも悪いし20元のデポジットというか、下にも書くようにチャージできることを確認するための20元のみです。(ここでもカード番号裏のコードを聞かれたけど、アリペイ、毎回聞くんかいな…)Confirmをクリックしたら、Appleのウォレットに移行します。

まーじで発行できちゃった。

20元支払いましたーって。交通カードアプリの中に、存在するのを確認して、おっかなびっくり、ウォレットを見ると…あったー!!!!!
20元はデポジットではなく、チャージできることを確認するだけでしかなかった模様ですね。
下にも書いたことだけど、北京では(行動制限にからんでなのか)外国人は一卡通が発行できないのだという説があって、ひょっとしたらパスポートで登録しているからできないかもしれないし…と思ってのだけど、発行できるじゃん。
なので、上海がリブート一番初めの都市じゃなくても、これを使って移動できるぞ!万歳!
アリペイでチャージできるのはわかったし、もう中国の他の地域の交通カードは多分基本いらなさそう。
もう一つ知りたいことは、紫の上海用カードを吸い取ったら、全国共通カードになるのかってこと。でも、これはこれで、上海に行ったらやってくるよ!!!
どこかの都市で全国交通一卡通互联互通(China T-Union)を買ったら良さげ。(私は上海のカードを発行済み)
全国交通一卡通互联互通(China T-Union)といって、中国全土で共通で使える交通カードがあります。もう一度出す。

カードの右下に赤と緑のマークがありますよね。これが全国共通カードのマークらしいです。
…Suicaがそのまんま福岡で使えるようになったとか、そういうレベルではないようで、どうも以前のカードとはモデルが変わってるっぽいのよ。実名認証が必要なのかも。(悪いことはしませんが、悪いことをしないからこれを許容できるかというとそれは別の問題。だが、外国人観光客の立場では、何もできぬ。抵抗せずに観光できる方を選ぶ。行かせてくれ、西安!)
どのみち姉さんのHSK5級(言うても上から二番目よ!)の中国語では、交通カードが使えない範囲に行くのは、現地のパッケージツアーを使うしかないだろうし。
天猫では日本に送ってもらえない
天猫を見たら、北京一卡通公式店があるんです。おー!買ったろと思ったら。

「法律やタオバオの方針によって、この商品はあなたの国に発送できません」
来たー!
こう言う場合は、メルカリ見るんだけど、この赤緑のマークがあるカードを出品してる人がいるんですよ。多分中国にゆかりのある方なんだろうな。というわけで買ってあるのは買ってある。ただ、上海のカードを発行したから、いらんじゃろ。
https://en.wikipedia.org/wiki/China_T-union
https://zh.wikipedia.org/wiki/交通联合
メトロ大都会
最近ではマスターカードを「メトロ大都会」というアプリと結びつけることで、上海の地下鉄に乗れるっぽい。
http://j.people.com.cn/n3/2020/1106/c94475-9777527.html
2023年的に確かめてくることの一つ。マスターカードあるし。
ただし、QRコードって遅いじゃん。それで、メインにしたくないんだなあ。
アリペイのQRコードでも乗れそう
QRコードは遅いからメインにしたくない。ICカード式が良いのだ。ICカード式が。
iPhoneに吸い込めれば吸い込みたい。スマホのバッテリーが切れるとQRコードは使えないし。今のiPhoneはバッテリーが切れても、エクスプレスカードの決済は可能だからさ。
とはいっても、バッテリーは持ち歩きますしね。ダメならダメで…。
支付宝に日本発行のクレジットカードを入れることができたよ。⇒中国旅行に向けて、支付宝とTour Cardを導入してみる
これでTransportのところで、「カード」を取得して、乗れるようになったのではないかと思う。公共交通機関が使えないと、動きが取れないからさ。

概念としての「カードの取得」が必要でした。で、アカウントのアクティベートに使った個人情報入るんだよね…きっつ。でも仕方ないね。
アリペイのQRコードで乗ることができるのは事実ですが、決済に使うQRコードで公共交通機関をなんでも乗れるという意味ではないことに要注意。