2016年の上海は三泊四日しました。深夜に到着してエアポートホテルに宿泊したので、言って見れば上海市内では二泊三日です。
面白かったよなあ、上海。中国旅行に向けてリブート一発目は上海です。
2016年と比べると、なんか少し値上げしてるかな?と思うけれど、しれてるから。
2016年にリニアの駅で発行した交通カードを、2023年にアプリ上でチャージし、2024年に駅で使えるようにした。
これ。実体卡(実体カード)です。

2016年に現金のみで100元支払いました。20元が押金(ヤージン。デポジットのこと)で80元をチャージしてもらいました。
リニアは50元で。そのほかフェリーと地下鉄に乗って26元でした。14元残ってた。2021年に期限が来てるんだけど、2023年にアプリ経由で10元チャージしました(下に書いてます)。合計24元なので、別に使えなくなっても構わんっちゃ構わんですけどね。
2024年現在、これ使えるん?こういう人は何人もおられると思うんだけど、窓口でロックを解除してもらえば使える。
ロックされている公共交通カードを窓口で解除してもらう(2024年12月)
元は2年間の未使用でロックだったのが、5年間の未使用でロックに変わっているようです。2024年に使ったから、次のロックは2029年。んー、上海縛りやろ…?とも思う。
私は駅(世紀大道駅)の、交通卡のコーナーに持って行きました。係が機械にかざして「?使えるじゃん?」と言うので「これ、古いの」と言うと通じたようで。もう一度かざしてしばらくすると「ん。使えるよ」と。
リファウンドはできるのかもしれない。できないのかもしれない。滞在中にもしも24元を使い切ったらリファウンドしてもらうかねえ。下にも書いたけど、一卡通を発行してるのよ。
2016年にはチャージをすることもなかったですが、その代わりリファウンドもせずに、日本に持ち帰りました。しかし、上海縛りのバージョンの役割は終わってるわけで。
2024年12月現在、駅の自動販売機での新規発行は現金不可かも
2024年12月ですが、上海の地下鉄の駅で、新規発行するために本人確認などは必要ないようです。
ただし、どうも銀聯で支払うように、と書いてあるっぽいんだよね。銀聯以外でも支払えるんじゃないかとは思う。それで本人を追っかけていけるのかな。駅で写真の撮影がどこまで許されているのかよくわからないので、自動販売機の写真はない。悪しからず。
ロックを解除してくれた窓口には、⚪︎日乗車券なども売ってるようで、どうもクレジットカードが使えそうだったんだけど、わからんです。ちなみに、世紀大道駅のこの窓口は、駅の構内なので…入らないと行けないという謎仕様。南京西路駅だったと思うけど地上に交通卡のブースがあったよ。
銀聯Payでどうも地下鉄に乗れそうだけど、銀聯Payは上海市内でそんなに普及していないようで。
交通カードを用意しないなら、下にも書くけど、アリペイのQRコードでええんちゃいますかね。
上海交通卡というアプリで、アリペイ経由で実体カードにもチャージ可能
NFC対応iPhoneでは、「上海交通卡」というアプリが使えます。アリペイで認証させて、交通カード(物理)にチャージできました。以前は吸い取れそうだったけれど、20元切ってたから無理だった。
2024年12月現在では、ロック解除して20元以上あってもどうも吸い取れないと思う。
以下のチャージ部分は2023年6月です。
ポイントは、このアプリとアリペイの電話番号を一致させることです。これで実名認証できました、と。ただ残念ながら、このアプリ、電話番号が+86、つまり中国しか選択できないのではないかなあ…。私は中国の番号をキープしてるのでできました。同じ方法では中国の番号を確保できないから要注意。何年も何年も中国に行かないのにキープし続けた俺、グッジョブだった。
「卡片」で読み取って、いくらあるか確認できますし、「充値」からチャージできます。物理カードなので、アプリ上で購入した後に、またカードをiPhoneにタッチしてチャージする必要がありました。

チャージしたんだけど、有効期は2021年のまんまなんですよ。チャージするだけでは有効化できなかったっぽいです。
チャージは、アリペイ(日本で発行したVISAカード)でのチャージです。額を選択し、支払い方式を選択して、アリペイに入れば、購入できました。アリペイちゃんと使えるぞ…。

で、アリペイ側で確認しよう。

ちゃんと購入できたっぽいです。
中国発行の銀聯カードなしに、Apple Pay上で上海公共交通カード発行できる!これをApple Watchに入れて上海で乗った
そして、2023年段階では、特に中国モードにする必要なく中国各地の交通カードを入れられるようになりました。発行できちゃったわよ。

吸い取るのではなくAppleのウォレットから新規発行をするためには中国発行の銀聯カードをApple Payに入れておかないとならないっぽく、さらに私のANAカード付帯の銀聯カードはApple Payに入れられません。ということで発行できない。
吸い取ろうにも14元しかなかったから、吸い取れなかったし。チャージして24元にしたんだけど、有効化できてないから、まだ吸い取ってません。
全国共通の一卡通(T-Union)バージョンのモバイル上海公共交通卡を発行する
だがしかし!アリペイと、上の上海公共交通卡アプリを使って、中国の銀聯カードなしで、全国共通の一卡通(T-Union)バージョンの上海公共交通卡の発行ができる!しかも、ものの三分間で!!!!
実は上海ではないところに行きたいなあと妄想してるところだった。しかし市内の移動…アリペイで?QRコード面倒だし…と思ってたんだけど、市内の移動できるじゃん!
必要なのは、アリペイと実名認証済みの上海交通卡アプリ(私は上にも書いたけどアリペイで実名認証した)。
アプリの「手机交通卡」のところをクリックして進めば問題なかった。

支払いはVISAだよwww。今レートも悪いし20元のデポジットというか、下にも書くようにチャージできることを確認するための20元のみです。(ここでもカード番号裏のコードを聞かれたけど、アリペイ、毎回聞くんかいな…)Confirmをクリックしたら、Appleのウォレットに移行します。

まーじで発行できちゃった。

20元支払いましたーって。交通カードアプリの中に、存在するのを確認して、おっかなびっくり、ウォレットを見ると…あったー!!!!!
20元はデポジットではなく、チャージできることを確認するだけでしかなかった模様ですね。
下にも書いたことだけど、北京では(行動制限にからんでなのか)外国人は一卡通が発行できないのだという説があって、ひょっとしたらパスポートで登録しているからできないかもしれないし…と思ってのだけど、発行できるじゃん。
なので、上海がリブート一番初めの都市じゃなくても、これを使って移動できるぞ!万歳!
アリペイでチャージできるのはわかったし、もう中国の他の地域の交通カードは多分基本いらなさそう。
「作れないんですが」「サポートして」と言われても無視するので、ヨロ。作れなかった人はアリペイなどで乗る、KLOOKで予約しておく、現地で買えないかさぐってみる、などしてみておくれ。俺は知らん。
まだKLOOKを使ったことがない人は、姉さんのコード使って。US$5もらえるよ。3GNSPY
2023年に作ったカードが、ちゃんと動くかなあ…と思い立って上海交通カードに再度アリペイでチャージしてみた。今度はWiseからです。だからマスターカードになってる。

いけるいける。上のスクショは、左がアリペイ、右がワイズです。
ワイズでの登録をバーチャルカードにしておけば。アリペイで削れないとしても、ワイズでバーチャルカードを削ってしまえば問題ない。という使い方が一番賢かったかなと思います。
紹介リンクではないので、どなたが申し込まれたか、姉さんにはわからないです。ご安心ください。
Wiseに関しては、こっちでどうぞ。⇒Wiseをかませて米ドル収入を米ドルのまま使おうという作戦
2024年12月にこれを持って上海に行くわけですけれど。Apple Watchに入れて使いました。バスにも乗った。
どこかの都市で全国交通一卡通互联互通(China T-Union)を買ったら良さげ。2024年12月に西安のカードを上海で使った
全国交通一卡通互联互通(China T-Union)といって、中国全土で共通で使える交通カードがあります。もう一度出す。

カードの右下に赤と緑のマークがありますよね。これが全国共通カードのマークらしいです。
…Suicaがそのまんま福岡で使えるようになったとか、そういうレベルではないようで、どうも以前のカードとはモデルが変わってるっぽいのよ。実名認証が必要なのかも。(悪いことはしませんが、悪いことをしないからこれを許容できるかというとそれは別の問題。だが、外国人観光客の立場では、何もできぬ)
同様に、西安のアプリから西安の交通カードを発行しました。物は試しと、西安の交通カードを上海で使ったけど、問題なかった。おっけー。
どのみち姉さんのHSK5級(言うても上から二番目よ!)の中国語では、交通カードが使えない範囲に行くのは、現地のパッケージツアーを使うしかないだろうし。
天猫では日本に送ってもらえないから
天猫を見たら、北京一卡通公式店があるんです。おー!買ったろと思ったら。

「法律やタオバオの方針によって、この商品はあなたの国に発送できません」
来たー!
こう言う場合は、メルカリ見るんだけど、この赤緑のマークがあるカードを出品してる人がいるんですよ。多分中国にゆかりのある方なんだろうな。というわけで買ってあるのは買ってある。ただ、上海のカードを発行したから、いらんじゃろ。
https://en.wikipedia.org/wiki/China_T-union
https://zh.wikipedia.org/wiki/交通联合
メトロ大都会
最近ではマスターカードを「メトロ大都会」というアプリと結びつけることで、上海の地下鉄に乗れるっぽい。
http://j.people.com.cn/n3/2020/1106/c94475-9777527.html
2023年的に確かめてくることの一つ。マスターカードあるし。
ただし、QRコードって遅いじゃん。それで、メインにしたくないんだなあ。
アリペイのQRコードでも地下鉄にもバスにも乗れる。
QRコードは遅いからメインにしたくない。ICカード式が良いのだ。ICカード式が。上海で見てると、QRコードで乗ってる人たちが結構いますよ。いちいちチャージせずに済むのが良いんですかね?
支付宝に日本発行のクレジットカードを入れることができたよ。⇒中国旅行に向けて、支付宝とTour Cardを導入して
これでTransportのところで、「カード」を取得して、乗れるようになった。公共交通機関が使えないと、動きが取れないからさ。

概念としての「カードの取得」が必要でした。で、アカウントのアクティベートに使った個人情報入るんだよね…きっつ。でも仕方ないね。
アリペイのQRコードで乗ることができるのは事実ですが、決済に使うQRコードで公共交通機関をなんでも乗れるという意味ではないことに要注意。
普通の決済だと、決済されるとすぐに反映されるけど、交通系は反映までに2時間以上かかってる模様です。

バスの乗り方については、⇒上海のバスの乗り方