足がめっちゃ疲れてたのをサンドイッチを食べながら休憩して、お次は、李氏朝鮮の都、漢城の本来の王宮だった景福宮へ。
(足復帰、というわけでもないんだけどね)
景福宮とは
この景福宮は韓国、いや朝鮮半島にとって大変屈辱的な場所です。
ほら。日本が。
李氏朝鮮は、秀吉の朝鮮出兵の後に景福宮を捨て、昌徳宮を王宮として使います。この昌徳宮が世界遺産になっている。こっちじゃないのね。
李氏朝鮮時代末期に、景福宮は再建されます。李氏朝鮮は、清の冊封体制から独立し、ごく短期間ですが大韓帝国が成立します。王朝の交代はなく、李氏のままです。大韓帝国時代に日本の保護国になり、日韓併合とめぐるましく時代が変わるのですが、その大韓帝国時代には、昌徳宮ではなく、景福宮を王宮に使いました。
日韓併合後に行われたことは、景福宮の多くは破壊され、光化門を移動させて光化門の奥に朝鮮総督府を置きました。写真で見ると実に美しい建物で、雰囲気的には、東京国立博物館表慶館的です。きっと中は、台北の国立台湾博物館のドームっぽいに違いない。台湾が屈辱的な建物を残したのに対して、韓国ではこの美しいけれど屈辱的建物を壊しました。気持ちはよくわかるよ。場所が悪い。
なお、この景福宮の北側には、青瓦台。
今回もソウルナビ をお供に書いております
https://www.seoulnavi.com/miru/1/
光化門を抜けて
三つ目になると韓国の王宮は「⚪︎化門」というのを正門にするんだなあ。って思ったり。
上の写真は帰りでして、入ったのは横です。
何かの練習をする人も。そして後ろの山がばっちりと見える。借景というやつ。田舎のように見えるでしょう。ところが、ここはソウルのど真ん中なんだよなあ。
目を左にやると、光化門とそれなりに高層のビル。
光化門の先にはかなり大きな広場があったけれど、そここそが朝鮮総督府があったところなのでしょう。
さて、姉さん、そろそろヘロヘロです。ホテルに戻って仮眠したい。
勤政殿
景福宮の正殿の勤政殿にやってきましたよ。
うううううっへええええええ。これが「文化の日」=無料の午後!
ここは総督府がおかれていた時代にも壊されていません。
姉さんも中を見ます。これ、すっごくきれい。
足のところに顔がついてるよ!
そして、(人が多すぎて)正面からは見られなかったけれども。
王さま〜。
韓国ドラマの時代劇を見ると、一段高い玉座にいることがありますよね。昌徳宮の仁政殿よりも勤政殿のほうが大きいし、玉座も大きいような気がする。こっちをモデルにしてるのかな。
天井も見たけれど、うまく写真が撮れてない。
さて、模様も!
昌慶宮の明政殿にもあった!
そのほか
勤政殿を見れば、まあまあ目的は達したということで。
そのほかには小さな建物がたくさんありました。
オンドルを見られたりするようなんだけど、残念ながらそれは叶わず。
慶會楼
ここ、本当にソウルの市内なのか!?という景色。
この写真の左側、遠くに青瓦台が見えたような記憶がある。
高床式?
特別観覧でないと中は見られないんだそうで。
なんだあれは!?!?
この景福宮に来た時から気になってた建物があったのよ。
あれは!?!?仏舎利塔?つまり、パゴダ??
というわけで、ヘロヘロながら、頑張って行ってみた。
上に、上がれるの??
下まで行ってみると、そんなことはない。
韓国民俗博物館でした。おそらく、そのまま入れたんだと思うんだけどなあ。くたくたでちょっと休みたい&荷物を入れ替えるためにホテルに戻らないとならない。ということで、もう時間切れ。
京都でも三つ神社仏閣に行くだけで終了したことを考えれば、今回は隣接していて全部歩いて行けたことを考えても、四ヶ所行けたというだけでもよくやった。
料金&行き方
上にも書いた通り、今回は最終水曜日で無料開放されていました。
本来は1000ウォンかかり、民俗博物館もそのまま入れたようです。