俺さま、喘息の上に、officially 難病患者です。今のところ病名が3つ出てきてて、1つは否定されたのかなあ…いずれにせよ、残った2つの片方が指定難病なのよ。よく重なる人が多い3つなので、まあ、そうなんかな、みたいな。いずれも「QOLがやたら下がる」という病気です。数年後に現れた正体が全然違うものだった、なんてこともありえるけど。数値としては医療費補助が出るほどではないし、身体障害者手帳が出るほどではないけどね。いずれにせよ、難病外来指導管理料取られてる。Oh boy…

具体的には書かないけどさ。そういう、病人から見るといくつか???ってなる件を見かけてねえ。
たとえば?自分が繊細さんと認識してて、ある程度の経験値があったら、その国の初手で、それはかなりきついだろうなあ…という想像がつくじゃん?とか。そもそもその国の人、大量に我が国に来てるじゃん?
他には、怪我・病気の状況ならキャンセル一択でしょ、俺の「多分やばい」とは違って、医者に診断書書いてもらえるでしょ?だから言わんこっちゃない、予後が悪い。とか。
そういうのを見てですね。高齢社会ですし。
現実問題なんらかの制限がかかってる人というものはたくさんいて。じゃあ、自分の抱える制限を踏まえて、どうやったら、行きたいところに行けるかってやつですね。
きちんと言語化しておこうかなと思う。俺さま as 難病患者で、リスクを過大に評価しがち?と思わなくはないんだけど、まあ、Just FYIということで。
最終的な目的?無事で帰ってくること一択でしょ
海外旅行の「目的」は色々あっていいわけよ。青銅器を見たい、で中国各地をふらふらしてても良いし、路地を歩きたい、でも良いわけ。
でも、最終的な目的は、無事で帰ってくること、これ一つだよ。

青銅器見たいなあ。越王剣…楚漢戦争、ああ、三国志、路地歩くの楽しい!これをローマでやれるかしら?ローマとイスタンブールとどっちが治安が良いかな?とかブツブツ言ってるけど。
それは全部、最終的な目的たる、無事で帰ること、のルート上にある分岐点でしかない。
体力の見極めが重要よ
例えばの話だけど。Xさんは旅先から無事に帰ってこれました、一応。そして翌日出社したけど使い物にならなくてミス連発。上長に促されて早退しました…みたいなの。極端な例だけどね。

逆に。Yさんは「今日は残業もせずにすむし、夕食は外食でいいや。週の半ばだ、気分転換に今からひとっ走り(ランニング・ドライブ)してこよ」で、帰宅は午前さま、でも、翌朝元気に出社して「これがあるからやっていける」なんて人もいる。
それと同じよ。
Xさんは自分の体力(頭まで含めて)の見極めができてないし。Yさんは自分の体力の見極めがうまい。
人によってその制限の度合い、リスクの許容度全て異なる。
Step1 自分の制限を把握する
制限というのは、いろんな形で現れるわけよ。女性の方がわかってくれやすいかなあと思う。
あなたの制限は何ですか?それを具体的に把握するのが第一ステップだよ。

例えば、海外一人旅する男性の旅行プランが、海外一人旅する女性にとっては、体力的に無理ですよ、という形で現れることがある。一番違うのが治安面のリスクの許容度かもしれない。
私の病気は、大変疲れやすいのが特徴の一つなので、バックパックを背負って一ヶ月間彷徨うタイプの女性の旅程は一切参考にならない。そもそも背負っただけで寝込む羽目になる。
むしろ、今の私に参考になるのが、現地の駐妻さんたちの「幼児連れで」というようなブログ記事。本当にありがたい。
(私は)もう一筆書きはできない。ならば、日帰りをすればいい
私の場合はね。
問題点1)昔のような、一筆書きはもうできない。荷物が重くて持って歩けないから。
解決案)だったら、日帰りを繰り返せばいい
こういうふうに考えていくわけ。
その結果、10年前なら2泊3日だよな、というのが、4泊必須になっちゃった、みたいな形で現れていく。これは仕方のないこと。

荷物の重さ、これがないと無理というもの、期間(休みが取れない)、騒音がだめ、大気汚染がダメetc。みんな何かしら制限を抱えているのよ。
また、ある人にとっては、行きたい場所の言語として現れるかもしれない。
日々、インド人とテキストベースで英語でギャンギャンやってたわたくし。インド人に謝罪もさせた。さとこ、つよーい。そういうわたくしにとっては英語は日常でしかないけど。英語が非日常という人はたくさんいて、そこに大きなハードルを覚える人もいると思う。
私だって、英語は日常。中国語もまあまあそれなりに。中国語は読めるし。しかし、そのほかの言語なら?私はラテン系言語は多少は類推が効くし、ゲルマン系言語も同様。しかし、スラブ系言語になると手も足も出ない。トルコ語も、アラビア語もペルシャ語もちんぷんかんぷん。タイあたりもそうだねえ。
いちいち翻訳アプリを使ってられるかよ?という状況に陥ることだってあるんだから。英語と中国語、以外は私にとっては大きなハードル。
私の場合は、ホテルは英語が通じそうなホテルにすればいいし。日本語が通じそうなホテルというのも、この世にはたくさんある。そういう選び方も、ハードルを乗り越えるための一つの方法です。
Step 2 自分の抱える制限と、行きたいところ・やりたいところの「距離」を測る
私が「海外旅行演習」と2022年から銘打ってるのは、ふざけてるわけではないんですよ。あの頃、まだ難病患者にはなってなかったけれど、調子が悪いのは確かだったし。日本ですら2019年までとは変わっちゃったな、と思ったからなんだよね。
希望:西安沈没したい
西安で沈没するのが俺さまのやりたいこと。その先には、洛陽・イスタンブールだのアテネだのローマだのがあるけれど、現実問題、この世界情勢でどうよ?というのがあって。まずは西安。
西安までの「距離」をどう詰めようかと考えれば、こうなったというわけ。
「海外旅行演習」の裏側
HSK5級:中国は英語が通じないだろうな…と思ってた。これは当時日本にいて受けられるHSKの中で上から二番目だった。これは私には必須だったね。⇒HSK5級
台北:HSK5級が火を吹くぜ!土地勘があるところで、中国語でどこまでやれるかを測るのと同時に、中国語圏の行動様式に慣れようと思った。⇒台北旅行 もくじ
韓国:日本語が通じず、土地勘がほとんどないところでも活動できますか?だった。⇒釜山旅行 もくじ
シンガポール・クアラルンプール:治安の面ではそれなりにクリアされた上での「外国」体験。⇒クアラルンプール+トランジット もくじ
上海:タイミングよくビザ免除でいよいよ中国上陸。中国語がどこまで通用するのか、ホテルの予約、移動手段、準備した決済方法が使えるかを、中国の中でも最も外国人に慣れてる都市で実地演習。英語ができる人がどこかにいるし。⇒上海旅行 もくじ
広州:HSKはもちろん普通話。ところが地方に行くと地方の方言に引きずられるというけれど、それが最も顕著な省の一つだろう、広東省でどこまで通用するのかという話。ここもなんだかんだいって外国人に比較的慣れてる都市だし。なんなら香港に逃げられる。結局広州の普通話は四泊してようやく慣れてきたなと思ったら帰国だった。早い時間にシャワーをしたかったら、水浴びした件もあり、ホテルはアメリカ系が一番でしょうね、と思った。⇒広州旅行 もくじ
香港:突然の日帰り香港だったけど、広州を選んだ時点で日帰り香港は候補の一つだった。高鉄の乗り方を知るのが目的(とはいえ、深圳までだったけれど)。荷物がほとんどない状態で高鉄に乗ったのが正解だった。おそらく荷物がある状態での、高鉄の古い駅と古い駅の間の移動は厳しいなというのもわかった。空港から近い都市をベースに、日帰りを繰り返すのが正解だと思った。西安から漢中へは日帰り前提かな?とか。西安の後の、中原大冒険も、洛陽・許昌・開封へは鄭州からの通いを前提にするかな、とか。あのあたりの高鉄は広州駅や深圳駅みたいな古い駅ではないから楽かな?とか。見てみないとわからんから一度目は、全部自分でルートを確認してから、翌年どうするのかを考えてみてもいいんじゃないかなーとか。⇒日帰り香港旅行 もくじ
武漢:これは地方に回るとどうなるのか、という実験。西安が今でも西域への入り口としてそれなりの地位があるならば。武漢は長江中流域の雄。あそこはもろに中国陸路の交差点。あそこで発生した突然変異が広まっていくのは必然とも言えた。というのが感想です。ここを拠点に、かつての「荊州」「楚国」をぶらつくのが正解だろうなあというのが将来的な話。そしてこの辺りは中国の中でも激辛エリア。ラウンジアクセスのあるホテルで大正解。あと、マリオット万歳。西安はマリオット系のラウンジのあるホテルが良い。⇒武漢旅行 もくじ
蘇州:これは空港から少し距離のある都市ではどうなるのか、という実験でもあった。予行演習としては、西安inの洛陽(見たいもの、行きたいものは日帰りしてられるような量ではない)みたいな。蘇州は、単独でもそれなりに産業のある都市だし。同時に観光都市として外国人に慣れてる都市だから、そういう演習としてはぴったりだと思った。
結論として移動はすごく面倒。荷物がある状態で高鉄を使うならば、商務座一択。もう一つは蘇州は六泊していて。この長さになるとどうなるの?という話。蘇州はまだ見たりていないけれど、へろへろだった。三つ目に、ホテルもラウンジのないMoxyまで落としてみたけれど、ホテルの周辺が茶色くて赤くて。んんん。ラウンジアクセスがある方が良い。⇒蘇州旅行 もくじ
Step 3: 現地でストレスを溜めない。特に食事
私の行動パターンの中に「食べるために並ぶ」「食べるためだけにどこかにいく」というのがない。家で食べるのが一番美味いと思ってるから仕方がない。
一番多いのが、腹が空いたときに一番近くにある選択肢の中で選ぶ、というパターン。それもあって、このブログを始めた頃は「現地のものを食べる」のを方針にしていた。
ところがねえ。ハズレを引くとすごいストレスになるのよね。
あと場所も。武漢がそうだったけど、激辛の物を食べたいわけではないのに、激辛っぽく見えるもの…きっつ。
こういうのが地味にストレスになり、大きなダメージになるよ。特に、我々、大きな制限がかかってる人には厳しいからね。無理しないように。
武漢はラウンジ飯という解決ができた。だって一泊一万円。ラウンジアクセスつけられた。俺の資力でもそういうことはできたんだけど。そうもいかない都市はたくさんある。
脈絡なく?突然のパン。

上のパンのセットで気付く人も多いよね。ドンクです。
実はこれ、テーブルでわかる人もいると思うんだけど、撮影ポイントはサンルート台北です。
は!?でしょ?地下の大戸屋いけや?と思うと思うんだけど、日本でも入ったことないのよね。そして関ヶ原以東の味は、俺の舌にあんまりあわない。ということで、そういうところでストレスを溜めたくないので、朝食はドンクのパンだったというわけよ。
東アジアのふわふわパンは嫌いだと言いながらwwwドンクのぞいたらパッキングされたのがあったんだもん。さっさと手を打った。
VIVA!新光三越!(しんごんさんゆえ!)
万事そんな感じ。