あわよくば、交通費も全国旅行支援にしてしまいたかった姉さん。以前のGo Toでは新幹線のパッケージ、航空券のパッケージだったけれど、今回はなんかうまくいかなかったので。先にホテルは押さえておいて、どうしようか考えて、行きは新幹線だったけど、帰りはフェリーにしてみました。

ところが、フェリーの全国旅行支援だと、到着地によるわけよ。
大阪府は準備できていて、新門司発大阪南港行は割に早くに対象になりました。が、その反対、大阪南港発新門司行きは私が乗る時は対象にならず。
理由はおそらくクーポンなんだろうなあ。福岡県は使えるところが多い(ドラッグストアまで入る!)代わりに、紙です。大阪府は使えるところが飲食店か観光地か土産物屋なのだけど、QRコード決済で、クーポンの配布が多分楽なんだと思う。⇒「日本中から大阪いらっしゃいキャンペーン2022」の、クーポンの使い方
こだまでのんびりと、一人で行ったことがないような気がする倉敷(おかげでほぼ土地勘ない)に行ったりしながら帰ろうかなーと思ってたんだけど、初心貫徹のフェリーだよ。だって、新幹線で帰るよりも安いし。
「きょうと」のスーペリア(レディースルーム)
今回のお船は「きょうと」。2021年運行開始の、まだまだ新しいお船です。
この「きょうと」と姉妹船の「ふくおか」には、スーペリアルームと言って、バストイレつきのお部屋があります。

しかし!一人で乗ると普通は割り増し料金を取られるんだよね。ところが今回はキャンペーンで、割り増し料金なしだったのよ!
万歳。
バストイレ別のホテルにも泊まってたし、ドミトリー部分ではなかったら構わないかなとも思ってたけど、このご時世ではバストイレ別はキツいからなー。シャワーでええんや、シャワーで。

右側、見切れてるところにシャワーがあります。
ドアは鍵をかけられます。

オートロックでもないし、新造船だけど鍵式で入るときに受け取ります。鍵式なのは、これがホテルではなくて、お船だからではないかな。つまり、ICカード式だと何らかの理由で動力を失った場合に閉じ込められるじゃないですか、客が。
防音は、そうでもないようで、廊下から音が響いてました。隣の部屋のテレビの音も聞こえてたから、多分私のテレビの音も聞こえてたはずです。これもまた、お船だから逃げないとならない場合があるからではないかなと思った。知らんけど。
船が波を切るような音も聞こえたけれど、空調かもしれない。
レディースルームにはアメニティに化粧品セットまであります。フィードのもので、DHCブランドじゃないのも好印象。

湯沸かしもあるし、ドライヤーはイオニティではなくて、ナノイー。

うちのナノイーよりも高性能機種ではないかなあ。うちのナノイー、言うほどでもないと思ったけど、このナノイーではたしかに髪の毛サラサラだったよ!
ベッドについて
最大三人まで泊まれるので、三つ目をおろせば三つ、という感じ。
ベッドそのものはあんまり広くありません。マットレスは幅は1メートルくらいかなあ。
かなり硬めです。ということは、この上に座って作業しても腰に負担がないんだけどね。
上は羽毛かなあ、化繊かなあ?なんだけどドゥべタイプの掛け布団です。二つ用意してあったから、2枚使ったわ。あったかいー。
というのも、入ったときは23度設定で冷房が入ってたけれど、まあまあ寒い。これを切るじゃない。船が動き始めてからすっごく寒いのよ。綿セーター着てたけどさ。
暖房か自動にしようとすると、暖房は21度設定だよ。寒いよ!今の時期には。窓から冷気が入ってくるような気もしました。
自動で温度調整、、、できそうになくない?
ホテルとは違って加湿器がないから、室内も乾燥気味です。
洗濯したら乾くんじゃなかろうかと思いつつも、朝8時すぎに入港だから、乾かなかったら悲惨じゃん?ということで、何も洗わず。
ウレタンマスクを濡らしてつけてました。
が、喉やられたらまずいじゃないですか。この時期的に。
それで、タオルがあったぞ!と。タオルを、少し濡らして、垂らして寝ました。

窓から外を見ながらご飯を食べたよ
食堂があるけど、もうここから完全に帰宅モードで、できる限り人には会いたくないわけ。家に帰ってしまうと、うちの高齢者も出入りするし…ということで、6月の京都からの帰りもだったけど、今回も帰りにPCRを受けてワーケーションがてら遠くないところのホテルに滞在してから帰宅してる。次回台北も近くのホテルを取ってる。
バイキング形式はやめとこうかなと思って持ち込みました。
待合室でも楽しそうなおばさんグループもいたし。なんかそんなにお客さんがおられないような感じでしたが。

持ち込んだもので夕食と朝食を取るのだけど。窓際が冷蔵庫状態よ。
夏は窓から冷気が入るのがいいんじゃないかと思う。
でも冬で、バストイレ別のところに泊まる気分になれたらだけど、バストイレなしの窓なし個室(シングル)の方があったかいかもしれない。
スツールは動かせたから、窓際の物置のところでご飯を食べたり、海を眺めてました。
夕食は動き始める前に食べ終えたのだけど、良いものです。

明石海峡大橋。
朝は国東半島を見ながら、なんばで買っておいたパンを食べました。

お湯がわかせるのが凄く良い。
充電について
今回は、肩のこともあって、カメラは全てiPhoneです。13 Proちゃんと行く、最後から二番目の旅行になるかなー。
13 Proはバッテリーの持ちがかなり良いけど、カメラにも使うわ、テザリング元にもするわ、でモバイルバッテリー必須。だから、バッテリーの充電はしておきたい。
SurfaceとiPhone SE2はバッテリーが劣化してて、充電必須。今回はタイミング的にMacを使う方が良い仕事が入ってて、iPad Airが仕事用になってたけれど、こっちのバッテリーは一晩くらいならいいんだが、状態です。
一日遊んだ後だから、バッテリーも充電したいしね。

というわけで、テザリング元として窓辺に置いたiPhone13 Pro以外に三つを同時に充電したったのだけど、枕元にも充電できるようになってるし、元々スツールが置いてあったテーブルにもコンセントがあるから文句なかったよ。
電波について
姉さん、ホテルをはじめとして、飛んでるWi-Fiは使わない派。使って、docomo Wi-Fi。船にもWi-Fiあるみたいですが、使いません。
それでも、テザリング元にする、iPhone 13 Proは窓際に放っておいて、mineoで繋ぎました。povoは大阪で買った分を使い果たしちゃった。docomoは天井が高いから、出来る限り使いたくないし。
大阪湾を出る頃かな。少しmineoの調子が悪かったし、povoもあまり掴んでなかったようですが、瀬戸内海に入ってからは、23時すぎまで普通にお仕事してたんだけど、掴んでました。ありがたや、ありがたや。さすが、瀬戸内海。
寝てるときに移動できる上に個室でネットに繋げるから、いつも通りに仕事もできる!こりゃ良いね!
テレビの電波は、動くまでは地上波つけてたんだけど、荒くなってきたのでBSにするときれいに映ります。さすが衛星放送。
ネットが使えないとき用にアマプラにダウンロードしていたけれど、いらなかったかな。
揺れについて
天気の穏やかな夜の、それも瀬戸内航路なので。太平洋でも日本海でもないから参考になるまいと思います。
瀬戸内航路でも海難事故は起きます。人は亡くなります。
でも、言うて瀬戸内。みたいなところはあって。
船のエンジン音が気になる人もいるだろうし。エンジンの振動もあります。
さらに、館内放送で「ただいま船が傾いております」ってたしかに傾いてるわ。ってこともあります。
それでも仕事できる程度です。姉さん、ワーカホリックなのではなくて。昼間遊んでるから、多少でも夜にやっとかないと話にならんことがある。
意外なんだけど、あんまり乗り物酔いするタイプではないし。ここが重要かもしれない。
酔いやすい方が苦手だという、京成や近鉄は、揺れが大変心地よくてうとうとうとうとと気持ちよく眠りこけるような人よ。高野山に行くときに南海も気持ちいい路線に加えようと思った。
船のエンジン音はたしかに気にならないわけではないし、細かな振動もあるし。体を横にして耳が下につくと結構な音でしたよ。横に向かずに、ノイキャンイヤホンを使うと許容範囲内でした。
今回は荷物をできる限り小さくしたくて、いつも長距離お出かけするときに入れてるOppoのノイキャンイヤホンを持って行ってたんだけど。カナル式はどうしても耳が詰まるような気がするから、寝るときにつかうなら、ヘッドホンタイプの方が楽じゃない?
⇒ワイヤレスノイキャンイヤフォン OPPO Enco W51 を買ってみた。
次回フェリーの旅をするならノイキャンヘッドホンの、Boseを持ってく〜
「きょうと」の船内について

ほら、ちゃんとエレベーターもあります。荷物が多少あっても問題ない。
なんか関空に降りて、フェリーで九州に渡るっぽい人もいたくらい。姉さんも次回関空便の時は検討しようかと思ったほどです。関空からフェリーターミナルまで、バスが走ってたようですが、このご時世で運休してるので要注意。
あと、預けた荷物につけられるタグ、あれはさっさと外すべし。あれがついたままでKIXなんて書かれてたから関空からだなってわかるわけよ。
さて、船内には展望大浴場もあるんだけど、姉さんは「帰る」モードになってるから使わず。

下には売店や自動販売機もあります。カップヌードルの自動販売機もあって、お湯も出るようになったのでそれを食べてた人もいました。
朝は放送によると、売店でパンも売ってたらしいです。

姉さんは、ペットボトルを1本買っただけですが。

船内にコインロッカーもあるから、大部屋だったり、私のね、あの部屋でも3人いたら結構狭いと思うんだよ。そういう場合には活用するといいと思います。
乗船について
手続き開始は17:30。
乗船開始は18:30。
大部屋じゃないから場所取りをしないとならないわけでなし、17:45くらいにフェリーターミナルに戻りましたが、18時くらいにフェリーターミナルに戻れば十分だったかなと思います。
動き始めるまでに2時間近くかかったかな。という感じですが、荷物を下ろして、船内の写真をパーっと撮ってからは、私は用事がないから、外に出てないです。
動き始めが一番揺れて、電波も掴みにくかった。
南港フェリーターミナルについて
「大阪」が目的地の場合、フェリーターミナルがいくつかあるから要注意。「南港」も二つあるから。
名門大洋フェリーが使うのは「南港」で昔ながらのフェリーターミナルです。

私は難波からで、四つ橋線の「なんば」駅から「住之江公園」駅まで行き、ニュートラムに乗り換えて「フェリーターミナル」駅に行きました。住之江公園駅の乗り換えに結構歩くので要注意。
「すみのえ」と聞くだけで、出てくるよね、「住の江の 岸による波 よるさへや 夢の通ひ路 人めよくらむ」(藤原敏行)が。ほんと、関西の子の日本史や古文のアドバンテージの高さよ…。
乗り換えの話に戻る。
フェリーターミナルのコインロッカーに荷物を置いて、ニュートラムの冒険をした。この日はKKdayさんに大阪周遊パスを提供していただいて、ニュートラムも対象だったから、本当に、船と鉄道の、乗り鉄活動ばかりしてたwww
周遊パスを使ってさきしまコスモタワー展望台にも登った。

この「南港フェリーターミナル」も見えたよ。⇒咲洲:さきしまコスモタワー展望台
ニュートラムは「住之江公園」駅で四つ橋線に、「コスモスクエア」駅で中央線と接続するのね。「住之江公園」の乗り換えは結構歩いたけれど、「コスモスクエア」駅のニュートラムと中央線の乗り換えは上下するだけで、すごく楽だった。なので、なんばからだったし、バスで中央線の駅に行くか、住之江公園駅に行った方が良かったかもと思いました。地下鉄よりも時間がかかるけれど、乗り換えで歩くことを考えるとそんなに変わらなかったかも。

あと、住之江公園駅でニュートラムに乗ったら、なんか外で音がするのね。で、見たら、ボートレース場があって練習しておられたようです。
ボートをやってる日だと、タイミングによると住之江公園駅で荷物を持って乗り換えるのはなかなか大変なことになりそうだ…。ニュートラムは短いんですよ。多分読者さんはニュートラムよりも(同じような無人運行の)台北の松山文湖線の方が詳しい人の方が多いと思うんだけど、本当に松山文湖線なの。
御堂筋線難波駅で入って、本町駅での中央線への乗り換えを何度かしたけど、本町駅は私が使ったときは、いつも人が多いしちょっと面倒だったよ。
コインロッカー
今回、大阪もコインロッカーがIC式になってるぅ!と思ったけれど、フェリーターミナルでのコインロッカーは現金のみだった。上の、乗船口の階にコインロッカーはあります。

しかもこの階には両替機もなく。千円札があったら自動販売機で崩すことができるのだけど、私が持っていたのは一万円札のみで、下の窓口で両替するしかなかった。600円のを使いたかったんだけど、百円玉が5枚だけあったから、頑張って500円のに入れました。腕が痛いのに〜。
食料調達
フェリーのレストランもそんなに高いわけでもないし、普段だったらフェリーのレストランで食べると思う。ただ、今回は完全に「帰宅」モードで、ビュッフェ形式は避けたいな、みたいな。
フェリーターミナルに行ったらなんか食べるところとかあるんちゃう?と思ったんだけどありません。あってせいぜいお菓子類の自動販売機なのよ。

フェリーターミナルにコンビニどころか土産物店すらないから。
持ち込みたいなら、どこで出発前に準備しておくか、途中で買うか。
ニュートラムの「フェリーターミナル駅」から、南港のフェリーターミナルまで屋根のある空中回廊をそこそこ歩きます。屋根があるから濡れることはほぼないと思うけれど。もう一度出すけど。

途中にローソンがあって、階段を降りてローソンで買うのが一つの手。
私は時間が2時間近くあって、KKdayさんに提供していただいた大阪周遊パスもあったから、ニュートラムラインに乗って冒険したわけ。帰りに、周遊パスを使ってさきしまコスモタワーの展望台に登ったんだけど、このエリアには食べるところもコンビニもあります。
ということで、「南港」とはいえ、咲洲の「大阪南港コスモフェリーターミナル」から出入りする、さんふらわあ組は、そういう意味では楽だわね。)
食べるだけの時間の余裕はなかったので、さきしまのファミマで調達しました。
船内でカップラーメンという手もあるっぽいし、朝は売店でパンを売るっぽかったです。
新門司から門司駅の無料送迎バスを予約した
車ではないので、船を予約するときに新門司から門司駅(その先の小倉駅も選択できる)の無料送迎バスの予約をしておきました。
というのも、土地勘がない人はわからんか。門司はピューっと瀬戸内海に向けた半島になっていて、本州側との間が関門海峡。
いわゆる「門司港」は関門海峡側のレトロ地区です。今はここから船が渡るのは下関の唐戸だけじゃない?(「門司港」駅は存在するよ)
門司駅・小倉駅は「鹿児島本線・日豊本線」が通っているのですが門司駅は関門海峡、小倉駅はもうすでに日本海側です。
しかし、新門司港というのは、瀬戸内海側。新門司港に入るときに、北九州空港を見たよ。(ただし、地上を行く公共交通機関はありません。)
だから、無料送迎バスがいるわけ。
で、もう一つ土地勘があると「門司と小倉に分かれるのか」と思ったかもしれない。山をどっち側から回るかって思うじゃないですか。
そうじゃなくて。「新門司港→門司駅→小倉駅」の往復を走ってるようです。どうしても座席に限りがあるから、事前予約ということのようです。
放送で「座席は確保してありますが、(2便だから)このバスが出たら次はありません」とあって、ちょっと焦った。バスは2台ありました。(なんなら、タクシーを呼べばいいわけですが)
門司駅は北口かな、私が「裏」と呼んでる方に止まりました。ちゃんとエレベーターがあります。帰ったぞー。