昔はドームの近くの、福岡市美術館で大きな展覧会をしていたのだけど、今は九州国立博物館まで行かないとならないんですよね。
平日の昼前なら、いつもそれなりに空いています。
もしも東京国立博物館で大混雑!という展覧会でももしも九州国立博物館でもやるなら穴場。美術館好きは普通に飛ぶじゃん?(私も東博も奈博も行くし)
しかし、午後になると修学旅行の中学生や高校生、そして団体さんがバスでくるようなので、混むかもしれない。
チケットの購入方法
ぴあその他で前売りを購入するのも一つの手です。
ただし、当日でも前売り券を購入する方法もあります。
西鉄福岡駅で、太宰府駅往復切符と観覧券のセットを購入しました。前売りを事前に買うよりも100円やすいのです。このチケットについては、この記事のなかに書いています。⇒西鉄天神大牟田線で、福岡駅から太宰府駅まで
醍醐寺展の時は、太宰府天満宮の参道の、梅園さんの前に前売りのポスターがあったので、こちらで購入しました。
・http://www.dazaifu-baien.jp/
もちろん、金券ショップという手もあります。経験上、「TSふくおか」が安いです。
太宰府・九州国立博物館までの行き方についてはこちらに。
2019年2月 醍醐寺展
2018年10月の京都巡礼の冒険では、醍醐寺には行かなかったんですね。石清水からそのまま行こうかと思ってたんだけど、石清水が大変だったので歩けなくて。それでも宇治でそれなりに歩きましたが。醍醐寺を飛ばす決意をさせたもう一つの理由がこれ。当時、新国立だったと思うけど、そこで醍醐寺展をやってたんですよ。
空海さん直筆の、多分ノートから始まり。奈良時代の絵巻物(これがバッチリ色が残ってる!)とか。いろんな宝物を見ることができて満足しました。
やっぱり一番は空海さんのノート。そして崇徳天皇の(天皇時代のね)綸旨。崇徳天皇が、まだそんなに悲劇を迎える前のものですよ。すごくいい字だった。この字でお経を書いたら、なんかご利益がありそうだったんだけどなあ。後白河が突き返しちゃうのは、この字だったからかもしれない。
足利尊氏の字も大らかで人柄が出るなあって感じでした。
忘れてはならないのが豊臣秀吉。秀吉が花見をしたので有名だし、そのときの箱(本来は消耗品なので残っていることが少ない)もあった。秀吉が再建させたものも多いからか、秀吉の絵もありました。
2016年3月 始皇帝と大兵馬俑展
520円払って、音声ガイドを借りました。壇蜜のねっとりとした声が似合ってなくて、NHKが絡んでるんだったらプロのアナウンサーを使えばいいのにとは思いました。
でね。
すごかった。
「秦とは」からやるのですけど、持ってきているものが非常に少ないです。でも、メトロポリタンみたいに、だーんと見させられても「ああ、いっぱいあるわね」で終わってしまうから、一つずつをじっくり説明してくれる。こういう巡業って良いなって思います。
持ってきていたものですごかったのは、玉の懐刀です。玉で!作った!すごいなあ。
二両の青銅の馬車ももちろんレプリカです。それでも圧巻でした。走り出しそうです。
そして本物の兵馬俑はとにかくすごい。顔の表情、筋肉。馬の毛並み。靴の滑り止め、髷の違い。どうやって編んでたのかがわかるもの。
ただ、後ろに並んでいたレプリカさんたちはよく見ると同じ顔がいくつかありました。
髷を真上ではなく、少しずらして言っているのですけど、これ、動きにくくなかったんでしょうか。髪の毛ってかなり重いのになあ。
将軍はさすがに威風堂々としていて良いですね。李信ってこんな感じかしら。
最後のビデオ上映で、文官俑も一体映されていました。体つきとか顔の表情とか全然違うのですよ。李斯ってこんな顔だったのかな、とか思いながら見てました。あれ、生で見たいです。
今回、レプリカさんたちが外で撮影可能になっていました
並びもしません。
物販コーナーなんですよ。
弩の射手の髷。
この時代の髷の結い方はこうだったのでしょう。結構皆さん、三つ編みを多用していました。
ところで、ここには鏃などもかなり出土していたようです。そんなものまで埋めてしまえるほど、豊かで安定していたのでしょう。
ただし、すぐに大乱になりますが。
ここで購入したのはこれ。
800円のバッグです。
ガチャガチャ(300円)でピンバッジを引きましたが、かわいいお馬さんが当たりました。お馬さんをこれにつけて、当分のサブバッグにしーましょ。
ところでね、今「発掘している現場」が博物館として公開されているようですが、掘り出された兵馬俑がだーっと並んでいる写真が有名ですよね。
埋めるときは溝を作って、一体一体木の壁とか使って埋めることは可能ですよね。この発掘現場とか、ドミノになりそうでこわい。
常設展
大きい美術館博物館は、常設展も楽しいですよね。
福岡のお宝といえば。
金印ですよ。実は金印の本物は、福岡市博物館にあります。ここには学生時代よく通いました。
九州国立博物館にあるのはレプリカです。
ついでに、私が好きな遮光器土偶ちゃんのレプリカもありました。好きすぎる。
ここにイケメン(埴輪)がいたのですけど、イケメン、いない。イケメンと一緒にお馬さんがいたけど、お馬さんしかいない。
残念だ。
ミュージアムショップにはちっちゃいのがいました。
あやうく買いかけた。これ以上、埃が被るものはいらぬ。
なお、この写真は博物館にあるミュージアムショップではなくて、参道にあるミュージアムショップのショーウィンドウです。
でもねえ。
埴輪。はにわ。ハニ丸王子で育ったせいか、すっごく好きなんです。
古墳時代ですよね。キトラは天武天皇の皇子説がありましたっけ。
大化の改新=645年です。
秦の前、前漢の成立は紀元前206年です。
あのう。800年違うんですけど。
あのう。あのう。
台北の国立故宮博物院で古代の銅鐸を見ておったまげましたね。日本の銅鐸とは迫力が違うんだもの。(と思ったら、九州国立博物館の常設展にも前漢の銅鐸がありました)
あくまでもここは辺境の地であったのだと思わされました。
ほこりっぽそうなイメージがあるのだけど、西安(私の脳みそでは長安)に行ってみるかなあ。見たいなあ。
それでもなお言いたい。
埴輪には埴輪の、素朴な美しさがある!
外にホテルニューオオタニ博多直営のレストランがあるよ
グリーンハウス、という別棟があります。
多少、キャッシュが微妙な感じだったので(5000円くらいしか持ち歩かない人です)、カードが使えるかを聞かねばなりませんでした。ちょっと恥ずかしいんだけどね。
大丈夫。使えた。
何にしようかと思ったけどこれにした。
兵馬俑展にコラボの担々麺セット(2,100円)でした。
担々麺が好きすぎるのです。
お味はねえ。
2,100円というのは、半分ドカンと乗せられた青梗菜なんでしょうか。肉味噌もきっちりと作ってあるし、麺もよろしい。
しかし。
もう少し辛いものが食べたかった。
辛いものが苦手という方は、お好きかも。
春巻きは、エビが入ってないか聞かないといけないのを忘れてたんですが、大丈夫。エビではなかったと思う。(でも私が包んでももう少し綺麗に包むよ)味は良い。
杏仁豆腐はぶりんぶりんした感じで大変良かったです。私は夏に杏仁ならぬ、びわの種を擦って枇杷豆腐を作るのです。
担々麺は・・・福岡には「大明担担麺」というチェーンがあって、学生時代にたまに行っていました。(少なくとも当時は)うまいと思ってました。でも、日本人の口には激辛と思う。
・大明担担麺
うう、広島・汁なし担々麺めぐりでもしたくなってきましたよ。広島の隠れたB級グルメは汁なし担々麺だもの。それでも、広島そごうのB2のイートインの「接筵」(ここは横浜中華街に本店があるのかな?)の汁なし担々麺か黒胡麻担々麺で手を打つような気がしますが。穴場で人が少ない上に、合格点出せる味だもの。
上の階にあった(たしか四川飯店)がマダム・シェンロンになってるらしく、そっちも行ってないしなあ。