今回どこで過ごそうかと思って、そういえば最近行ってないなあということで、福岡市立博物館へ。

百道のここ、高校時代から大学院時代まで本当に散々通いました。そうですよ、高校時代から別の高校の友達と美術館博物館遠征してたので、行動パターンが変わってないんだよね。
常設展を何年か前にリニューアルして、がっつり古代やってるよ!
九州国立博物館ができてから、大型の展覧会は太宰府に行ってしまい、ここには来なくなったんだけども。
ただいま仕事で渉外担当になっている友達が、「外国からのお客さんが来たらここに連れて行く」、というパターンの一つがここ福岡市立博物館の常設展だそうで。特に中国韓国のお客さんの食いつきが良いんだと聞いて、行ってみるかと。
常設展も変わったらしく。
金印ったら金印。銅鏡ったら銅鏡
いつものようにコインロッカーに荷物(主にカメラと日傘)を置いて、上に一枚羽織るんだけど、カメラを置いて行ったのは失敗でした。
撮影できるようになったんやー!さらにSuica決済できるんやー!
昔は金印がちょろっとあっただけで、黒田藩がどうのこうの、がメインだったような記憶があるんだけど、古代にフィーチャーしたのね。
一番初めに国宝の金印がドン!

だから、スマホじゃ綺麗に撮れない!
そして金印の発見について・中国の「印」についての話になっていく。
銅鏡から朝鮮半島の話、中国の話になっていき。
遣唐使も朝鮮半島と関係が良かった時には博多湾から出て朝鮮半島沿岸伝いに行ったし。

遣唐使船もどんと出てきて、そりゃ「自分の国の話」が出てくるので、中国韓国の人たちは、自分が知ってることベースになるからそりゃ食いつきが良い。
時代は下り、元寇。
日宋貿易・日明貿易で栄えた博多商人、ここまではかなりがっつりと食いついて見ましたよ。
名島に城を建設した小早川隆景、そしてその養子の小早川秀秋。そこまでくると「小早川秀秋」は関ヶ原の戦いで日本人的に超有名人だけど、外国人は知らぬ。
関ヶ原後に入って福岡城を建設した黒田如水と、黒田藩の話になるんだけども。結構入ってた韓国人だな、中国人だな、という人たちも黒田藩まで来ると興味を失って駆け足になり始め。戦前戦後の福岡の話になるともはや見るのは山笠だけ。という、私と同じ行動パターンになりました。
こんな感じの展示なのよ。

そうそう。鴻臚館。
福岡城のあった場所こそが奈良時代の鴻臚館があった場所で、軽く鴻臚館跡展示館の案内があって。そういえば、舞鶴公園(福岡城本丸址)には行っても、鴻臚館は行った記憶がないぞ?ということで鴻臚館跡展示館に行こうかねと思いつつ出ました。
この時はべつに企画で歌舞伎役者の「死に絵」とか。戦争中のなんだかんだとかやってました。
ここのレストランが、私の「美術館飯」を象徴するものだったけれど、それを食べられるような歯ではなく。外でゼリーを食べたのよ。

行き方
渡辺通の「バスセンター前」からバスに乗りました。降りたのは福岡タワー前。「福岡タワー行き」のバスに乗れば行ける。

・http://museum.city.fukuoka.jp/
常設展は200円。