このページの内容をまとめると
そういや、昔は分厚い冊子状になった航空券でした。
どう読むんだったっけ。忘れちゃった。もう見ることはないでしょうね。
Yがどうの、というのはさておき、荷物の欄ですよ、問題は。幾つ預けられるのでしょうか。
なお、ステータスのない人という前提なので。ステータス持ちは多分、このページを見ないし。
Eチケットの預け荷物欄にある30K、2PC
これはANAのEチケットです。
2018年に、台北(桃園空港)からエバーで関空に飛び、伊丹からANAの国内線で羽田に飛びました。ANAの特典です。
手荷物 Baggageと書かれているところがありますね。見るべきところはここです。TPE-KIXが30K、ITM-HNDが2PCと書かれています。
どう読むべきなのかというと、TPE-KIXは 30K=30kgまで預けられますよ、ITM-HNDは 2PC=2 Packs、つまり2個ですよ、ということです。
30K、20Kと書かれていたら?基本は何個でも。ただしできる限りまとめよう
この、エバーの30Kですが、例えばこれ、同じくエバーでも20Kと書かれたことがあります。有償チケットです。
福岡発台北経由香港行き(往復ですよ、復路をカットしています)です。
この、20K、30Kというのは総重量の制限なので、基本、「何個でも」。しかし、2キロの重さのものを10個預けて20kg、というようなことはやめましょう。航空会社に恨みがあって合法的な嫌がらせ、と思っても最終的に不利益を受けるのは自分です。そんな預け方をすると、出てくるまでに時間がかかりますし、個数が増えれば増えるほどロストの可能性が上がります。
預ける荷物はある程度まとめましょう。
エバーで30K、20Kの違いがあったのは?
この福岡発香港経由の予約クラス(座席のクラスではなくて、運賃のクラス)は行きがQ、帰りがH。
エバーのHPで見ると、エコノミーの場合は、運賃のクラスによって重量が違うんですね。ただ、QもHも30Kなんですが。
・https://www.evaair.com/ja-jp/managing-your-trip/baggage-information/allowances/
可能性は、Surpriceを通したので20Kになったのか、2016年から2019年までの間にエバー側で緩和されたか。
何れにせよ、荷物をギリギリ預けるタイプの人は要注意。私はアジア便では荷物の重量を心配するような買い方、持ち込み方はしないのでいいんだけども。
2PCって重さの制限は?
もう一つ見てみよう。同じくANAの特典で、今回はANA便。台北(松山)-羽田便です。
これはBaggageが2PC、つまり2個です。
上のエバーからANA国内線に乗り継ぐものも、ANAの国内線分は2PCでしたね。
JALも2PCと書くね。
重量は各航空会社によります。なので、各航空会社のHPをみると分かりやすいと思います。
例えばJAL・ANAは2個まで、それぞれが23kgまでOKです。
・https://www.jal.co.jp/inter/service/bag/
・https://www.ana.co.jp/international/prepare/baggage/
一つのチケットに30Kと2PCが混在??
別切りチケット、例えばの話、地方組が東京までピーチで行って、東京で外資系のレガシーに乗りつぎます、という場合。特に帰りがお土産で荷物が増えたりするので、国内線分の荷物については気にしておかないとならないのは想像してもらえると思う。別切りに関してはこっちも。⇒航空券を別切りするなら注意すべきことがモリモリ。遅延したときのことを考えて対策を打っておこうぜ!
で、今回一番初めに出したものに戻る。
エバーで桃園行き、ANAで国内線でした。エバーが30K、国内線が2PCと混在していました。これは、国際線と国内線が混在しているから?という推論を立てる人がいますかね。しかし、これは結論から先に書くけれども、このチケットに関しては、ANAの国内線分は、スタアラ国際線からの乗り継ぎなので、ANAの国際線からの乗り継ぎと同じ規定が適用されているだけです。
さて、こちら。
ANAはメールにPDFを添付してくるので、残ってました。2014年の、ANAの特典で、エバーで福岡から台北を経由してウィーン、ルフトハンザでミュンヘンからコペンハーゲン、SASでコペンハーゲンから成田、ANAで国内線というチケットです。途中、ルフトハンザがEU域内線ですが、アジア内国際線と、アジア欧州国際線が二本あります。
国際線分だけ見ると、荷物は、エバー分が20K、ルフトハンザとSASが2PCです。
これはおそらく当時のエバーが国際線は20Kという運用で、帰りの長距離線のSASが2PCだったのでそれに乗り継ぐためのEU域内線のルフトハンザ部分も国際線乗り継ぎの重量&個数制限で2PCになった、と読むべきです。
重量制限ギリギリで飛ぶ癖がある人は本当に要注意。
米系は要注意
北米線だけ重量制限が異なることがあります。
米系会社のアジア線や特典に乗ったらどうなるのか。
デルタの特典で出した中華航空・大韓航空です。
これ、PDFなんですが、Baggage & Service Feesで飛べ??というわけで。
「Eチケット」っぽいものの上に重量の記載がないこともあります。もちろん、これはそれぞれ中華航空、大韓航空の規定によるので、そちらを見るべし。
次、UAの日台線。
今はないのではないかと思いますが、2011年にANAの特典で台北ー成田をUAで飛んだときです。この頃からANAのEチケットはデザインが少し変わったくらいです。
Baggageのところで、アシアナ・タイ航空は書いてあるのに、最後のUAは空欄!私が消したんじゃないのよ。
アメリカ行き
もう少し遡って、2010年のアメリカ行き。AAです。すでにEチケットでコントロールする時代になっていますが。
このチケットにバーコードがついていたんですが、預け荷物に関しては何もない。ただ、ビジネスクラスなので気にしなかったのですが。
規約を見るべきですし。HPも確認しましょう。(そのページをスマホにスクショ、くらいはしてもいいと思います)
なので、米系の時はあまり重すぎないように。そしてEチケットがあるしー、と思わないこと。
国内線乗り継ぎがある場合はグランドの見落としに注意して!
もう一度出します。この時の話だから。
2014年7月ヨーロッパ女一人旅の帰国はコペンハーゲンからのSAS便でした。ミュンヘンからEU域内便を乗り継いでコペンハーゲンへ、そして東京でANAの国内線を乗り継ぐのです。このときは長距離のSASの輸送条件に従い、ミュンヘンーコペンハーゲン便も日本国内便も2PCと書かれています。
コペンハーゲンからの帰りは実は日本に台風が接近するときでした。
下手したら帰りの乗り継ぎは飛びません。空港泊ですよ。最後は。そうすると荷物を出すのに困るので預け荷物の他に機内持ち込み荷物を多く作りました。成田で荷物を宅配便にする時間はありません。実際にはANAカウンターで予定の便よりも早い便に変えてもらいました。無事に帰宅できることが分かったので預けちゃって大丈夫。なので二つ荷物を預けたくて。
グランドさんが1つまでだと言おうとした感じだったんですよ。「2PCなので二つですよねー」と先回りしました。「そうですねー」と二つ預かってもらいました。
これは通しだったから国内線部分も2PCだった。
ごねちゃだめ!他の人に預けてもだめ!他の人の荷物を預かってもだめ!
国内線もごねるの禁止
以前帰りの国内線で荷物を預けようとすると荷物が重すぎるとか個数が多すぎると言われることがある。超過料金を一度払ったことがあります。
昔は明らかに海外帰りという場合にはサービスしてくれてたけれど、今はそういうことはないです。
払ったときのグランドさんは私がごねないのでホッとした顔をしてましたよ。「ゴネる人いるんでしょ」と聞くと、「そうなんですよー」だって。
00年代前半ならまだしも、2010年をすぎてからは預け荷物の重量&個数のサービスはほぼ期待できません。
他の人に預けようとしないで!持って欲しいと言われても断ること
そうそう。
実際にノースウェストの成田ー香港便で並んでいたら、ゴネる人がいました。日本のパスポートを持ってたよ。暇だったんでお耳がダンボなんですが、全部グランドさんに論破。
- 航空会社には客の荷物を全部載せる責任がある →ンなもんない
- 軽い荷物の人もいるんだからその人のところに私の荷物をつけてよ →迷惑です
グランドさんに、超過料金はクレジットカードで払えますよ、と言われると、全部解約したのよ!
だって。向こうでどうするつもりなんですか?と聞かれると、迎えがくるのよ!
なお、私が後ろにならんでいることに気づいて、その人に「どこ行くの?」と聞かれました。「香港❤︎」と聞くと、ムッとした顔をしたので、香港じゃなかったんでしょう。当時、NWが以遠権で飛ばしていた先は、仁川・台北・香港でしたっけ。東南アジアに飛ばしてましたっけ?
その人は私が荷物が少ないのを見て、私に荷物を持たせたかったみたい。だめよ、そんなことしちゃ。
私に絡み始めたのを見た別のグランドさんが、別のカウンターに案内してかなり大きな声で「お帰りはビジネスですね?荷物もご不安なく〜」みたいなことを言って私と大笑い。
見知らぬ人の荷物を預かってはいけない理由は、「何を持っているかわからないから」。
上にあげたようなポンコツな人が何を持ってるかわかんないですよね。
それが違法なもの、例えば薬物や武器ですね。そういうものが見つかった場合、責任が問われるのは飛行機に載せた名義人ですから。
同時に、他のブログさんを見ると「親切な方が自分が持ってあげると言ってくれたので頼んじゃった」という人も見かけるんですけれども。あれは頼んでもいけないし、頼まれてもいけない。
せいぜい、同行者ですね。ただ、ツアーで一緒になったような人の場合は信用できません。やっていいのは家族くらいのものです。