今回の週末は、土曜に伊勢神宮、日曜に橿原・奈良、と楽しみました。

これ、近鉄の三日間きっぷを使ったんです。
近鉄は乗り放題きっぷを時期によっていろんな形で乗り放題切符を売るので、時期によってちゃっちゃと計算してみてね。
https://www.kintetsu.co.jp/kanko/
この時は、週末(土日)を含んだ、金土日もしくは土日月の三日間の乗り放題きっぷ(4,400円)です。
乗り放題切符は前日までに買っておく必要があります。私は京都駅をベースにしていたときに、近鉄京都駅で購入しました。なお、近鉄京都駅は、八条口側だけど、新幹線で降りるところを間違えて、グルーッと回る羽目になったことがある。JR京都駅は近鉄に対して塩対応で、結構案内が不親切なので要注意だよ。
さて、近鉄は特急に乗るためには特急料金が必要ですが、なんとこの手の乗り放題きっぷに、特急料金を足せば乗れちゃいます。
太っ腹〜。
これまで秋だと一千円の一日乗車券(平日も可能)もあるのだけど、乗るたびに失念してたのよ、私。今回はちゃんと近鉄を活用できた。
週末の京都市内から出たかった
これを買った理由は、週末の京都は人が増えるのではなかろうかと思ったので、避けたかったの。京都市内から出るか、ホテルにおこもりかのどっちかです。
週末のホテルはちょっと暗いですし…。みたいなところもありましてね。

私は、土日月で買いましたが、金土日のほうがよかったかなと思います。
と言うのも、京都市内には月曜日に開いている博物館・お寺などはたくさんあるけれど、大阪以外なら行き先候補に上がるのが、奈良・伊勢でしょうか。月曜は博物館などがクローズします。お寺も神社も行けるけど、奈良は公共交通機関が京都ほどは発達していないので、雨だと面倒でねえ。
元々の予定は
天気予報を見て土日どちらかが橿原でどちらかが吉野(晴れてる日が吉野)、月曜日が伊勢神宮と思っていたのだけど、月曜日の伊勢に雨の予報が出始めると、雨の月曜日を奈良市内で過ごすか…って平城宮の大極殿で1日を過ごすのもきついじゃないですか。あそこ、晴れてれば資料館などが閉じていても平城宮に行けるし。お寺もあるけど、京都と比べると公共交通機関が発達していないので、雨だと大変なのよ。
で、伊勢は諦めて、橿原と吉野と思ったら、せっかくなら吉野へは「青の交響曲」に(途中から)乗りたいと思ったのに、満席です(1人だからかもしれんが!)。伊勢神宮へは「しまかぜ」がギリギリ空いてます。じゃあ、晴れてそうな土曜日に伊勢。雨が降りそうな日曜日は屋根のある橿原考古学研究所附属博物館メインと緩く決めて、月曜日は近鉄の普通の乗りながら仕事しようか(そう言う感じの人を見たことがある)と思ったわけです。
特急券はオンラインで
特急券はオンラインで会員になって予約できます。窓口に行く必要はありません。キャンセル・変更も可能です(回数制限あり)
斎宮で、あと1時間ちょいで、博物館に…と思ったときには、変更すれば良かったけど、んー。という感じで。最大の理由は、直通のビスタカーを予約していたこと。大和八木もしくは大和西大寺もしくはどちらともで乗り換えるのが面倒だったんだよ。近鉄の揺れは本当に気持ちいいから、寝過ごす可能性が微妙にあったので。寝過ごしは滅多にやらないんだけど、疲労と近鉄の気持ち良さでは自分を信頼できなかったわけですよ。
翌日、橿原へ行くのには早い時間に駅に着いたから、一本はやめました。
奈良から京都に戻るときは直前に買ったかな。
https://www.ticket.kintetsu.co.jp/M/MZZ/MZZ20.do?op=pDisplayServiceMenu
ポイントがつくけれど、それは翌月以降だということで、今回特急に乗った4本分は私の場合は2022年7月以降につきます。もしも秋の状況次第では、正倉院展に行くときに使おう。
クレジットカード決済して、一応、スクショしておきましたが、車掌に見せることを求められることはありませんでした。駅の構内へは三日間切符を自動改札に入れて入ります。
向こうさんはどこが売れているかは即時に把握できるでしょうから、売れてない席に乗っている人がいれば聞くんじゃないのかな。
京都から伊勢神宮日帰り
この日のルートは、バス以外は
- 地下鉄で市役所前駅から京都駅へ
- 近鉄京都駅から近鉄伊勢市駅へ「しまかぜ」
- 近鉄五十鈴川駅から近鉄斎宮駅へ
- 近鉄斎宮駅から近鉄松阪駅へ
- 近鉄松阪駅から近鉄京都駅へ「ビスタカー」
- 地下鉄で京都駅から市役所前駅へ
でした。ホテルが市役所のすぐそばでしょwwwこの日までにあんたは何回橋渡って京阪乗ったんwwwって、京都の交通事情に詳しい人なら必ず思うとこだよね。それは、次の日に反映したからまずは伊勢詣の話を聞いとくれ。
しまかぜ・プレミアムクラス

斎宮で運動に連れられてきていた感じの幼児が「しまかぜ!!!」と大興奮していたけど、姉さんも撮影した。
さて、しまかぜちゃん。京都駅から乗りました。

お手拭きが配られて、子どもの頃に連れられて近鉄に乗ったら、おしぼりが出て大変感銘を受けたのを思い出しました。新幹線はそれまでも何度も乗ってたんだけどね。

これが姉さんの乗った車両です。京都駅からはそんなに乗り込まなくて、途中の駅で乗ったり降りたり。予約するときには車椅子座席以外は一つしか空いてなかったのに。
ひょっとするとこのご時世で、誰かが座った(座る)席はずっとブロックという運用なのでしょうか。
隣がカフェ車両だけど…姉さん…近鉄の揺れが本当に気持ちよくて…うつらうつらうつらうつら、外をちらほら見ながらうつらうつらうつらうつら。
と大変気持ちよく過ごしたもので、カフェその他は味わえなかったのだ。
ちぇ。窓のところにある台は、カップを置くのにちょうどいいくらいの大きさでした。

京都駅に早く着いてしまい、近鉄の改札前のスタバに並ぶだけの余裕があった。
ビスタカー
二階席〜。いっつも京都ー奈良はレギュラーだからな…こっちも人は少なかったです。

二階席。
今回もうつらうつらうつらうつら大変気持ちよく京都駅まで帰りました。
行きも思ったけれど、実にうつらうつらしてたから、帰りにパシャパシャと。
三重県は麦畑が多くなるのね。びっくり。ただ、五穀は、稲・麦・粟・稗・豆だっけ。

左の収穫期のものは麦でしょ?減反政策で水田を麦に変えられたのでしょうか。日照時間が長いだろうから、現代なら化学肥料をぶち込んで米と麦の二毛作もできそうな。
そして奈良県に入って、橿原付近まで来ると大和西大寺あたりまで水田の様子がこんな感じ。

6月上旬に田植えをなさってるんですよ。びっくりです。うちのあたりとは一ヶ月違う。
そして、京都駅に入る前に気づいちゃったことがあるんだよね。そう。「丹波橋」。京阪に接続してるぞ!?ということで、翌日の特急券はまだ取ってなかったから、京都に住んでおられたことのある方に相談しながら、ルートを考えることに。
ほぼ、元を取っちゃったよ
あまり、お得を追求する人生ではないのだけど、今回計算してあげよう。
京都ー伊勢市 特急料金1,640円+しまかぜ特別車両料金1,050円支払いました。
そして、本来ならさらに普通運賃2,050円かかります。
五十鈴川ー斎宮 これは普通運賃のみ310円。
斎宮ー松阪だけど、これはすぐに乗り継いだので、斎宮ー京都で計算。普通運賃は(多分)1,950円
松阪ー京都は直通ビスタカーで、特急料金1,640円。
さて、普通運賃だけ計算しましょう。4,310円。あれ?姉さん三日間券4,400円払ったんですよ。
この日だけでほぼ元を取ってるから次の日からはほぼ特急料金だけなのよ。
京都から奈良日帰り
さて翌日のことです。
前日に学んだ。京阪と地下鉄が使える。丹波橋駅は京阪と近鉄の乗り換えだけど、楽だと伺ったので。実際にほんと楽だったよ。目と鼻の先!行きはまた鴨川を渡って京阪三条駅へ歩きました。
- 京阪三条ー京阪丹波橋
- 近鉄丹波橋ー近鉄橿原神宮前(ビスタカー)
- 近鉄橿原神宮前ー近鉄畝傍御陵(普通)
- 近鉄畝傍御陵ー近鉄奈良 (普通)
- 近鉄奈良ー近鉄丹波橋(レギュラー)
- 近鉄丹波橋ー近鉄竹田
- 地下鉄で烏丸線竹田ー市役所前

元々大和八木まで伊勢志摩ライナーをとってたけれど、丹波橋に早く着いたので、駅でスマホから一本前の橿原神宮前へのビスタカーにしました。差額は後程カードに返金されました。
奈良県中部は大和八木駅と橿原神宮前駅の二つがターミナルになるのよ。(京都・奈良から見ると、大和八木駅は伊勢方面と、上本町方面へ。橿原神宮前駅は吉野方面・阿部野橋方面へ)
北から順番に、大和八木ー八木西口ー畝傍御陵前ー橿原神宮前の順番で、大和八木ー橿原神宮前は時刻を調べずに済む程度の頻度で普通が走るのを前回のGo To明日香村で知ったからどっちで降りても別にかまいはしなかったわけよ。
橿原神宮前から博物館までは歩く気だったんだけど、天気がビミョーだったので、普通で畝傍御陵前まで戻りました。
次。予定では、畝傍御陵前から雨じゃなかったら近鉄で桜井へ。JRで三輪まで行って大神神社と桜井市立埋蔵文化センターに行こうかなって緩い計画をしてました。その先はJRで奈良まで行ってバスでも徒歩ででも近鉄奈良駅まで行けばいいわけですよ。
つまり奈良盆地をぐるっと一周するわけです。ヘッヘッへ。奈博は厳しいなあと思ってたんだけど、雨がパラ、パラみたいな感じで。桜井は諦めて土地勘のある奈良へ。だって、バスに乗ったら濡れずに奈博と往復できるもん。
姉さん、あまり雨が降らない地域の人だから、雨ほんと苦手。
そうと決まればあんまり時間に追われないので、近鉄奈良駅まで急行と普通を乗り継げばいい。

さて、帰りですが、近鉄奈良ー近鉄丹波橋の特急券を買ったんですけども、乗ってるうちに思い出した。伺ってた竹田駅。
日暮れどきに京阪三条駅から橋を渡って御池に出るのに不安感があってねえ。さっとゼストという地下街に入ってしまうのが一番かな。
どうにも、こうにも、脳内の地理が平安時代の初期から中期ベースなので、鴨川の東側に良い感じが持てない。とはいえ、三条あたりは鬼が出ますし、姉さんも出くわしたし。ただし、千年の都の京都市内で怪奇話を探せばどこでもあると思うよ!
京阪三条から地下鉄三条に乗り換えるかねえと思ったけど、そうだった。竹田だよ。ここで地下鉄烏丸線と接続します。しかも、同じホームで。

ということで、丹波橋で降りて竹田に行き、地下鉄に乗り換えました。市役所前駅では、乗り越し機を使えばいいのかがわかんなかったので、窓口で近鉄の切符を見せて「近鉄竹田からの乗り継ぎです」と申告したら、駅員さんが処理してくれました。ありがとう。
近鉄で京都市内を南に抜けるなら、丹波橋と竹田を覚えておこう
京都駅はなんだかんだと人が多いし、地下鉄京都駅と近鉄京都駅はかなり遠い。地下鉄は烏丸口側で、近鉄は八条口側だから。地下で行けるけど人も多い。
しかし、京阪丹波橋と近鉄丹波橋は目と鼻の先なので、改札から改札へは30秒もかからないし。
近鉄竹田と烏丸線竹田ときたら、同じホームです。東西線なので烏丸御池で乗り換えますが(ホテルの位置的に烏丸御池で降りても良かったと思う)京都駅の乗り換えよりは時間がかからない。
ということで、京阪や地下鉄を使う人が、京都市内を南方面に抜ける場合に近鉄を使うならば、丹波橋と竹田は覚えておこう!(という自己メモ)
さて、計算
丹波橋ー橿原神宮前 特急料金920円 普通運賃770円
橿原神宮前ー畝傍御陵前 普通運賃160円
畝傍御陵前ー近鉄奈良 普通運賃500円
近鉄奈良ー近鉄丹波橋 特急券520円 普通運賃640円
近鉄丹波橋ー近鉄竹田 普通運賃160円
この日乗った分の普通運賃は2,230円。
ということで、普段からあまりお得を追求しない姉さんですが、大変満足しています。
三日目は、実は「あをによし」を取って乗り鉄をして、雨だからそのまま普通で奈良から直帰するか、月曜日なら人も少ないだろうから「あをによし」で天王寺に行ってしてあべのハルカスの神農生活に行くのもいいんじゃなかろうかと思ったんだけど、肝心の「あをによし」が取れなかったんだよ。オンライン上に出てこないんだもの。
ということで、二日間でたっぷりと遊べたので大満足の、近鉄乗り鉄2daysでした。
姉さんは近鉄の○日間乗車券で、車内ワーケーションは無理zzz
2020年に確か長谷寺から帰るときだったけど、日中は近鉄の普通(大変空いている)にのって、ノートパソコンを広げているお姉さんがいたんですよ。
車内ワーケーションですね。スマホからのテザリングで行ける。
3日目はそれも一つの手だと思ったんだけど、実際に1日目にしまかぜちゃんに乗ったところで、私には無理なのがわかったよ。
酔うのではない。
近鉄は普通に乗ろうが、急行に乗ろうが、特急に乗ろうが、大変気持ち良い。今のところ、京成と近鉄は気持ちが良くうつらうつらしながら連れて行ってくれる二大巨頭です。どっちも大好き。