台湾の食文化を支えるのが夜市よね
台湾在住の日本人の方に、「台北(近郊)で好きな場所はどこですか」と伺うと、夜市だとのことです。
確かに夜市って、台湾独特の文化ですよね。同席なさった台湾人女性に言わせると、台湾は食べ物が傷みやすいから自炊すると割高になってしまう。だから台所がない家は少なくないし、夜市が発達したんだと思う、だそうです。そうなんでしょうね。自炊しないのが合理的だもの。
「夜市に行くと台湾の人って元気だなーって思うんです。それで自分もなんだか元気になっちゃう」んだそうですよ。
私、夜はあまり出歩かない人でもあり、夜市について語ることはできません。高雄で六合夜市に行きましたけど、あまり好きじゃないなって思ったんですよ。あと、どちらかというとシンプルな生活を目指しているので、安い「何か」、例えば服とか、グッズとかを買うのにもあまり興味がないし・・・。みたいな。日本でもお祭りの屋台にあまり興味がない人、と言えばわかっていただけますでしょうか。
しかし。
私には大変興味があるポイントがあります。「誰かが好きだというところ」を見てみたい、みたいな。それを私も好きになるかどうかは別の話でね。ね、台湾に住んでおられる日本人女性が、「ここは、おじいちゃんが孫を連れて行くような夜市なんですけど、観光夜市とはまた違いますよ」とおっしゃると行かないわけにはいかなかった。しかも、ロケーションが良かったのだもの。
ヴォランド・ウーライからの帰り、緑の松山新店線沿線に「景美」という駅があって、すぐ近くにあるという「景美夜市」がアクセス良さそうなんで、行ってみたんです。
景美夜市は、観光地化されてないということで、行ってみた
この写真は戻るときなんですが、多分出たのも1番出口でしょう。
人が流れる方に行ってみると、こんなのが見えてきました。
おお、夜市。
まずは王道、食べ物
食べ物の屋台たくさん出てます。
実は、一番そそられたのはバナナだったんですけど、翌朝そう遅くなる前にチェックインする予定だったんですよね。残念ながらバナナはお預け。
景美夜市は一つの通りだけではなくて、小さい通りも夜市化しているし、一番雰囲気が似ていたのは、那覇の第一牧志公設市場でした。
ヴォランドウーライからの帰りなんでね、お腹いっぱいので、何も買わず、何も食べず、だったんですけど、今見てるとこのパン屋さんで買ってみたかったかも。後ろがパン工場かな。
多分、ふわふわのパンなんだろうけれど、メロンパンが食べてみたい。
台湾で餃子を食べたことはないんですが、ここでは餃子を包みながら、別の人が調理して、お客さんが食べてた。そういえば、お会いした台湾の方が「各夜市には名物があってそれを食べる」「夜市には手作り感があるんですよね」っておっしゃってたなあ。
どこも特に呼び込みのようなものがあるわけでなし、こう、粛々と作って、お客さんが買ってたりそこで食べたりしていて、これが「台湾に住む人々の日常」なんだろうなって思いました。
観光客はお呼びじゃない。けど、(変なことをしなければ)拒絶される感じもしませんし、なんかこういうのもいいかもしれません。
ただし、あまりお腹が強いわけではない私は、食べられるかどうかわからないです。夜市の、屋台の裏に「一応」建物があるようなところでなら食べられるかな。
こう、玉石混淆な感じ
食べ物以外にも、台湾の方が、「200元くらいで帽子を買ったり服を買ったりするのが楽しい」とおっしゃっていたけれど、このエリアがそうだな。
Superbuyって。。。「Superdry 極度乾燥しなさい」をイギリスの留学生が代理購入してますよ!というのだけど、そういう触れ込みのパチもんだと思ってる。
案外違うかもしれない。
それはそれで、ぶらぶら歩くのは嫌いじゃない。(ただ、最近の私はこういうところではお財布の紐が緩まないんですけどね)
ゲームコーナー
ゲーセンのようなコーナーがありました。台湾の方が「夜市でクレープを食べながらゲームをしたりするのも楽しい」ともおっしゃってました。
あら、赤ちゃん。夫婦が赤ちゃんをあやしているのか、案外シッターさんかおばあちゃんなのか。よくわからないけれど、確かに小さい子供を連れてきても大丈夫な感じの、そこまで浮ついた雰囲気ではないのです。
しかし、これは何なのかわからなかったよ。
一応、「景美観光商圏」ではあるんですが、暮らしに根付いたような感じの夜市でした。
実は伺った台湾在住の日本人女性とは、KKdayという、台湾のオプショナルツアー専門旅行会社のスタッフさんです。
KKday
本社に訪問してお話を伺ってきました。⇒台北でKKday本社を訪問しました。「体験する」オプショナルツアーならKKdayで