美術館、博物館ってねえ。好きなんだけど足が棒になってしまう。前日も市内でぶらぶら歩いてましたし、その前の日も東京でぶらぶら歩いてましたから。朝から体が筋肉痛で大変重かったです。
椅子に座ったりしましたけど、展示室の中には椅子がないから、ヨーロッパでよくやっていたように、割に気に入った物の前にあるソファに座ってじーっくりそれをみる、ということもできないのです。
ヨーロッパではね、「007/スカイフォール [Blu-ray]」でボンドとQが美術館で逢引する、いや、密会する、違う違う、待ち合わせをするでしょう。あんな感じで絵を見ながらその前のソファに座ってるんですよ、私。誰とも密会しないけど。
小雨も降ってますし、これで歩き回るのも如何なものかと。
それで検索すると近くにあるらしい、伊都マッサージというのに行ってみました。場所は、上海大劇院の向いにある商業ビルの中にあります。
このビルは、この日が小雨だったからか、ドアマンらしき人がビニール袋を持って、私の折りたたみ傘を入れてくれました。
ここに行く前にも、マッサージ屋さんがあったんですね。私、マッサージはあまりよくわからないのですが。
少し考えたことがありました。
中国は面子の国です。ならば、商業ビルの中に入っているものであれば、ビル側がかなり選定するのではないか。
いや、路面店の場合、自分で不動産の所有権(中国の場合は利用権なのかな?)を持っているのかもしれないし。
ただし、路面店の方は、改装中なのか、やっているのかいないのかがよくわからなかったです。
実はここ、「伊都マッサージ」と日本語も出しているのですよ。日本語がある=信用していい、なのか、日本語がある=信用してはならない、なのか、まだ上海がつかめていません。
台湾は信用して良いと思うけど、香港は信用しないほうが良いのではないか、と思ってます。レストランのメニューだけが例外かな。
ここのフロントと待合室はなかなか可愛いです。

待っている間に、男性客が入ってきて、あれ、ひょっとして?と思ったのですが、男性客には男性従業員がついていました。
使い捨てスリッパに履き替え、靴を預けます。私の担当の方は片言の英語とほんの僅かに日本語ができる方でした。
まずは、お茶。

知ってる味だったのですよ。あら、麦茶を中国でも飲むんだ、って思いました。
値段は158元。一番安い、60分のフットマッサージをお願いしました。
いつ脱ばいいのかわからないのですが、スカートにタイツだったのでお手洗いを貸していただいたときにタイツを脱ぎました。
まずは足湯。気持ちいい!しかし、その間に肩・背中・首・頭のマッサージがありました。
あまりマッサージに詳しくないのですが、骨や腱の上もぐいぐい押すんですよ。これは多少痛かったです。腕の可動域を広げたり、後ろ頭から頭蓋骨を上にあげたり、なかなかの力仕事でした。
日本では柔道整体に近いこともやったのかもしれない。なお、私は整体にも詳しくありません。
多少痛いのだけど、体がポカポカしてきました。その後、足のマッサージに入ります。
この写真は、足湯につかったお湯を捨てに行かれたときに撮影したものです。ねえさんのあんよ公開。

戻ってこられたら、温めてあるタオルケットとシーツをかけてくれました。
フットマッサージも痛い痛い痛い痛い、というところと、痛気持ちいいところといろいろでした。
足の爪の間を刺激されたのが、痛いけど気持ちよかったです。
フットマッサージを受けると、あなたはどこが悪い、とか色々おっしゃる施術師さんもおられるようですが、ちっともそんなことなかったです。
マッサージが終わると、おやつが出ました。

なんだろう。ヒエとかアワとかでしょうか。そんな感じのおかゆとトマトです。欲を言えば、おかゆに塩をかけたかった。
食べて、お手洗いを借りようとすると、施術師さん、待っておられたんですよ。休憩時間になってるといいのだけど。
60分というのは、このおやつタイム抜きの、本当に施術してもらっている間の時間でした。
さらに、ここのお手洗いはよく掃除してあって(薄暗いからそう見えるのかもしれないけど)清潔そうでした。
お会計は、ANA銀聯カードで決済しました。
終わって、出たら晴れていたので、ウォーキングを再開しました。結局、一時間、静安寺まで歩くとまたへたばってしまったのですが、一時間あるけたなら良いのではないでしょうか。
さらに、翌日は揉み返しもなかったし、朝起きたら体がかなり軽くなっていましたよ。
ただし、私はマッサージを受けると、病気になることがあります。
マッサージを受けたくなるほど、調子が悪い、ということなんですね。帰国一週間もしないうちに、気管支炎と喘息のダブルコンボで寝込むことになりました。多分旅行の疲労と、寒暖差が大きいのと、湯冷めしちゃったから。上海は多分関係ないと思うのだけど。