沙面に興味はないんだけど、4時間しかないし・・・
夜、お散歩してから思ったんです。
⇒ホステル近く、夜の珠江河畔は人通りも多いお散歩コースっぽかった明日どこに行けるだろうって。
このYHAリバーホステルのチェックアウトは12時。列車は14時だから11時半に出れば駅で何か食べられるかなとか。
どうせ6時過ぎには目が覚めてしまうのだけど、動けるのは7時過ぎかな。
⇒YHAリバーサイドホステルは行くだけで疲れたけど、ホステルはおすすめ
11時半までどうしよう。どこに行こうか。
4時間あるんですよね。
起きたらやっぱり7時前。パンとバナナをもぐもぐしながら思います。4時間も、なのか、4時間しか、なのか。
芳村の対岸は黄沙。沙面に行けます。
広州で行きたかったのはこうなんですよ。
⇒広州日帰り1日観光ルートを考える [2015年4月 香港・広州女一人旅 準備編]
お寺ばっかり。はっきり言って、私は清代以降の中国に興味なし。西洋ガーとかどうでもいいんです。香港で十分。
(だから辮髪皇子なのに見られた「ジャクギ」が結構びっくりなんです)
でも、広州って、地図で見るよりはるかに、はるかに広大です。なんだか台北くらいの街と思い込んでしまって。そういえば、中国って市と県が日本と逆なんでしたね。日本が間違えてるんだっけ?
珠江のこの辺りって、ビクトリア・ハーバーのチムサーチョイ・セントラル間より少し短いくらいに見えたんです。これさあ、行けるのは沙面しかないじゃない。
そういえば、こっちにも黄沙という地下鉄の駅があったわよね。もしもこっちが歩きやすいならこっちに行ってみようかな。
というわけで行くところは決まりました。
船に乗る
船着場に行きます。ちょうど船が出る直前なのか、私も乗ることにしました。
料金は1元。コインか紙幣をボックスに突っ込んでいくので私もそのようにして乗り込みました。
乗ってびっくり。
貨客船というよりは貨物船ね。
広州では電動自転車というか電動三輪車というか電動バイクのようなものが縦横無尽に走り回っています。台北ならくっさい排気ガスを垂れ流す原付なんだけど、広州ではどうも電動アシストが着いた自転車という感じ。これが音もなく近づいてくるから怖いのよ。
そんな三輪車とか自転車の上にたくさんの荷物を載せてて、私は椅子にちょこんと座ったけれど、もしもこれで事故が起きたら、私は壁に止まった蚊みたいにぷちって圧死しちゃう。
おっちゃんたち(ひょっとしたら私よりも若いかも)がいじっているのはスマホ。自転車にそれぞれ⚪︎⚪︎号って名前がつけられてることが多くて、それが微笑みを誘います。
私は壁際の椅子に座っていたのですが、隣におばちゃんたち(やっぱり私よりも若いかもしれない)が座っていて、よく見ると手を自転車にかけてる。その自転車には野菜がたくさん。
無事に到着しました。
あの三輪車はやっぱりモーターの力で登っていきます。
さて、沙面とやらはいかなるものぞ。
と思うのだけど、ここ、いやーな臭いが漂っていてくじけそう。
おはよう黄沙
着いた先は黄沙。上の写真には写ってないんだけど、朝食を売る屋台がありました。こんな臭いの漂うところで食べたくないなあ。
上の写真の奥の小さい橋を渡ろうとして見渡して知りました。ここ、魚市場っぽいです。
嫌な臭いというのは魚介類の腐った臭いね。もともと魚介類は嫌いだし、そもそも香港のビクトリア湾以上に珠江(のこの辺り)はへどろ臭いし。
大きなビニール袋に入った貝をカゴにぶちまけてより分ける人がいたりしました。
足早に逃走。おえ。
ほら、三輪車とか。ここに何かを持ってきたのか。それともこれからどこかに運ぶのか。
この橋からまっすぐに行ったところが、もろに市場。お堀のそばはその準備をするところかなあ。沙面にはお堀沿いを歩くのです。白い塊が見えるでしょう。
広州で食べられる魚介類ってこういう感じで市場に行くのかーと思うととてもじゃないけれど食べられません。香港も知れてる。そんなひでーか?と思った?んー・・・ひでー部分のところでは逃げたんだって。だから見せられないのよ。
魚介類嫌いだからその臭いとへどろの臭いで余計に不潔!って嫌悪感を覚えたのは事実です。
あー、中国人が日本に来て魚市場を見て喜ぶのがわかるわ。比較的清潔だもん。
市場ならば、さっきの人たちが野菜を積んでいた、というのがよくわかります。
この近辺は魚市場だから、ざーっと水を流す人たちがいて、ところどころ足元はぐちゃぐちゃ。
とてもじゃないわ。ミラコロをもってコロコロするのはやめだやめだ。地下鉄の駅を探すのは諦めて、さっさと沙面に行くことにしました。
市場エリアを外れると
市場のエリアから少し外れるとこんな感じ。らくがっきー。
ウィーンのドナウ川河畔よりはましか。でも、臭さはこっちの方がはるかに上。湿度のせいなんでしょうねえ、ヘドロ臭い。
まあね。魚嫌いで貝で蕁麻疹を起こしたことがあるような人はこういうところからさっさと離れるに限ります。
右手に橋が見えます。