台湾用のSIMは足りているので買わなくても良いんだけど、興味本意で買ってみた。
2022年11月現在、KKdayで売っている台湾用のeSIMは2つ。一つは遠傳、一つは中華電信です。
どちらもローミングをオンにするので、台湾のSIMではないだろう、おそらく香港のSIMをローミングするものかな?と思ってたのね。
ほら、私は楽天モバイルとpovo2.0でeSIM使ってきましたが、どちらも(国内では)ローミングはオンにしない。今回もう一つ中華電信のeSIMも買いましたが、中華電信から買った中華電信の回線だからもちろんローミングをオンにしない。当たり前体操。
今回KKdayで買ったのは中華電信利用の3日間・500MBのものです。一番安いやつ。
いくらだか見てみてよ。びっくりするほど安いから。
500MBというのは、一日あたりなので、全部で、という意味ではありません。つまり、3日間で1.5GBということだから、たっぷりあります。
注文できる日時が2日後かな?なのですが、購入すると、40分くらいでメールでQRコードが届きました。なのでそのまま読み取ります。
中国移動か中国移動香港のSIMが、中華電信の回線にローミングしている
入れてみるとすぐにわかったよ。

CMHK、つまり中国移動香港のSIMっぽい。なら、もう一つの遠傳を使うのは聯通香港かな、と踏んだ。そっちは買ってないけど。
日本のSIMを入れている場合、要注意なのは上のスクショの一番右側。「モバイルデータ通信の切替を」のところ。これをオンにしてしまうと、つながりはするけどそこまで安定しないこの回線から、もう一つの日本のSIMで海外データローミングしてしまう可能性が上がるから、この場合は絶対にオンにしないように。(ahamoだったら問題があんまりないかなーと思ってるけど)
SMSの送受信はできませんが、(下の方でスクショを出す通り)中国移動からのものは受け付けた模様です。
で、だ。しかし送られてきたSMSにはcmlink のアドレスがあって、これ、中国移動本体っぽいのよ。SMSの電話番号の国番号は+86で中国本土です。
もちろん、Twitterなど規制はありません。
中国移動香港は中国移動のグローバル部門を担当するのかしら。よくわからん。
とにかく。判明したのは、台湾の中華電信はこの香港か中国かのSIMにローミングで回線を提供してるだけだということ。
セットアップのためにWi-Fi接続が必要
要注意点は、eSIMは基本QRコードを読み込んでセットアップするのでもう一つディスプレイが必要だという点です。
また、セットアップにWi-Fi接続が必要でした。
日本にいるときにmineoの回線でモバイルデータ通信をしている中で読み込むとセットアップができなかったので、これを切って、povo2.0の回線でテザリングしてセットアップしました。
その段階でSMSが届きます。
ここで一度回線をオフにしました。アクティベートして3日間のカウントが始まったかと思っちゃったよ。それは誤解だったのが翌日台湾到着後に解ります。
台湾に到着して、回線をオンにして、ローミングをオンにするとアクティベート完了です。下にも書くけど、ここからのカウントです。
詳しい設定は販売ページにあるから確認して。「ローミングをオン」よ。ローミングをオン。
主回線というか、モバイルデータ通信をこのSIMにしてみると、なんと、5Gでつながりました。

SIMをオン+ローミングをオンでデータ通信ができるようになる。現地で回線をつかんでからのカウント
読み込んだのは出発の前日です。気になるよね。どこからのカウントかって。
「ローミングをオン」「ローミングをオン」「ローミングをオン」大切なので三回言いました
台湾の3日間パッケージは、台湾でSIMをオンにして、ローミングをオンにしてしばらくしたら、中華電信の電波をつかんで、アクティベート完了。
ここで要注意なのは、このSIMは中華電信のSIMではないので「SIMをオン」だけではなくて「ローミングをオン」にもしないとならないこと。
KKdayの販売ページにもあるからいらないわねって思い込んでたんだけど、お友達と話してて、SIMヲタでもない限りは通じないか!と気づいた。
姉さんスクショし忘れたから、お友達にいただきました。機種はiPhone 13とおっしゃってたかな。
「モバイル通信」でSIMが選択できるから、そこからこのSIMをクリックすると出てくるページです。
二箇所をオンです。これで現地でデータ通信ができるようになります。電話番号は空欄でオッケー。これ、通話できないからね。
多分、そのままだとローミングはオフになってると思う。iPhone se2を初期化しちゃって、eSIMのpovoも再度設定したけどここ触った記憶がないんだよね。
これが、SIMはオンになってるけど、データローミングがオフになってる状態です。
もしも、飛行機を出る前にSIMをオンにして、再起動までしてイミグレの前まで来てるのにおかしいなあ?と思ったら、ローミングがオフになってる状態ではないかと思うんで。
現地で電波を掴んでからのカウント
で、ね、台湾に到着してしばらくしてから、SMSが届きました。
3日間というのは、アクティベートしてから72時間という意味のようです。なので、私の場合は4日目の午前中までだから、かなり長く使えました。わお。
読みやすく、消してますが。真ん中と最後の間に、もう一度一つ目のSMSが来たのよ(見にくいでしょ!)
だから、5日間ものだったら、24×5で120時間後という意味でしょう。
速度は実は結構不安定でした。中華電信のSIMや台湾大哥大のSIMが4Gで何も問題ないのに、5Gのこっちは不安定な感じ。安定して動画を流せることもあれば、Twitterすら不安定なことも。
不安定さは5Gだからなのか(つまり、中華電信の5Gの回線と、日本版のiPhone 13 Proの相性が悪いとか)、ローミングだからかは不明です。
ただし、私は他にもSIMがあるから問題なかったよ。
音声通話ができないことに要注意
要注意なところもあるから。それは、テザリング・SMS・音声通話ができないことです。
テザリングはいいとしよう。
このご時世なので。何が起きるかわからないじゃないですか。同行者がいてその人との連絡はLineでも良いとしてさ…
問題は音声通話で遠隔診療を受けることになるかもしれないこと。これ、向こうからのコールバックもあり得ることだと思ってて。
このSIM一つに頼るのはあんまりお勧めできないかなあ。
何もネットに繋ぐ用意をせずに台湾に深夜到着したときや、トランジットのときに、安くて便利では?
今回は、興味本位で契約したし、お昼に到着したのよ。
でも、このSIMが威力を発揮するのは、何もSIMを持っていない状況で、深夜に到着したときでしょうかね。
私、何度も書くんだけど、深夜に香港から台北に(つまり桃園空港なんだけど)到着して、SIMが買えないか、Wi-Fiのレンタルができないかだかで困ってる日本人二人組を見たことがあるんだもん。
300円台で買える安心だよ。
もう一つはトランジットのときかな。私はパブリックなWi-Fiは怖いもん。そりゃ中国移動の回線であることに不安を覚える人もいると思うんだけど、パブリックなWi-Fiよりはマシだと思う。
それがこの値段で買えるんだから、安くて便利だと思う。