このワット・プララームへはメディアツアーに含まれていた部分で、私は一切負担していません。
朝、バンコクを出まして、一度ガソリンスタンドで一度休憩。そしてアユタヤへ。
王家衛の世界はタイにあった!?
バンコクをバスから見て列車が通ると、「欲望の翼」の後半の列車のシーンっぽいし。うまく撮影できないけれど。アユタヤが近くなると、田園近くなって、今度はなんとなく「欲望の翼」でフィリピンに住んでいる生母の家のシーンを思い出すんです。
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起きてはいるのだけど、うとうとしたまま「着いた」ところで、ドーン!
うわあああああ!アユタヤ来ちゃったよ!!!そして今度は「花様年華」のラスト、「男は秘密を・・・」という雰囲気満点。Amazon 花様年華 (字幕版)
王家衛ワールドは実は、香港ではなくてタイにあった!?
花様年華のラストシーンはアンコール・ワット。カンボジアです。ここはアユタヤ。タイです。実はこの「ワット・プララーム」、クメール様式なので、アンコール・ワットと建築様式は同じ。なので、映画とはロケ地がぜんっぜん違うのですけれど、「唐代建築を見に奈良のお寺に行った」程度には近いと思ってる。
神は細部に宿るのだけど、「大雑把な気分で楽しめる」というのも、旅人としての重要な資質だと思ってるお姉さんです。
ワット・プララーム

アユタヤ王朝は、ミャンマーに敗れて崩壊します。
仏像には宝石がはめ込まれていたとかいなかったとか。それで無残にこんな姿に。

おいたわしい。
本来は煉瓦造りに漆喰で塗ったのだろうな、と思わされる仏塔の数々でした。

ああ、暑い。
台湾の故宮博物院で購入した日傘ですが、うん、「白は・・・」ですわね、という気分です。
⇒衝動買いした故宮の「雨過天青」傘。実用性を求める人にはあまり向かない・・・
翌日、バンコク市内観光では、日傘ではなくて帽子が正しかったと思うのですが、アユタヤに関しては日傘が正解。
お客さんは、もちろん我々130名(+)が入れ替わり立ち替わりしているのと、制服のようなのを着ているのはタイの高校生のようで、修学旅行か社会見学だったのでしょう。広いのでそんなに「人が多い」というわけではありませんでした。
比較的きれいに残っている仏像もあります。

TGさんに「あっちに川があるんですよ」と言われて見たのがチャオプラヤ川。へえ!普通に濁流なんだね、と思いました。

この川がバンコクに到着する頃には勢いを増し、水の量もかなりのものになるんだなあ。
ただ、堤防もろくになく、タイは結構洪水にあうところですが、さもありなん。
生きるためには治水は大切。洪水を防止しようとすると、台北の基隆河くらいの堤防を立てないとならないかもしれない。ただし、この景観は失われてしまいますよね。
仏塔の頭に生えている木が、植物の生命力の強さを物語ります。

この植物があるからこそ、の景色なのだけれど、根が太くなり、仏塔を破壊しかねない。それはそれで遺跡としての正しい姿かもしれない。
来れてよかったなあ。
確かワット・プララームを出てから、ワット・マハタートの間。
行き方など
・50バーツ
・ワット・プラ・ラーム(タイ国政府観光庁)
このワット・プララームへはメディアツアーに含まれていた部分で、私は一切負担していません。