リモワのサルサエアーの機内持ち込みサイズ(55cm、34l)をレンタルしました。この「サルサエアー」が、「エッセンシャルライト」にモデルチェンジされています。当時は55cmで34lだったようですが、今は55cmで37lになってるようです。
リモワはマイナーチェンジすることがあるようなので、今購入するとこれと全く同じというわけではないかもしれない。
結論から先に申し上げますと、良い。軽快さがとても良い。ただし、T字ハンドルは私には向かない、でした。
レンタルそのものについてはこちらに。⇒結構場所をとるスーツケース。頻繁に持ち出すわけではないならレンタルという手もある
え、?1〜3泊タイプってあるけど?姉さんは6泊です!
ええ。これで十分ですが何か。
持って行く荷物が少しかさばるものが多くなってしまい、折りたたみ式のボストンバッグも使いました。リュックサックも使います。ただ、これで何の問題もありません。ヨーロッパに10日間行ったときのサムソナイトさんなんてもう少し背が低いんだもの。
サルサエアーにした理由は機内持ち込みサイズで四輪だから
レンタル業者さんはいくつか見たのですが、リモワは機内持ち込みサイズの四輪は少ないのです。その一つがサルサエアーだったのです。サルサエアーは四輪のみですからね。
帰りはいいのですが、行きは国内・国際線ともにすっと出たいので機内に持ち込みます。ANAなので重量に関してはそんなに気にする必要はないのですが。
そうすると機内での移動を考えると、四輪に限ります。
実際にリモワは機内持ち込みサイズの四輪は複数あります。ただ、レンタルに出ていないものが少なくないようだ、ということです。
サルサのほうもいつかレンタルしようと思って、まずはサルサエアーから。こっちのほうが少し安いですし。
いやー、レンタルっていろんなのを使えて便利です!
大きさ&重さ
今回お借りした55センチのものを毎度おなじみのサムソナイト黒と並べてみましょう。

全然違うんですよ。厚みはほとんど変わらないのですが、かなりのものを入れることができました。
T字だからでしょうか。引き手部分もほとんど邪魔をしない。
両面メッシュのファーストインプレッションは「ちゃち」。しかし、物を入れてみると「頑丈」
サルサエアーは両面メッシュです。いや、知ってたんだけど。知ってたんだけど、実際に目にすると・・・ちゃち?と思ってしまいました。しかし、ものを入れてみるとまた雰囲気は変わります。
両面式の場合、パンッパンに詰めて、上から乗ってしまえ、という程度のことはやるのですが、メッシュなのでそうもいかず・・・。
これが失敗したときの。

無印の「たためる仕分けケース」小なのですが、量を減らして再チャレンジしました。
片面に無印のたためる仕分けケース中二つが入る大きさ
サルサエアーね、大きさがすごく無印のたためる仕分けケースユーザーに向いていました。
⇒年間40泊くらいする姉御はスーツケースは仕分けケースでブロック式にパッキングしてるよ!
今回のは古いものを使っているのですが2016年に購入したものと大きさはほとんど変わってない、というか変わってない。
ふだんから季節の服を入れてしまいこむのに使っていたのですが、服をかなり捨てた(旅行先で捨てたり、切って使い捨てぞうきんにしたり)もので、古いけれどまだ使えるものがたくさん出たわけ。で、これを使う。
じゃん!

上に仕分けケース小が二つ。その下に仕分けケース中が一つです。
ちょうど小二つで中1つ分の大きさなので、中を使う人はこれが片面に2つ入ると思ってください。もう片面も同じようなものです。
そして閉めてみると、さすがリモワ。「ビクともしない」印象です。
重さ
で、重さはといいますと、松山(台北よ)空港では写真に撮っていないのですが、羽田空港での最後のフライトでは写真に撮ってまして。

おっ!総重量に計測重量というのはどういうことかしら。
おそらく、総重量が6キロで、預かり荷物7キロ枠以内だったよ、ということでしょうか。(でも国際線からの乗り継ぎなので、国内線のルールよりも緩和されているはずなんだけどな)
いずれにしても、LCC組にはサルサエアーはぴったりではないかな。
ロック部分はフラット
上の写真を見ていただければわかると思いますが、ロック部分はフラットになっています。つまり、ジッパーの持ち手を垂直に立てて穴に鍵をとおすのではなく、ジッパーの持ち手を水平にして穴がその下にぽこっとついています。
このタイプの方が強い、のですが、実は私のサムソナイト黒はジッパーが垂直に立てるタイプなのです。特に問題はないです。ただし、私は預け荷物にはあまりしない人。
サイドに持ち手がない!
機内の頭上の荷物入れからものを出すときどうしてます?たまあああに、横向にされてることがありまして。サムソナイト黒が小さいからなのかもしれませんが。
そうするとサイドの持ち手を引っ張る。
それができないのです。

ないんですよ。サイドに持ち手が。軽量ってそういうところなのですね。
ただし、サムソナイト黒と比べると縦に大きいので、横にする必要がある飛行機もありました。まあ、飛行機次第なのでね・・・・
これは一つの例です。縦にしてギリギリ。

しかし、持ち上げたいときなど、サイドに持ち手がないということは地味に不便でした。
私にとってはサイドに持ち手がある方が便利なんだな、ということを学びました。
もちろん、サイドに持ち手がある便利さよりも軽さの方が上回る!という方もおられるはず。
(なお、青いタグはいつも私がつかっているものです)
足回りはとにかく抜群。車輪が華奢だと言われるけど、そういうものとして扱えば?
今回は四輪です。
結構引っ張って歩くよな、と思って四輪にしたかったのです。
もちろん、大きいハードケースの四輪二つ、ちっこいソフトケースの四輪一つと使ってきました。他にも安い物もあるのですが。
これ、すごい。
この足回りの良さ、T字ハンドルゆえの片手でくるんとさせられる軽さ、これはもう最高でした。
機内でも細い方を前に向けて、狭いエコノミーの座席の間の通路もすーいすい。荷物をかなり入れても(私は)7キロ行かないし、LCC向きですよ、これは。
この足回りの良さだけでも、体感していただきたい。
もちろん、サムソナイト黒、サムソナイトピンクとお払い箱にするわけではないのです。用途は違うのよね。いやあ、この大きさ、これだけ物を入れても軽い足回りと、「使わない理由はない」というほどでした。
ただ、しかし、横断歩道やあまり舗装の良くない道、点字ブロックなどはやはり流石に多少力が入ったり、斜めに持ったりしてしまいます。
もちろんね、それほど安い物ではないじゃないですか。ま、試しに一つ購入してみてよ、というわけにもいきません。
しかし、一週間出かけている人は少ないと思いますが、三泊四日程度ならいけるじゃないですか。
そのために一万円のスーツケースを買うのではなくて、5000円でレンタルしてみてくださいよ。このストレスレスっぷり。最高。
リモワの足回りはダブルホイールなので「安定する」のですが、頑丈さに欠けるようなのです。
そこはまあ・・・そういうものだと割り切って、修理して使うか、使い捨てにするかが良いのではないでしょうか。
T字ハンドルってどうよ?私には向かない
私、これまで「T字ハンドルは嫌だ」と言ってきました。
しかし、使ったことないわけ。
ひょっとするとさあ、ひょっとする。つまり、T字ハンドルの軽さにFall in love しちゃうかもしれないじゃない?
つまり、T字のデメリットなんかよりも、T字ゆえの軽さの方が上回る可能性があるわけですよ。
だからさ、排除してしまうよりもレンタルで試してみてからじゃないの?と思って、T字をレンタルしてみたわけなのです。

ええ。やはり思った通り、私には向かない。けど、「これ、すごくいい!」という方もおられるわけ。
強度の点では、この機内持ち込みサイズでは問題ない。
ただし、大型になるとこのまま大きくしただけなら、弱いかもしれないなあ、と思いました。私は使う予定はないので、ぜひどなたかレンタルしてみてくださいな。
スーツケースのハンドルにボストンバッグを差し込んで使う方(=私)には不便
なぜ私には向かないかって、私が基本上に物を乗せて運ぶからなんですよ。私のようにハンドルにボストンバッグを差し込んで使う方にはT字は向きません。
くるくるするんだもの
例えば、こっち。ハンドルに通す部分がさらさら(つまり、ベリベリっとやるマジックテープがついてない)私のミッフィーさん。
これはくるくると回転します。

マジックテープが付いているミレストなんてもっとひどい。

必ずしもいつもど真ん中に通せるわけではないんです。とにかく、通れば良い、というようなスピード勝負の時にね、斜めにマジックテープで固定されてしまうと、これが苦痛。手間はかかるし、やはりくるくると回転するし。

ただ、固定するバンドというものも存在します。
これ、使うとどうなのかなあ・・・。
持ち上げるときに不便
仮にあの「バッグ止めるベルト」がうまく機能したとしますよ。
しかし、使っているときに「持ち上げる必要」、どうしてもあります。階段が突然現れたりするもの。
持ち上げないとならないときに、みなさんどうしておられます?私はハンドル部分を肩にかけて、上のボストンバッグを腕と体で挟み、上の取っ手を持つのです。
うーん、とにかくT字ハンドルが邪魔でしてねえ・・・。上にものを置いているし、T字部分を片手で「つまむ」羽目になりました。ただ、そうしても大丈夫なくらいの軽さです。(私、握力は20キロもありません。特に何か身体障害があるわけではないと思うけど)
それは東京を品川だけですませて、運んだ先が台北だけだったから、というのもあると思う。
過酷な場所、例えばの話、段の多いヨーロッパだったらどうなるのかというと、厳しいよねえ。
というわけで、T字ハンドルは私には微妙でした。足回りの軽さとT字の不便さと。私はT字の不便さの方が上回るのではないかと思いました。(今度は、T字ではない、サルサの四輪のこの大きさのものをレンタルしてみるとわかるよね!)
T字がいい!という人もおられる
実は、出る直前に、東京で二人の方とお会いしました。
そこで、このサルサエアーを少し運んでいただいたのです。お二人とも、サムソナイトのソフトや、バーマスをお使いです。というわけで、一万円程度のものをずっとお使いというわけではない方々です。
一人の方は「上に乗せると不便だね」ということで私と一致。
もう一人の方は、「私は上にものを乗せることはないからねえ。それよりもこの軽さは良い!」とのことでした。
T字ゆえの軽さがメリットになる方もおられるわけです。
事実、足回りは本当に軽快だもの。
光沢のある仕上がりって?
サルサエアーはご覧の通り、光沢のある仕上がりです。
預けると擦ったあとがついてしまう
写真にはうまく写らなかったのですが、白い刷ったあとがありました。レンタル品ですから、「こうなるんだね」というのがよくわかりました。その意味でも購入前にレンタルしてみるのはおすすめです。
私も二度機内に預けましたから、またすこし擦った痕がついてお返ししすることになってしまいました。
お返しする前に軽く水拭きと空拭きをしたのですが、やはり、擦ったあとはきれいになりません。
シールはすっと取れるんだから。外された方がよろしいかと
また、リモワユーザーはバーコードシールをそのままになさる方を良く見受けます。ひょっとしてこの光沢のある仕上がりでは、シールは取りにくいのかしら、と思っていたのですが、そんなことはない。すっと取れました。そういうシールをお使いですよね、多分。
あれねえ、「旅慣れた」を演出したいんだろうと思うのですが、「旅慣れない」が演出されてしまうんですよ。
だって、何のためのバーコードよ。仮にタグが取れても、というバーコードじゃないですか。あんなものが沢山沢山あったら、ロスバゲしちゃうわよ。
ロスバゲ防止のためにも、あのバーコードシールは外された方がよろしいかと。
ハードケース=水に強いわけではない点にはご注意あれ
今回、私は台湾で豪雨にあいました。
が。
晴れ女ぶりを発揮して、全然濡れなかったんですよ。
雨季=ハードケースとは私も思ったのですが、もう一度このジッパー部分をご覧あれ。

ウォーターレジスタンスでもなんでもないのです。
もしも雨に濡れたらこのジッパー部分から水がしみこんでしまう恐れがあるので、その点ご注意ください。レンタルだったので、こういうところはちょっと怖かったのよ。
ただし、外側の水の跳ね上げなどで外ケースが濡れてもふいてしまえばいいだけなので、ソフトケースよりは「水に強い」と言えましょう。
私は念のためにビニールのカバーを持っていきました。実際には、濡れなかったので使う必要はなかったのですが。
リモワ サルサエアーの機内持ち込みサイズを使ったまとめ
- 55センチは機内持ち込みギリギリ
- 無印の「たためる仕分けケース」との相性抜群
- 軽いので、LCC組に良いと思う
- サイドに持ち手がないのは地味に不便
- T字は上にものを載せる人には不向き
- ただし、とにかく足回りは軽快でストレスレス
という感想を得ました。
とにかく、この軽快な足回りはとても素晴らしい。
また、T字が私のスタイルでは使いにくいことは予想していましたが、確かめることができて良かったです。あと、サイドに持ち手があるかないかの違いですね。
次はサルサをレンタルして、足回りが軽くないのか、など体感してみなくては。
レンタルしましたよ!足回りはやはり軽快でした。⇒リモワ:サルサの機内持ち込みサイズ(四輪)は、ハンドルがちょっと大きかった・・・
購入する前にレンタルして比較できるのは良いことだと思いました。
私は10日間プランを利用しました。
他にもこの大きさのプランはあります。他の大きさもあります。購入前に、適したプランで試してみて下さいな。