このページの内容をまとめると
春日大社の一の鳥居は、奈良国立博物館よりもまだ外側にあるので、今回は国宝殿から。
国宝殿から
春日大社は奈良時代のものですが、実は、平安時代のものが非常に多いです。
理由?
それは春日大社は藤原氏(中臣氏)の氏神だからです。藤原氏全盛期が平安時代だから、平安時代のものが多いです。
鎌倉時代の「とはずがたり 」でも、メインの登場人物の中で唯一の藤原氏、西園寺実兼も春日大社に籠るシーンがあります。
西園寺実兼も(失踪した二条を探すために)春日大社で祈り(醍醐寺で見つける)、その二条たんも出家後に春日大社にこもって写経をした。(二条たんは村上源氏の出。ただ、母は四条近子。藤原氏)
この国宝殿にも刀や甲冑が結構納められてましたよ。めっちゃリアルな流鏑馬木像も見た。鹿島立神影図(神さまが鹿に乗ってるの)も本物が見られて満足。
拝観料:500円
本殿へ
二の鳥居から。
手水舎は鹿さん。
中に鹿さんが結構いましたよ。紙をむしゃむしゃやってるのがいてさあ、取りたかったんだけど、私は鹿は触れない。(怖い)
さて本殿へ。ここは本殿の前に行きたかったら「特別拝観料」で500円が必要です。
もちろん払った。
ここ、茣蓙が敷いてあって、太鼓が置いてあるんですが、ここで結婚式をしてたみたいです。どっちかが藤原さんかもしれませんし、全然違うかも。
綱吉の灯籠
さて、ここ、たくさん灯籠が飾ってあるんですけど、これ。
「館林宰相正三位 源綱吉卿 室」
館林藩主時代の綱吉です。隠れているところには葵の御紋。見えている紋は牡丹。正室の鷹司家の牡丹紋。
他にも、藤堂高虎、直江兼続、宇喜多秀家の奉納した灯籠がありました。
ここ、灯籠がたくさんあって、暗いところ集めてあるところもあるんだけどねえ。(人の影が見にくくて本当にびっくりする感じ。ちょっと怖い)
その他
本殿の裏に小さな祠があるけれど、そのさらに裏。
赤い回廊になってた。
さて、そろそろ降りましょうかね。
というのもこの段階ですでに16時前。早いんですよ、10月の関西の夕暮れって。
金龍神社を回って降りる
今来た道をそのまま帰るのは嫌なの。
というわけで、歩いていると、金龍神社というのに出ました。
金運上昇するかな!?!?
この周辺はこんな感じの雑木林です。
紀伊神社まで行こうと思ったんだけどねえ。
うむ、これは厳しいわね。志賀直哉の旧宅もこの周辺にあります。ちょっと時間が足りなかったなー。春日大社。
遠くの方で人の声がするので、そちらの方に向かって降りることにしましたよ。
石灯篭の紙の部分が人にされたのか風にされたのか破れてるのがアレですがね。春日大社の夕日。
・国宝殿:500円
・特別拝観料:500円
・御朱印量:300円
・春日大社