手口
新天地
交差点で信号が変わるのを待っていました。
ここはそういう地域なのでしょうか。ちゃんと青になるのを待ってるんですね。
地元(日本の片田舎)でも、あと30mも行けば横断歩道があるのに、県道(そこそこ交通量がある)を渡る人とかいますよ。
新天地の人たちってお行儀がいいなあ、って思ってたのです。
そこへ、2014年くらいから中国の俳優さんとか台湾の俳優さんがよくやっている、サイドを刈り上げた髪型の男がやってきました。私、あれを金正恩ヘアーと呼んでおります。
「小姐、」と話しかけられました。
まあ、日本で、ちょっとした都市で女子大生をやっていればよくある。
・ナンパ
・キャッチ
ピコーンとキャッチとアンテナがたちました。
しつこい分だけナンパの方がたちが悪いよね。
なんだか懐かしいですよ、張り付いた笑顔で滑らかに話しかけてくる若い男(まじで危険!)なんて。
しかし、そもそも何を言われているかがわからない。中国語なのはわかるのだけど、いわゆるererやる。さらに「しゃおじえ、にー」、つまりつかみの「お姉さん、ちょっと」しか聞き取れる単語がないんです。よくわからんわあ。お目目ぱちくりしてついていってみるとネタ的には面白いんだけど、面倒くさい。
伊勢丹前
翌日、南京西路(駅の名前ではなく、通りの名前)をとにかく歩いていました。
これを撮影したときです。この建物の右側が伊勢丹です。左側は違うみたいだけど。
ここでも、同じような男が近寄ってきて「小姐」とやるんですね。
無視して渡るのだけど、そっちでも今度はもう少し年齢の高い男が「小妹」とやるんです。
ここが一番しつこかった〜。
さっさと立ち去るに限る!
どういう連中か
上海の若い男性ってはっきり言ってださい。女の子たちはそこそこファッショナブルなのだけど、男はとにかください。
しかし、彼らはそこそこおしゃれなのでしょう。スーツもパリッと着こなすし、髪型はおそらく中国で流行の金正恩刈り上げ。伊達メガネかもしれないし。
そしてみな手に持っているのはiPadです。
クレジットの上のスーツの男、そんな感じじゃないかなあ。
連中が話しかける相手は?
話しかける相手は女の子です。それも、一人歩き・20代・おしゃれに一家言ありそう、です。
私は一人歩き・30代・非おしゃれ人です。
ただし、中華系の女の子たちは30を過ぎるととにかく老けるのが早い。そして私が(日本ではすっぴん扱いされるような)軽い化粧をして、スカートを履いて歩いていました。
上海の女の子たちは、ユニクロの「ジョガーパンツ」としか思えないような、厚手のスパッツで歩いて足の形をぜーんぶ見せるようなのが流行していました。どの子もそんな感じで、少なくとも私の目にはファッショナブルには写りません。スカート派は一番上のワンピース(というかドレス)の子みたいに超個性派と思っていいのかも。
上海では、私ですら若く見えて、多少おしゃれさんに見えてもそんなに変ではないのでしょう。
でねえ、周囲のファッションにうるさい、それも、流行を追うタイプではなくて、自己表現の手段だと思っているようなタイプの子を思い出していただければいいのですが、超個性派でしょ?むしろ扱いにくいような子でしょう?
なんだったんでしょうね?
最近「注意しろ」と聞く詐欺師は「お茶」とのことだったけど
- 英語を滑らかにしゃべる若い男女が
- 写真を撮ってくれと話しかけてきて
- どこから来たのか?今からお茶の会があるらしいのだけど行かないか?
- 行ったら(そこそこ楽しいけど)、請求がすごい
ということだったんですけど、残念ながら私にはそういう連中はいなかったんだけどなあ。
まあ、このiPadの金正恩カットの連中は、中国語を理解しないと知って英語に切り替えることもなく(英語に切り替えられていたのかもしれないけど、私には聞き取れなかった)、何が目的であれ、ターゲットは中国人だったのでしょう。
それでも、変な奴には気をつけましょ。