所変われば品変わる。
国が変われば、トイレも変わる。
日本のトイレが世界一だと思ってる人は多分日本人だけじゃね?日本のトイレが世界一だというひとには、地方のJRの駅のトイレにぶち込んでやりたいと常々思ってる姉さんです。
今回は香港のトイレの話。女子トイレしか知りませんからね、姉さん。
香港の便座はよく上がってる
なぜか知らないんだけど、香港の便座はよく上がってます。女子便で。ここのところ、上がってないのも見かけるようになったけれど、「香港の女子便の便座は上がってる」と思ってるので上がってても驚かない。
当時、女子しか住んでなかったアネキの家でも便座が必ず上がるのよ。「なんで?なんでわざわざ上げるんだろう」
対してアネキは日本に来ると思うようです。「なんで?なんでこいつら便座の蓋を閉めるのよ」
香港人にとって、公衆トイレで便座の蓋まで閉めてしまうのは「この便器は何か問題がある」ということだそうですよ。
アネキ:あれマジ最悪。また触ってあげなきゃならないじゃない、ばっちい
私:便座をあげちゃう方がばっちいと思うんだけど・・・
というわけで、ノロなどの感染症拡散防止のために蓋を閉めるんだというと、そうなのか!!!!だそうです。「日本じゃトイレとバスルームが別じゃん?あんたの知っての通り、香港は同じだからね、そういうことなんだね」いやー、なんかよくわからないけど、納得してくれてありがとう。蓋を閉めないと便座もびちゃびちゃになること多いじゃん?
でも、使った後に便座を上げちゃう理由について、明確な回答は10年以上経つけど教えてくれない。「そういうもの」なんだそうな。
レストランのトイレは鍵がかかってる。しかも階は別かもよ
大きめのオフィスビルに入っているレストランにアネキたちと行ったときなんですが、私はトイレに行きたくなったのね。
「ああ、ここね、鍵式だから。レストランの入り口にいる姉ちゃんに言いな。鍵をくれる。で、上の階に上がれ」
というわけで、レストランのトイレには鍵がかかってることが多いです。近い人は要注意。
トイレットペーパーは据え付けてあったとは思うんだけど。
海外でトイレに行くなら、ポケットティッシュは必須です。(ポケットティッシュは流しちゃダメよ!)
海外旅行の常識とまでは言わないけど、予想はしようぜ。
ポケットティッシュが売られてるトイレは日本にもたくさんあったよね、90年代は。
ホテルにウォシュレット・・・
知らんがな。使わないから知らぬ。
香港であまりホテルにウォシュレットを見かけないのは、欧米人にとって(私にとっても)ウォシュレットそのものが不潔な存在なんですね。生ぬるい、雑菌繁殖に最適な温度に保った水を肛門に直撃ってどんなプレイよ?みたいな。私にも理解できない。また、香港のどちらかというと雑な清掃をするところで小さなパーツがあるような便器を清潔に保てるとも思わないし。
直近で宿泊したところはブログに載せるために撮影しているのですが、一泊二万円を切る中級のホテルではウォシュレットはないと思った方がいいかもしれない。
以前「台北に行こうと思うんだけど、ウォシュレットがありそうなホテルで便利な所知らない?」と言われて記事を書いたのですが、実はこの質問は「香港か台北に行こうと思うんだけど」でした。
少なくとも、私が宿泊するようなところでウォシュレットは見た記憶がないのよ。
ハーバープラザ メトロポリス はここ数年宿泊したホテルの中では最上位だと思うし、日本人客も少なくないホテルよ。ここでもウォシュレットはないし。
ランクを下げて、でもおしゃれなホテルでもやっぱりウォシュレットはない。
そーそー。置いてあるのが大きいゴミ箱なので、これはトイレットペーパーを捨てるのかってアネキに聞いたら、「多分そういう文化圏からの客がいるから大きいんだと思う。香港では流せ」。
一泊9000円くらいでも、シャワーオン便器のことはあるから注意して
(Casaにて)
お分かりだろうか。
右に小さいお手洗いがあって、窓もある。その左側にあるのがシャワー。トイレットペーパーホルダーは水がかからないようにしてあって、一番左に便器がある。
便器のすぐそばでシャワーを浴びないとならない!なので香港のホテルを予約するときはバスルームの写真をよーくチェックすることにしてます。
香港というところは お金を積めば「欧米式の快適度」が買えるという単純明快なシステムなので、お金を持たずに香港旅行をしようという方が間違ってるわけよ。
まあ、じっくりと調べてくれたまえ。
流し方
上のバタフライのトイレは横にありますが、一番よく見るのは、ヨーロッパ式かな?タンクの上のボタンです。
TOTOのこのタイプも見たことがあるし、このタイプは多いですね。
別にみんながみんなウォシュレットを求めてるわけじゃないし、留学生にも日本のトイレはイミフと言われることは良くあった。
紙は流せる
台湾や韓国のように、紙が流せないところはたくさんあります。
しかし、香港ではトイレットペーパーは大抵流せます。日本同様、トイレットペーパーだけよ、流せるのは。
清潔度
香港のトイレの清潔度はそんなに高い方ではなくて、日本の地方の駅のトイレと比べればまだマシ?みたいなところは少なくないような。日本のトイレは世界一とは思わない。
ただし、便座が汚れてないかは見た方がいい。
理由は、便座に腰掛けない人たちがいるから。
今あるかは知らないけど、10年近く前に某美術館のトイレで見たから思わずパチリ。トイレの個室の内側に張り紙がしてあった。
Do not squat on toilet bowl.
そ。洋式なんだけど、便座の上に靴のまま登って踏ん張って使う人たちが来るようになって、香港はお金は落として欲しいんだけど、みたいな感じになっていく頃でした。
また、セントラルの高級オフィスビル勤務のアネキ曰く、中国からきた同僚(女子よ)がトイレの個室の床に唾を吐くので、香港組を中心に文句を言うから、大ボスの名前で「床に唾を吐かないでください」って張り紙をするしかなかったのよ、って大笑いしてました。
というわけで、床も要注意。
私がよく行くトイレは高級ショッピングモール
一番よく行くのがIFCモール。
ここは並ぶことはあるけど、鍵はかかってません。あと、並んでるわりに清潔です。
昔、アネキにペニンシュラホテルの地下モールのトイレにも連れていかれたなあ。
ロケーション的に、モンコックならランガムプレイス、チムサーチョイならOneにせよ、ハーバーシティーにせよ、まあ色々ありますよね。あと、九龍駅のところのエレメンツ。コーズウェイベイならタイムズスクエア。そういうところを狙います。日本でもトイレに行くのにデパート行くし。
香港で何をするのかにもよるんだけど、トイレに近いとか、トイレにこだわりがあるなら香港の街歩きは厳しいと思う。というか、海外日本問わず、お出かけは厳しいよね。
でも、外国のショッピングモールのディスプレイの違いを見るのも楽しいよ!香港は香港で私には言葉にできないのだけど、ディスプレイの感じが独特なのよ。買うものは下のCity Super(高いけどね!)くらいしかないんだけど、IFCモールでウィンドウショッピングをするのが大好きよ。
香港で例えばビクトリアピークのような所(トラムは待つし、バス(路線バス)に乗ったら待たずに座れるけれど、やっぱり一時間くらいかかる・到着しても人が多い)に行くようなときは、こういうのがある方が安心できるかも。おちょくってるんじゃなくて、それくらい困るかもよ?という意味。
私はお腹が突発的にくるくるすることがあるので、2018年5月の台湾旅行では下痢止めもっていっておいたのよ。香港も台湾もあまり清潔じゃない。
気になってしまうなら、念のために使っておくと安心できるかもしれない。
なお、姉さんはおパンツを常に持ち歩く人です。やってる女子はかなり多いよ。
例えばビクトリアピークに行くならこうだと思う。
- 事前にコンボチケットを買っておく KKday 【ガイドがご案内】香港ピークトラム優先乗車券セットチケット(月〜木)
- IFCあたりでトイレに行って
- 集合場所に行って、ビクトリアピークに連れて行ってもらう
- マダムタッソーなどで遊んでもよし!
- トラムに乗る前にトイレに行く
- トラムで降りて帰る