Computexに行ってきました。
⇒2017年のcomputex。申し込み・ホテルの予約・バッジの受け取り・そして各会場について
いろんなところで結構ロボットを見た
まずは日本でもおなじみのPepper。おそらくAzureと連携したか何かしているものなのでしょう。Microsoftブースで働いていましたから。
実はPepper、台北ではQスクエアでも働くことがあります。平日はインフォーメーションの裏に箱があるのであそこにPepperくんがいるのかもしれません。
ASUSのZenbo。
ショーは見損ねた。
もう一つ、ショーをしていたのがRobelf。
これは幼児の相手をしてくれるというもの。
一緒にいたのが3歳と0歳のお子さんのお父さんだったので聞いてみました。どうよ?
「ほらさ、仕事があるから外に出るでしょ。そうすると家で子供がどうしてるかな、って思うわけ。カメラがついてるしね、子供の様子が見られるのは安心だね」
それは一理ある。もしもAIや人型ロボットが家の中に入るとすると、こういう点だろうとおもうのです。
ADATA
相手をしてくださったのがADATAのibotn.
見ているとお話を伺うことができました。
「家で使うのか、仕事で使うのか」と言われたので、上のロボットのことが念頭にあったので「家で」というと、「education」と言われたのね。なんなの?というと「Story」
で。これ。
赤ずきんちゃんかい。
うーん、チープなCGのものよりも、DVDなり、オンラインストリーミングの幼児番組を流してくれる方が良くて、それって私が子供の頃かな、よく言われていた「テレビ育児」そのものじゃないですか。
じゃあ、Businessでお願い、というと、案内、とか。
うーん、それってPepperじゃない?
Pepperとの違いは?というと「Pepperはタッチパネルで・・・」というのだけど、いや、そうではなくて・・・。
というわけで、多少話が噛み合わなかったのです。
噛み合った点は一つ。「発展途上な技術だよね」ということで、ADATAもibotnをアップデートしていく、とのことです。
結局、「仕事」で使える場面は受付?
うーん。
空港の自動チェックインカウンターのイメージです。
大きなビルの上の階に入るときにはIC式の社員証を使って入るじゃないですか。「客」として認められた人には受付がカードを渡したりするでしょう。
あれ。あれを全部こういうロボットがやってしまうの。
一人グランドがいて、機械がいくつかある。機械ですませられるなら、機械ですませてしまい、機械が扱えない人は「グランド」のような人が、というやつ。
実際にいま、ビルなどの受付さんは派遣さん。そりゃそうですよ、そんなところに人件費はなかなかかけられませんからね。
それ以上に使えるのか、というと、今の技術ではADATAさんがそうだったように思いつかない。
しかし、技術が進めばどうなるの?
しかし、技術が進んでしまうと、ADATAで説明してくださった方がこういうロボットに置き変わりうる。
展示場での客の投げてくる質問は変化球がなくはないと思うんだよね。つまり、言質をとろうとする人がいたり。それをさばけるようになったら、AIで良い。こういうところにはそれなりの人が来るから。言葉の壁がある人に対してもロボットが対応すればよりよくわかってもらえるかもしれない。
もちろんセラーだけではなくて、言葉の壁がある外国の展示場にバイヤーとして行く場合、バイヤーもAIの方が商品を効率的に見つけられるかもしれない。
AIのいる未来は、人類にとって結構過酷かもしれません。Innovexの基調講演で、AIとDeeplearningの話を聞いたのですけど、「10年前は映画の世界でしたよね。しかし、今はすぐそばまで来ている。これで経済活動が・・・」というのですけど。
工場の機械化が進んだ結果、工場労働者は少なくて済みます。事実としてそれで生産性があがりましたし、経済活動は拡大しました。
見ててごらんなさい。アメリカに製造業が戻ったとしても、たとえば、工場労働者で月給3000ドル取れる人がどれだけいるのか。
それが、ホワイトカラー()にもすすむのかな、と。
現実の問題として、マスで見ると人間がしなくてすむ分だけ生産性があがるとしても、「それ」しかできなかった人はどうなるのかしらね。
そんなことをComputexで思いました。
もしも、2018年以降Computexに行く場合、参考までにこちらもどうぞ。⇒2017年のcomputex。申し込み・ホテルの予約・バッジの受け取り・そして各会場について