今回の台湾旅行の(ほぼ)目的地と言っていい、野柳地質公園です。「いえりょう」と発音します。
写真多め。記事を割るより一つにしたほうが親切なのかと割らずにだーっといきますよ。写真枚数50枚近いからね。
台北西Aから1時間、96元で野柳に到着
私は台北西Aから1815に乗って野柳に行きました。2017年現在、台北西Aではなくて、北側だと思う。
詳しくはこちらへ。⇒台北から野柳地質公園への行き方・帰り方
バスを降りたらこんなとこだった。

まあ、歩いてみましょうか。540mか、まあ、8分はかからなくても5分はかかります。

ここって、本当に「漁港」だった。
ぷらぷら歩いて入り口到着。
ところがここは、おえーっとなるくらい人が多いのですよ。
チケットを買う
チケットは80元でした。
よく見ると、なんかユースホステルマークがあるんですね。あー、持ってるっけ?と思ったら持ってなかった。せっかく会員になってるのにねえ。

買うときに500元札を出すと「小さいのないの」というので「ないわよ」と答えると(イヤイヤそうに)受け取ってくれました。並んでいるときによく見ると、学生の割引についてあるのですけど、ユースホステルの会員の割引は書いてないんですね。2015年現在、割引があるかどうかは不明です。
近くにトイレがあったんでそこに行きましたが、まあ、ね。多少汚いです。掃除が間に合っていない感じです。確か、ティッシュは持ち込まないといけないのではなかったかな。そういうところは少なくないので(日本でもまだ残ってるよね)、持っておりました。台湾では、ポケットティッシュ必須。
よく見れば、別の所にもトイレがあって、そっちの方が気づく人が少なく、きれいそうだった。
外に海洋世界という水族館っぽいものがあります。イルカがリアルで怖いわ。

一応なんかイルカの方にもちょっとだけ入ってみたけど、人はほとんどいませんでした。
さあ、行こう。
案内のアプリがあるようだったので落としたんですけど、動きませんでした。即、削除。
公園内へ
ここから上がっていきますよ。

正面のレンガ色の建物がどうやらユースホステルか何かなんでしょうかね。よくわからんわ。なんとなく、「花様少年少女」って思ったんだけど。「新天生一対」でもいいけど、エラ・チェンがよく演じていた様な台湾印の元気娘がバイトしてるのが似合う。
入場人数を制限しているので、カウンターがくるくるまわるようになっています。一度に3000人しかいれないとかなんかだったかな。
待ち時間はなかったけれど。
中に入って聞こえてくる言葉は日本語・韓国語が妙なまでに多かったです。
上から下を撮影してみる。

広場
少し進むと広場になります。そこに女王頭2とプリンセス2がいます。女王はうまく撮影できなかった様です。
姫。これだけみると結構大きそうでしょ。

ちっとも大きくない。

みんな触りすぎなんだよ。こっちが女王2。

ここから右側に行くと、この公園から出られます。なお、ここの部分にはベンチがあって、座れるんです。日陰があるのは半島の先まで行かないとないので、真夏は要注意と思いました。あと、ここのベンチで持ち込んだマックを食べてる人とかいましたよ。いいかどうかは知らないけれどね。
広場から出ると、こんな感じ。

雲が低く垂れ込めて、やばそうでしょう。実際には雨が降らなかった。だから言ったでしょう。私は天候に恵まれるって。でも地面は濡れているところも少なくなかったです。
絵を描く人。

観光客が写真を撮る代わりにスケッチしているのでしょうか。それとも、ここに常駐している感じ?
さて、奇岩を見に行かなきゃ。
それにしても人が多いなあ。3000人に入場制限してるんでしょうか。

柵にあるプレートはこんなの。

奇岩コーナー1
奇岩コーナーは二箇所あります。そのうちの一つ。

たしかこっち側に姫がいた。

奥の人との大きさがあまり良くわからなくなってるけど、それほど大きくないです。

大きさがわかると思う。
ねえ、これ、わかります?

マモー!って思っちゃった。マモーの正体って脳みそじゃん?
「ルパンVS複製人間」だよ。
こちら側だったと思う。奥のほうに行くと人が少なくなります。
落ちたマモー。

こっちの石も亀裂が入り、いずれ落ちる。

それはそれでいいんじゃないかと思う。
赤い線がひいてあるけれど、それより海側には危険だから行かないでね、ということ。

結構行くんだわ、みんな。私は怖いんで、あくまでも赤い線の内側から撮影しています。
ここ、奇岩が生まれるところだ。
奇岩が生まれ、奇岩が崩壊する。それが自然というものだもの。人がべたべたと触ろうが触るまいが、 どうでもいいことだろう。
組織が違うものがころりと転がる。

溝がいくつかあって、人が掘ったのだろうかと思ったけれど、それは違うんだろうね。全ては水と風、そして砂の仕業だろうなあ。
タフなやつら、植物。

ここは第一弾で女王がいるのは奇岩コーナー2。
奇岩コーナー2
ちなみに、奇岩コーナーとか言ってるのは姉御だけですよ。
女王。

うかつに女王に近づこうとする人は怒られるの。


首が細くて。そのうち折れるのでしょう。誰かが蹴ったりしそうだ。いるんだよね、そういう粗暴な人は。大人でも子供でも。そして何人であっても。
まん丸な穴だ。どこまで深いのかと思ったら、ちっとも深くなかった。

水はおそらく雨水です。

いくつか穴を覗き込んだのですが、生命がいる感じがしません。磯だったら大抵何かいるんだけどね。
ここにも赤い線が引いてある。

こっち側は近づくと怒られるんだけどさ。
誰かの落し物だ。

一番大きくて綺麗なのは海の方で降りられないんだと思う。写真に撮ってないのね。
奇妙だわ。水があるせいで、今にも中からにゅっと手が伸びてきそうだ。


別のところに行きましょうか。
半島


奇岩コーナー2はこの写真の左側だったと思う。
岩がすでに侵食されてしまっている。

海が荒れているように見える。でも、それは私が外洋を知らないからだと思う。瀬戸内っ子だからね。

沖縄でも思ったけど、イマイチ緊迫感を覚えないなあ。嵐のときの海って(瀬戸内であっても)とっても暗いんですよ。工業地帯だから、汚いだけかも。
半島の先端はぐるっと回れるようで回れない。
登れるようになっているけれど、こんな感じ。

しばらく歩いたら、

姉御、断念。
呼吸器に爆弾を抱えているし、ずっと手すりがあるわけでもない。きれいに整備されているのだけど、もしも雨が降り出したら?濡れたら滑りかねないもん。
危ない危ない。一人旅では「危うしに近寄らず」が鉄則ですが、一人旅じゃなくても断念するところかもしれない。
引き返すことにしました。
写真には撮っていないけれど、この山の麓には休憩所とトイレがありましたよ。
帰りの道すがら
行きには気づかなかったけど、亀さんがいました。

にゅううう。
ばいばい、亀さん。
出口
この写真の人が集まっているあたりの右の道を行くと絵描きさんがいました。画面右側のこんもりしたところに女王2とプリンセス2があるところです。

出口はというと、左上に向かう太い道がありますね。たしかあれです。
その手前。最後の奇岩です。豹。

だから、ここからみてね、という足跡マークがあるというのに・・・。ただ、人が関与しようがしまいが、侵食されて崩壊します。Let it be, and let her be.
土産物屋
出ると、土産物屋です。売り込みすごいわー。そして私は海産物は食べないの。
昆布とか売ってるんだけどあれは北の海藻だよね?どこから?北海道?
黒糖生姜のジュースとか売ってるんだけど、どうも食指が動きません。
ここで果物を買っても・・・。

と通り過ぎました。
どうやって帰ろうか
帰りは基隆経由にしました。だって、どっちが来るかと思ったら、基隆だったんだもの。
⇒台北から野柳地質公園への行き方・帰り方
個人で十分いける
十分個人で行くことができます。

公園でのんびり廻って2時間、でしょうか。ここを出たあとも基隆から九份を目指せるし、平渓線に行くことも可能だと思います。体力があれば。
でも、真夏は日の影になるところがあまりないので、きついんじゃないかと感じました。太陽なんかへっちゃらだい!というなら別ですが。
ただし、大型バスで駐車場に乗り付けた方が楽なのは事実です。これはもうお好みで。
翌年行った平渓線・九份も結構辛かったし。パッケージの方が楽かもしれない。
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台湾のバスは結構荒く、ぶん回します。もちろんトイレ休憩なんてものもないのでね。私は酔わないけどお腹が不安。
酔う場合は途中、降りてもすぐに別のバスが来るので、酔っても途中で吐いたりして落ち着かせることも可能だと思いますが、動けなくなる可能性はあるので。
チャーターしても運転手さんがどうかはわかりませんが。日本からのツアーもしくはチャーターするなど工夫なさるといいと思います。