「青森市文化観光交流施設 ねぶたの家 ワ・ラッセ」が正確なお名前。
駅の近くの、「赤い建物」が見つけやすいかも。裏からですが。
教養がいるのね、ねぶたって
中は撮影可能です。もちろんフラッシュ不可よ。ところが高校生くらいのお子ちゃまたちが、いっぱいいてフラッシュばちばちばちばちで目が痛い。こういうところでの振る舞い方を、家でも学校でも教えてもらわないんだ、気の毒な子達。
さて、内容は教養がいるというか、ハイコンテクスト。
タコかな?って木花咲耶姫だったわよ
上から見たら、なんかな。これ、タコかなって。
下に降りてみれば。女の人がいるよ。
うっへ、木花咲耶姫じゃないの。
天孫降臨したニニギに、ある神が二人の娘を差し出した。ニニギは美しい木花咲耶姫だけを手元に置き、美しくない磐長姫を送り返して、というのが人が短命な理由。というやつよ。
こっちは。紀朝雄と藤原千方の四鬼。
和歌の力というやつですわよ、奥さん。
こっちの小ぶりなものは竹なので大きくできないのでしょうね。
曾我五郎。曽我兄弟の仇討ち。
歴代のねぶたにも、水滸伝・三国志を題材にしてみたりと、なんとも、ある程度の教養がないと楽しめない。
で、その素養が青森の人にあるわけよねえ。やはり豊穣な土地だと思うの。
これら、展示されるねぶたは、毎年入れ替わるのでしょう。残念ながら2020年は中止。だから、令和元年になってて、即位を祝うものだったというわけ。紀朝雄なんて典型例よね。
ねぶたの構造
さて、こっちにはねぶたの構造がわかるものがあります。
誰の顔か書いてなかったけれどだれだろうか。髭と綸巾っぽい帽子。やはりかぶってるところから察するに諸葛亮かなあ。
こっちはもっとスケスケ。
手です。LED球になってるっぽい。白熱球って火災になりそうですし。(実際に出火したことがああるみたい)
こっち。曾我五郎の方は中が見られるようになってました。古くからの、竹のもの。
枠組みの土台は木ですが、竹籤で作ってるのね。これに白熱球なら火事もありうるよね。(神宮外苑であった東京デザインウィークで展示物の火災でお子さんが亡くなった事件がありましたよね)
もちろん外側は紙です。紙だから熱は逃げやすそうだけど、燃えやすいことは確かだ。
チケットは八甲田丸・アスパムとの共通チケットがある
私は八甲田丸でワ・ラッセとの共通チケットを購入しました。⇒八甲田丸
同じ日に使わないとならないというわけではないので、気軽に購入しました。
アスパムはどうしようかと思ったけれど、ねぶたは見てみたい、八甲田丸は入りたい、それ以外はわかんないよね、ということで。アスパムに入った日は、天気がどんどん悪くなってくる日だったので、いいや、次に行こうってパスしました。
コインロッカーもあるよ
青森駅ってそんなにコインロッカーがある感じがしなかったけれど、ワ・ラッセにはコインロッカーもありました。無料区域だから。
営業時間には注意する必要がありますが、コインロッカーがあることは覚えておいてもいいかもよ。