「英語ゼロからの」世界一周なり、海外旅行なり。積極的には止めはしないけれども、なんでそんな不要な苦労して危険な度合いを上げていくんだろう?と思うの。
そんなの、それなりに海外旅行慣れしてからやるべきだと思うんだよねえ。
少しずつハードルを上げて行くの。
いきなりフルマラソンに参加するようなもので。
先に少しでも良いから英語に慣れた方ができることが増えるし、得られる情報量が増えます。できることなら、もう一つ、中国語ができると中国人観光客向けのサービスも活用できるようになるから、楽になっていくんだろうと思う。ただ、中国語に関しては、日本人の場合は簡体字で書かれてもそれなりに推測がついていくから。
個人旅行・自己手配をするならば、本当に、少しで良いから英語が「できる」ところまでいかなくても、少しは慣れてから出国しよう。
じゃあ、「できる」って一般にどの程度だろうか。指標はあるんだろうか。というわけで、今回のトピックスは海外旅行とTOEIC。
TOEIC
全然受けたことがないなら、公式問題集を解いてみよう。
受験者は多いですが実際のところ、あれで点数が取れたからといって、海外留学できるというものでもないですし。
ただ、TOEIC(Listening & Reading)600点くらいからは学部の教養の英語の単位に認めてくれることがありますし(我が母校がそうだ)、母校の理系の大学院の卒業要件にTOEIC(Listening & Reading)500点くらいを設定しているんだよ、と聞いたことがあります。
会社でも何かの職域の昇進条件にTOEICの点数をつけているところもあろうと思います。
TOEICは受験人数が多いので、「それくらいか」とわかるのが良いんでしょうね。
TOEICの1番の良さって、受験機会が多いことでしょうか
まず、受験機会が多いこと。
TOEFLは受験できるところが限られていて、私なんぞは東京まで受けに飛んだんだよね。
英検も受験できるのは年に三回でしょう。
けれどもTOEICならば、大都市ならほぼ毎月受けられますし、鳥取や島根、宮崎のような、人口も少なく、交通の便が悪いところでも(毎月ではないけれども)受験できます。
TOEIC対策で点数を上げていくのも悪いことではありませんし、総合的に学んだ中で点数が上がっていけばなお良いというくらいでよろしいのではないでしょうか。
海外旅行とTOEIC
さて、TOEICで点数を取れば海外旅行が楽になるんでしょうか。
TOEICの問題を見ていただければ良いんですが。
これ、公式問題集です。受験前に解いて、それから対策を打つの。
TOEICでは学術的な講義を受けるというよりも、家族や友人間のシチュエーション以外には、B to C的なシチュエーション、ビジネスシチュエーションがあるんですね。
B to C的なシチュエーションがいくつかあるので、これがそれなりに役立つのではないかと思います。
500点あれば、随分楽になると思う
実際に、TOEICのスコア別にできること一覧がありまして、一部スクショ。

これは、受験者にアンケートをとり、その人の点数と紐付けしたようです。
・https://www.iibc-global.org/toeic/special/target/list_reading.html
海外旅行的には英語で、看板がわかる、時刻表が読める、機器のマニュアルが読める、自分に必要な情報を集められる、ここまでできるようにしておくと、随分と楽になります。
つまり、自己手配で一人海外旅行ができる最低ラインが500点。ここくらいからぐっと楽になってくることがわかると思う。
なので、我が母校の理系の大学院の卒業要件にTOEIC500点を設定しているのは実に合理的なんですよ。これならエンジニアとして一人で海外にある工場に出張できるのではないだろうか、的な。テクニカルな単語は必要に応じて入れていけばいいですし。
もちろん、これが全てではありませんし、実際に一人で旅行に行くと、リスニングがかなり必要になります。TOEIC500点のかなりの部分をリーディング部分で稼ぐ方、つまりは、リスニングで150点、リーディングで350点くらいかなあ。かなり極端な例ですが、リスニングはスピード勝負的なところもあるので、調子が狂うと取れないという人がおられても変ではないと思うんですよ。そういう方には500点あっても厳しいだろうけれど、書いてもらったらなんとか読めるだろうとも思うの。
また、相手ですね。
英語圏ではない場合、相手が英語ができない・・・ということもあるもの。ドイツ語と英語はかなり近しいのに、オーストリアはそうだもん。あんなに近い言語で、アルファベットを使うのにねえ。
とは言っても、リアルなものとは違う。あくまでも目安で
集中力の問題
試験の長さに集中力が持たないこともあると思うんですよ。
海外旅行のリアルが、目の前五分の短距離走の連続とすると、TOEICは、リアルじゃない2時間です。
旅行中は相手や対象に自分がそれなりに興味があったり、利害関係があるんですよね。集中力も目の前の一瞬の会話ですむこともあるし。
それに対して、TOEICに出てくるのは現実ではない。しかも、限られているとはいえ、2時間は長いですよ。
力が発揮できないこともあると思うの。
言葉以外から情報を得る人は実際にできることよりも、点数が低いかも
さらに、現実世界では、匂いや気温、見ている風景、相手の表情、背景の音と、判断を補助する別の要素がありますでしょ。
試験にはこれはないんだよね。
そういう、言葉以外のところから判断していくタイプの人の場合は、TOEICの点数とできる目安以上のことができている可能性があります。なので、自分がそういうタイプだと思ったらあくまでも目安で。
英語のバラエティーの豊かさ
典型的な英語圏に行くならまだしも、必ずしもみなさんそうじゃないでしょう。
東南アジアや南アジアの、旧英国植民地など、日本的には「英語圏ではない」と感じるかもしれないけれども、それなりに英語を喋る人がいるところも、やっぱり訛りがきつくて。
アメリカ以外の地域の発音もリスニングに入るようになったとはいえ、多分インドやフィリピンの、I thinkを「アイチンク」と発音する英語、それが入るとは思わないのよ。
インド英語ってどういう感じかというと、ビッグバンセオリーのラージの発音です。IT系米国企業勤務の日本人が「同じチームのインド人の英語がよくわからんのだ・・・」と嘆いたの。
シンガポールで、なにこの中国語?これが福建?と思ったらある単語が聞き取れて英語を喋っていたのか!英語として認識すれば英語として聞けるようになったということも少なくなく。
中国人はアクセントが四声に引きずられるので上下に音が動く動く動く。
同様に、日本人の英語の癖(典型的なのがBとV、LとR)に慣れていない人が相手だと、なかなか聞き取ってもらえないこともあるから。
英米豪の英語しか出てきにくい「日本の英語学習」ですが、「リアルな英語」ってもっとバラエティー豊かです。それにノンネイティブとノンネイティブの会話になったら、幅が広がる広がる。
アメリカ留学経験のある私だって、その地域やその人の発音のくせがつかめるまでに時間がかかることもあります。
なので、「最低500点は欲しいよね」というのは、あくまでも「目安」にしてください。
「点数を取っていく」面白さ=モチベーションアップにつなげてよ
多分一番初めの受験が400点くらいの場合、割にすぐに点数を上げていけるんですよ。700点くらいまではスーッとあげられると思うの。
この「点数を取っていく」のが面白いと感じる人もおられると思う。
きっかけが何であれ、今の自分の英語がどれくらいのところにあるのかを確認して、ちょっと対策を取っていくのでも良いと思うんだ。
自分の職場でTOEICが評価されず、 旅行に行くときの英語用という場合には、700点を取ってしまったら、もうそこでTOEIC対策は終了。700点から先は上げていくのが徐々に困難になっていきます。満点を取る必要はないのですし、そんな点数をとっていくだけのところに、時間もエネルギーも使うのが無駄かなと。
自習が難しいならば、Skype 英会話を活用するという手
喋れる人は聞けます。聞けるけれど喋れないことはあるけれども、喋れるのに聞けないということは滅多にないでしょ?聴覚障害がある人のような極端な話はしておりませんよ。
なので、Skype英会話で喋ることに慣れたり。相手の先生のいうことを聞くのになれたり。
同時に文法・語法を正確に訂正してもらい、単語も入れ込んでいくの。
いくつかスカイプを使うオンライン英会話やってみたのだけど、大手のレアジョブはプランが豊富かつ教材が豊富なので、TOEICで500点ない人が500点を目指す、600点を目指す、700点くらいまでは、というなら十分だと思う。
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