学習段階によって、辞書が変わります。
私は中国語(モチベーションが低下気味)は永遠の初歩に終わりそうですが、英語は中級以上。米国留学歴があります。卒業したとは言ってない。中国語の意欲が低くなるのは、英語でガンガン交渉しちゃうからだ。そういう人から見て、語学の学習にあたって、辞書をどのように使うのかを。
初心者は手元に「引けるもの」をおいて、それなりに頻繁に引こう
初心者ならば、辞書を引きながらの方がいいです。この段階では、圧倒的に基礎になるべき単語数が足りないから。英語の活用はラテン語の活用とはレベルにならないくらい簡単なんだもの、わからない→辞書でいけます。
そうすることにより、単語が少しずつ増えていくし、その意味も正しいからね。
ただし、このレベルならば、オンラインのね、無料の辞書でも構わないと思う。
ググりながら予習してもいいと思うよ。
なお、このレベルならば、片言でも日本語ができる人に教わるのが効果的。⇒初級、ごく初歩の英語は、(少しでもいいから)日本語ができる人に教わるのがいいと思う
中級者は辞書は復習に使おう
中級者になると単語の「推測」が必要です。
日本語でもそうだと思うのね。全てにおいて、定義をはっきり明確化させてないでしょ?
英語でも、いかに初見の単語の意味を正確に推測するのか、これも大切です。
そして、読む・聞く・話す・書くのうち、自分が目的にしているものが何で、それにあたって自分に何が必要で、何が苦手なのかがわかると思うのね。
読解がメインの場合
大学入試の英語を念頭に置いている場合は、難関校になればなるほど読解と作文がメインです。
・https://kou.benesse.co.jp/bunseki/kokukouritsu/kyusyu/english00.html
英語の検定ものでも、読解が苦手だという人は、点数が伸びない。読解は必須です。
読解にあたっては、辞書は使わずに読んでみよう。辞書が使えない場面でどう対処するのかの練習が必要ですから。試験の読解ものでは、「わからない単語なのになんかめっちゃ何度も出てくる」がその文のテーマの、コア部分になってることがあるから、推測が本当に必要になる。
仮に、オンライン英会話を活用しようと思うならば、記事を初見で音読して、分かっているか質問するよ、のタイプの講義をしてもらうと効果的です。(どのみち、このレベルではリスニングもどこかで必要になってる)。
しかし、同時にこのレベルの人は、同時に文法・単語・イディオムも正確に入れていかないとなりません。「正確に」ですね。特に試験ものならば読解オンリーということはまずないからね。このレベルの人たちは書くことも求められてます。書くためには、まず、正確な用法を入れておかないと、意味不なことになる。
そこで辞書を復習で活用するの。
まずは初見でわからなかった単語をマークしておく。これは動詞+前置詞なりイディオムのことがある。なお、姉さん、今でもgetが出てくるイディオムは苦手です。(外国人慣れしてないネイティブってねえ、ラテン語由来の一語の単語よりも、getが出てくるイディオムの方がわかりやすいと思い込んでるところがあって(涙。)
名詞ならその動詞形も押さえておくといいです。そういうことを考えると、一ページで隣接する単語まで見えるし、英語は辞書を引きやすいし。紙の辞典を推奨します。
高校時代からにボロボロにしたのがジーニアス。
リスニングがメインの場合
試験以外では単純なリスニングってありえない訳で。
TOEFLでも結局はリスニング+読解+スピーキング。
むしろ、発音を矯正してもらう方が良いことが多いと思います。
発音できる→聞ける
ということでもあるので。発音できるのに、聞けないということはまずないよ。聞いたその先、理解できるかはまた別の問題です。
単語を入れ込んでいかなければならない場合、音を出せる辞書もそれなりにおすすめです。そうすると、電子辞書なり、アプリの辞書なりが便利かな。
私はカシオの英語・フランス語の電子辞書を使ってました。昔の話。大学生協限定モデルと言われて買った。
英英辞典は?
一歩先に進む場合、英英辞典も使えますよ!
どこかにマクミランの英英辞典があるんだが、まあいいや、ロングマンを出そう。
このロングマンは、言葉の使い方辞典です。英英辞典って国語辞典でしょ?と思っただろうけど、このロングマンのエッセンシャルアクティベーターは、日本の子供向けの国語辞書とはかなり違う感じ。
このロングマンでは、Quietという単語の使い方で見開き一枚、定義・用法・例文の解説があります。
いわゆる単語帳は、その試験に特化してるけれども、その先。実際に使う機会がある人は、ネイティブの語感などを体得しないとどうしようもないんでね。そのときに使うといいと思います。
結構面白いの。
これなんですが。
新しいものは日本版は出てないのかな。
ただし、英語は地域性があり、同時に言語は移り変わるものです。なんか古い言い回しになってることもあるだろうからね。
いわゆるオックスフォードなどの英英辞典になると、定義あり、言い換え方・類語がでてきて語彙が増えます。ただし、中級を過ぎた人向けなので、大学入試・TOEFL対策という人には、ここまで用意しなくても、と私は思います。