台湾の高山茶というと、凍頂・阿里山・梨山(&大禹嶺)あたりが有名です。
値段はこの順番に上がっていくのね。
杉林渓(シャンリンシー)は、日本ではこれらよりは知名度に劣りますが、良いお茶の産地なの。自分で買ったのは初めてだったかな。ちょっとおしゃれなパッケージで悪くない茶葉を出すお店を見たことがあるのだけど、紙コップで飲まされたのと、店員の淹れ方が下手なのと、値段と味のバランスが取れてなくて購入には至らなかったパターン。私に淹れさせろってやつだ。わざわざ記事にまではしてないと思う。
Kkdayさんでモニターさせてもらったお茶教室は明山茶集さんだったんですが、その最後に出てきた「高山茶」が、それまで飲ませていただいたお茶とは格が違うなあってことで購入しました。それまでのお茶が150g(だと思う)で300元なので倍の、150gだと思うのだけど、600元。そりゃまあ、味も変わるよ。
さて、一煎目。
ふわっとしたお茶の甘みが広がります。どうしても、台湾の硬水で淹れるわけではないので、思ったような味が日本では出ないこともあるんですけどね。(そこでエビアンで淹れることは考えない)
私の好みの、焙煎が浅めで、発酵が浅めのお茶です。
10煎くらいまでいたしますよ、私。流石にそこまでやると色水ですが。
なお、台湾でお茶屋さんに通うポイントでまず気をつけること。
「安いお茶=悪いお茶」ではありません。
安くてもその値段の割には美味しいお茶はたくさんあります。自分の舌に合ってれば、良いお茶ですよ。
しかし、高ければ、やはり高いだけあって美味しいお茶が出てきます。
同じ産地でも安いお茶を出してもらって、その後に高いお茶を出してもらわないと、安いお茶の良さがわからなくなってしまいます。
次に、焙煎・発酵の強いものを先に飲んでしまうと、焙煎・発酵の浅いものの味がわからなくなりがちです。スタートは凍頂が出てくることが多いかな。
凍頂・阿里山・梨山(&大禹嶺)と飲んでいくなら、この杉林は阿里山の前か後かでしょうか。私の好みドンピシャのお茶が多いのもあるんだけど、梨山から入ってしまったら、もう他の茶葉は飲めないもの。
もしも仮に、お茶を飲んで??と感じたら香料・甘味料を加えていることがあると思う。自分の舌を信じて!特に書いてないけど、日本で、ある方(多分、私がどれだけ飲んできたのか知らない)に茶葉についてうんちくを語られて台湾の茶葉をいただいたことがあるのだけど、どう味わっても着香では?ということだってある。実際のところはわかりませんがね。
でも自分の舌を信じるのが一番だよ!