このページの内容をまとめると
今回はKKdayさん経由でのモニター体験をさせていただきました。
Kkday 【台北大稻埕(ダーダオチェン)】台湾茶文化体験
お茶好きよ!台湾の高山茶が好きなの
さて、姉さん。コーヒーは飲めないけれど、お茶は大好き。
ただ、かなり銘柄は決まってきちゃってて、中国・台湾のお茶なら、いわゆる「台湾の高山茶」になってきた。阿里山・梨山・凍頂、このあたり。お手頃価格の凍頂をよく飲みます。
日本でも、中国に留学してお茶のお勉強をしていたという方のお店に通って、それなりに飲んだんだけど、やっぱり台湾の高山茶が一番しっくりくるんですね(そこでも扱っておられます)。その日本のお店はやはり中国系が得意なので、オーナーさんと仲良くなるとズレが大きく感じられるようになってくるのよね。(先方は少し仲が良くなったからこそ、自分の得意なお茶を飲ませたい。私は頑固に台湾の高山茶が軸になってしまった)
私はあくまでも趣味の域でいいと思っていて、本格的に学ぶつもりはないんだけど、台湾のお茶についてもうちょっと詳しく、体系的に知りたいなあって思ってたんです。
だから昨年Kkdayさんに誘っていただいて一番興味があったのがここのお茶教室でした。ただ毎日なさっておられるわけではないから、これまで日程が合わなかったのがようやく今回あいました。
お茶教室
高先生
講師の高さんは四代目。下にちょろっと出ているのでわかると思うけれど、30代前半くらいではないかという若さです。お店に入った時に、あれ?違った?と間違えるほど、「お茶屋さん」っぽくないんですから。
このコース、日本語コースと中国語コースがあります。(英語コースもできたようです)
そうなの。台湾のお茶屋さんが日本語で解説してくださるんだから。高先生は日本で勉強していたこともある方です。もちろん、日本語世代のお茶屋さんの日本語とは違う、「日本語」です。
日本語を学んでくだって、日本語でお茶について講義もしてくださるんだから感激です。
お茶について
今回はお茶の歴史から始まりました。
薬としてのお茶。緑茶・紅茶・プーアル茶のような黒茶、そして私の好きな烏龍茶のお話。
これは紅茶ね。
入れながら、
- 蓋碗(かいわん)は水温が高くないものにおすすめ
- 急須は水温が高いものにおすすめ
という、使い分けも教わりました。私がすでに「青茶」ばっかり試させてもらうから、大抵のところでは急須で入れてもらうわけだ。
かっこいいから蓋碗欲しいなって思ってたんだけど、私は青茶メインだから、結局熱いものにはなかなか使えない。だからいっかーって。日本の緑茶は(わかると思うけど、これがまた一つの銘柄に)こだわって買うんだけど、やはり砕かれているから、蓋碗は出番がなさそうです。
緑茶・紅茶・烏龍茶と飲み比べて、緑茶に戻ると、緑茶はやはり苦味が強いなあって思いました。なお、苦味を抑えるためには、水温は低めにするといいよ!我が家では、熱いお湯を茶海に一度入れて少し冷ましてから注ぎます。
次。これが個人的にかなり参考になるのだけど、お茶の製造手順と分類のチャート。それなりに飲み進めてくると、こういうことかな、と体感的に見当がつき始めるものですが、体系的にマッピングしてくださると良くわかりますね。
全部はお見せしないよー。
是非、自分で受けて聞いてきてね!
実は姉さん、祖母のやり方ですが、製茶ができないわけじゃない(うまいものができる保証はどこにもございません)。一日でできるものではないのだけど(量の問題ではなくて、一つの工程にかける時間の問題)、あれは軽めの発酵と軽めの焙煎を行ってたのかなって。祖母が作ってたのは、緑茶ではなくて実は青茶に近かったんだなって、今回つくづく思いました。それでなのよね。高山茶に走ってるのは、祖母の味を求めてだった。盆地だから日照時間も短くて適しているということかなって。
それだけだとなんのことだかわからんでしょうが、台湾の高山茶の味がわかって、講義を受けたり、製茶について少し学べば、通じると思うんだ。
そして台湾のお茶の名付け方。
- 品種+仕上げ
- 産地+仕上げ
- 物語
とあるようです。確かにそうだなーって。 だから、お茶の名前を聞いて味の推測がつく。推測がつかないのは良い意味でも悪い意味でも、いわゆる外れ値のようなものですね。これで選ぶときも、お店に銘柄指定して飲ませていただこう。
Kkday 【台北大稻埕(ダーダオチェン)】台湾茶文化体験
台湾のお茶の鑑定方法
そして、次はプロの鑑定方法。
このレンゲを嗅いで、お茶の香りを確かめていくの。意翔村に行くと、(普通のスプーンだけど)こういう風にやって、好みのお茶を出してくださることがある。このやり方は問屋さんのやり方ですね、と先生はおっしゃっておられた。
そして自分のカップにお茶を入れて味を確かめる。空気と良く混ぜあわせるんだそうですよ。
これもまた、台湾のお茶の鑑定用のものです。
どうやって使うかは、是非講義を受けて聞いてみてね!
お茶をブレンドする
今回出していただいた五種類の中から好みのものを選んでブレンドするの。
このプラスチックの入れ物は、また使えるから、自分の好きなお茶を入れて旅行に持っていっても邪魔にならないですね。(この後の京都旅行に、まとめて実家に送った荷物の中に入れていたので飲めなかった)
実は驚いたのが、金萱茶。ブログに名前を出したことのないお店ですけど、ミルクのような香りって半ば押し付けられ気味に買わされて、なんだか変な感じかあってね。それ以来買わないことにしている種類のお茶なんですが(いらないって断ったら、え?って顔するのなんで?)、ここのは非常に自然な香りでした。
そのことを先生に言うと、「違和感を感じたら、それは着香のことがあります」と言われて、ああ、そういうことかーって。 自分の舌を信じろってことですね。
それで、私にしては珍しく金萱茶をメインにブレンドしてみました。
ブレンドしたお茶を淹れてみたよ
台北で入れるのと、日本で入れるのと、どうしても水質が異なるのね。台湾は(比較的硬水)、日本は軟水。それで、味や香りがうまく出ないこともある。
もちろん、淹れ手(私)の淹れ方が下手だという説は大いにありうるよ!そして、そこで、エビアンにしましょう、とか。(水道水が不味いわけじゃないのに)ウォーターサーバーにしましょうとか、そこまでは私はこだわりません。
ふわっと匂い立つ、葉っぱの香り。金宣もほのかに奥の方に香って、我ながら天才的なブレンドだったと思いました。ただしかし、同じブレンドが次にできるわけではないからね。
Kkday 【台北大稻埕(ダーダオチェン)】台湾茶文化体験
もちろん、お茶も買えます
私はこの講義の後に出していただいた高山茶が美味しくてね。
こりゃランクが上のが出てきたなーと思ったらその通り。講義の時に使ったお茶は300元程度(「安いお茶」がすなわち「悪いお茶」ということではないですよ)だったけど、600元のお茶が出てきたんだもの。で、そのお茶を一つ購入いたしました。杉林渓のお茶です。(カード使えます)
Kkday 【台北大稻埕(ダーダオチェン)】台湾茶文化体験
「張仲禹」という作家さんのカップ
今回は私と台湾人のお嬢さんの二人での講義でした。この方がまた日本語がうまいんですよ。(私がいるからって、日本語で会話をしてくださるのにも涙がちょちょ切れる)。この方がガチな方でマイカップをお持ちでした。撮影させていただいたのでこれ。
日本だったら、ぐい呑み(?)みたいな感じなんでしょうか。
若手の作家ものだそうで、「張仲禹」という方のものだそうです。
大稻埕
場所は、大稻埕。この近辺には結構お茶屋さんがあるようで、目の前に公園があって、そこで製茶がどうのという掲示もあったし、デパートによく入っている有記名茶の本店もこの明山茶集さんとは公園の対角線上にあります。いろんなお店のお茶を飲み比べると、一つのお茶の名前(やカテゴリ)の中でも微妙に差があるので少しずつ買い歩いてもいいと思う。
実は、この周辺の美味しいお店を教えていただいたのだけど、実は閉店していたパターン。
地図は取ってあるので、また次回、別のお店でチャレンジにしようと思います。
Kkday 【台北大稻埕(ダーダオチェン)】台湾茶文化体験