西安にはモクシーは2つあります。今回私が泊まったのはMoxy Xi’an Downtownです。西安城市中心Moxy酒店(西安钟楼店)。鐘楼駅のすぐ近く。本当にダウンタウンなのよ。もう一つのMoxyは、西安Moxy酒店(曲江大雁塔店)です。

向かって左側にはバーがあったっぽいけど、潰れてたねえ…(後で別の記事で書こうと思うけど、西安ってそんな感じ)
Moxyブランドとしては、4月の蘇州のMoxy以来。だけど、中の運営をしている会社は、マリオット系列のホテルを一括で運営してるんじゃなくて、各地の会社がマリオット系列のとして運営してるのかな??と思わなくはない。
結論から書くと、もしも辛いものや濃いめの味付けが食べられて、観光がっつり三泊四日、くらいだったら、すごくお勧めできます。私も四泊したし。小さめのホテルだからか、中国人・not中国人を問わず、団体さんは少ないようです。
Moxy西安ダウンタウンを選んだ理由
地下鉄の駅からの近さと、洗濯ができることです。三つ目は、安心のマリオットブランド。全員が英語ができるとは思わないけど、英語ができる人が一人はおるやろ、みたいな。
ついでに、どうも、びゃんびゃん麺は居住区域よりも観光客の多い区域の方が探しやすいっぽいんですね。次のホテルは居住区域にあって。俺も一度はびゃんびゃんしたいんだ…びゃんびゃん…(食べたけど口に合わなかった)
いやー、お腹が心配になるわけよ。翌日大変な目に遭う可能性はあるんだけど。いやー。ということで。食べたらすぐにホテルに戻れる位置がよろしいのでは(大名案! みたいなのもあった。
比較的新しい(2021年)ホテルで、2021年に計画(行けるわけなかったやつ)だけしてたときから値段を見てたんだけどね。開業当初は400元前後。ぽしゃった2024年は高かったし、今年もこの時期は元々600元くらいだったのが400元を切りました。
実は滞在中に、(11/11に向けた)フラッシュセールを始めてて。次のホテルに引っ越すのをキャンセルして、ずっとここにいようかな…とふと思ったけど、今回ここに4泊しててさ。そろそろ胃腸が疲れてきた。次のホテルはラウンジ飯ができるから、夕ご飯におかゆ…近くに広東粥の店もあるし。と思って引っ越しました。
いろいろと、宿泊する人の痒い所に手が届く客室だった。
2号線なら、Cの7あたり。6号線ならH。
交通の弁はすごく良い。なにしろ、鐘楼駅ですから。Cというのが、アンダーパスになってるとこです。地下鉄でCで上がったら、7へ。ここは、上下ともにエスカレーターです。

あがって振り返ったら、ドーン。鐘楼です。
6号線からなら、Hで同じ区画にあるノボテルの前に出るので、易俗社文化…という方向へどうぞ。えーと、Hは下りのエスカレーターあったかな…なくても、Cの7から入ってしまえば、中で移動できるよ。
痒い所に手が届くお部屋
壁にいろいろかけてあるのが、モクシー。前回の蘇州よりも、いろんなイクイップメントがあるっぽい。

窓際に丸いテーブルと、揺り椅子があってね。これが何気に良かった。

ベッドの隣に折りたたみデスクがあります。
しかし、ここは結構暗くて(揺り椅子とテーブルを動かした方が明るい)、ここは完全に物置きに。

音
易俗社というのが、劇場を持ってて。雨の日以外、夕方までやってて。そちら側のお部屋だと、見られるんですよ。(元々無料だと思う)
人によっては、うるさいとレビューに書いていて。私はリクエストしました。劇場が見られるお部屋にしてくださいって。最上階から劇場ビュー。確かにマイクを通してるけど声が響いて。何を言ってるのか意味はわかんないけどさ。揺り椅子に揺られながら聴くと、なんとも良かった。

その後、ジモティかモクシーの客かノボテルの客か、他のところの客か知らないけど、親子がバドミントンみたいなのをはじめる音がした晩もある……あのシャトルがバーンとガラスにあたったらけっこうやばくない?と思ったけど、そんな間抜けじゃなかったんでしょう。
さらに、22時くらいまで、何かここの広場の飲食店か屋台の、自動音声なのかなー、みたいな、呼びこみの声が延々と…これはちょっと堪えるので、ノイキャンヘッドホン。西安は、あの手の無機質な呼び込み音声が延々と続く、というのが結構ある。(どこまで効果があるのかな)
ただし、その無機質な呼び込みが終わったら、夜は耳がツーンとなるほど静かです。
今回は角部屋ではなく、両隣がいたんだけど、結構物音が聞こえます。
しかし、タバコの煙は入ってこなかった。エレベーターの中が臭かっただけ。これも、人の組み合わせまで含めたタイミングもあるんでしょうけど、おそらく客室数的に、団体客(中国人・外国人)を受け入れることができるホテルじゃないんですね。次のホテルと比べると、そこが大きいのかなーというのが、次のホテルとの違い。
バスルーム
バスルームはこんな感じ。

見たところ、リノベっぽさはない。
シャワーは、私が出したときは、いつでもちゃんとお湯がでた。(広州水シャワー以来、ここは重要ポイントになってる)

プラスチックの椅子兼物置がブースの外にあって。中で座りたいなら座れるし、荷物を置きたいなら置けるし、みたいな。(着替えた先を入れるのは、洗面台の向かって左側にある)
西安の水はまずい
中国は生水が飲めないところですが、つい、ね。外から帰って手を洗って、そのまま顔をバシャっと水かけて。その次にガラガラ……と、うがいをしかけて、オエってなった。
それほど水がまずい。
どこから引くんだろうね……
ペットボトルは、アクアフィナ。お部屋には2本しかくれなくて、一階のジムで少しウォーキング()をして、水をもらってきました。必ずしも水まであるとは限らないけど。
洗濯
洗濯室は2階。

↑の左下は、洗濯から乾燥まで全部やってくれます。朝ごはんを食べながら洗濯して乾燥させて、引き取ってからおでかけした日もあります。
蘇州のMoxyと違って、中国アカウントのアリペイを使わないとならない、みたいなことはなかった。
フロントにいったら、洗剤のパウチもくれる。けど、蘇州で買った小さいボトルを持ってきてたので、それを使いました。
朝食は結構な種類があるし、お粥は毎日違った
朝食会場はフロントの奥。蘇州のモクシーが、「朝食が貧弱」と書かれてたのがわかった。なかなかの品揃えです。4泊したけど、こんな感じ。麺は毎回湯粉です。
ここのヨーグルトは伊利。伊利もおいしいけど蓋が開けにくかったな…と思ったらこれはちゃんと開いた。

これで終わるわけがない。フルーツは毎日おかわりした。

米?あるやんか、湯粉が。
そろそろ胃腸が……な三日目。お汁粉ではなくてなんだっけ、この黒いの。黒米のお粥だったと思う。お粥は毎日変わったので連泊してもお粥には飽きないよ。

フルーツはおかわりしてる。
この日のお粥は雑穀米のお粥だったかな。上にトッピングしていけるけど、黒米や雑穀米だとトッピングしないのだ。

胃腸が…といいつつも、やめられないとまらないフルーツ。柑橘系はないんだからそこまで胃腸に負担はないってば。
中国らしさというか、西安らしさというか、をとったのはこれだねえ。

ベーコンは特に中国らしさはない。蒸し野菜はわかるね。
右上は肉夾饃(ろうじゃーもー)のちっこいの。結構八角を効かせた豚肉を使ってたからご注意あれ。私は何回か肉夾饃を食べてるけど、多分豚肉のしか食べてないと思う。
その下のネチネチした感じのは、甑糕(ぞんがお)。甑(こしき)というのは蒸し器。古代の日本でも出土してる。お米と棗とを蒸したやつ。結構ズンとくる甘さでした。ネチネチした食べ物が好きな俺さま、気に入ったけどただ一回しか出てこなかったような記憶。
観光エリアのみならず、城壁の外の居住区域でも路上で甑糕を売ってる人もいたけど、私が買えると思いますか?支払いはできるよ。しかし口に入れるのは無理。
フロントさん
マリオット系と言えど、実際には英語服務と書いてても、フロントの全員ができるわけではないです。
英語服務というのは、英語ができる人がいないわけではない、という意味でしかないと思う。
英語ができるフロントさんは、私がお会いした中では、蘇州のMoxyの方が多かったかなあ…と思う。あそこの「中国の親切なお姉ちゃん」タイプの陽キャな雰囲気の押し出しの強さもなかったなあ。
どっちかというと、こっちは「中国のぶっきらぼうだけど不親切ではないお姉ちゃん」的な。性格もあると思うけど、江南との文化的な違いをここでも感じた。
周囲に飲食店はあるんだけど。
ここねえ、易俗社というところがやってるのかなあ。劇場関連の博物館があるはずで、一度探そうとしたんだけど、あるはずのところに…いやここは??いやいや3Dの何かとか見たいわけではないんよ、みたいな感じで。
西安、景気悪いんかな?と思ったのは、(夜中までうるさいと書かれていた)一階のバーが潰れてた。だけでなく、一階は劇場側にはカフェとお茶屋があった形跡があるけど、これも潰れてた。劇場は劇場は無料だけど、周辺で飲食するお客さんのお金で稼ぐビジネスモデルかな?と思ったんだけどねえ。
この区域に、肉夾饃を出すお店や、泡馍を出すお店もあるけど、時間のせいかなあ。あんまり繁盛してなかった。饃に関しては後で書く。

武漢マリオットの周辺が結構そんな感じで、郊外のお茶屋エリアの再開発がそんなにうまくいかなかった????と思ってたんだけど。
ここ…西安のど真ん中。鐘楼…ただし、ジモティ狙いのエリアではないかもしれない。


