列車はないと言われてバスになった
帰りは長距離バスにしました。列車がないから。
⇒ムングファ号に乗って、釜田駅から晋州駅へ
もう一人のアッシー君が私たちをバスターミナルに連れて行ってくれました。
時間にルーズな人は耐えがたい
私は帰りの高速船の時間があるので、時間を調べてくれとお願いしていたのですが、韓国女子はちっとも調べてくれません。「たくさんあるから大丈夫」それでおしまいです。
だから、読めないんだってば。
ただ、友人は「釜山駅行のバスがある」と言い張っていたのです。Googleで調べても出てくるのは釜山の沙上駅の西部バスターミナルです。だから調べてくれ、というのですが、調べてくれません。階段のある西面駅では乗り換えたくないのよ。
15時45分のビートルなので、14時45分にはチェックインしたい。日本ならまだしも、勝手のわからない韓国だもの。SKでWi-Fiを返さなければならないし、免税店で購入したものをピックアップしないといけないし。傘を買ったのでその免税措置も受けたいし速ければ速いほど良いの。と言いました。「大丈夫だよ」
腹具合があまり良くないので、ランチはなくても良かったのですが、お昼を食べて、晋州のターミナルへは12時過ぎです。アッシー君が奢ってくれました。ありがとう。だけど、それより先に行きたいの、釜山に。
沙上か・・・
チケットを買ってみます。12時半出発のチケットです。沙上・・・。
「・・・これ、沙上じゃん。だーかーら。釜山駅行きがあるんでしょ。それじゃないと困るじゃん」
「あー、釜山駅行きはないって」
だーかーら。調べろって言ったのに。もう、泣きそう。
博多港のときはお腹がほとんど空だったからいいけど、さっき食べたばっかり。お腹が痛くなったら大変だ。国鉄の沙上駅から国鉄の釜山駅に、と思いましたが、今度は国鉄の本数が少なそうです。
やっぱり地下鉄の西面駅で階段乗り換えじゃない!それは嫌だって言ったのに!
助けてくれた女の子がいた
バスに乗ったら友は「一時間半で着くよ」
うそ。二時じゃん。大きくため息をついた私に女の子が話しかけてくれました。
「あんた、どこ行くの?」
綺麗な英語です。
「釜山。船で日本に帰るの」
韓国女子がその子に少し話します。
「あんたを地下鉄の沙上駅まで連れて行こうか?」
頼む〜。
「じゃあねー!」
韓国女子は出て行きました。
その子は釜山出身だけど今はオーストラリアに住んでいて、晋州には祖父母を訪ねたんですって。
「そうねえ。14時45分にチェックインしたいか。急がなきゃいけないねえ」
「沙上から中央までは・・・わあ。西面で乗りかえ?」
「そうなるねえ」
あの、階段・・・。ぎゃあ。
「タクシーという手もある。タクシーに突っ込もうか」
「そっちの方が楽かもね」
「あたし、回り道すんなって念を押すから」
少し喋っていたら途中で客を拾ってバスは満席。その子が私の隣に来ました。
カカオトークでおしゃべり中。しばらくして言いました。
「あたし、西面で人に会うことにしたの。あんたを乗り換えのホームまで連れて行くよ。韓国初めてで西面もわかんないでしょ。韓国のタクシーはねえ。回り道したりするし信用できない」
「・・・ありがとう」
助かりました。地獄に仏だった。
私、日本語の読めなさそうな外国人とみると、ずっと大丈夫か、何か困ってないか、と英語で聞いてきてできる限り助けてきたから。それがいま効いたのかもしれない
高速バスにはもう二度と乗りたくない・・・
バスは高速道路を降りるところで危うく事故を起こしかけました。
目の前に軽トラが入り込んできたのです。
そういえば、二台前にのんびりした車がいて、それを追い抜くときにも結構無理な感じの割り込み方をしていました。高速道路を降りると今度は道が悪い悪い。
客席の座席にはスプリングがきいていません。でも、運転席はスプリング効きまくりで、運転手はぽんぽん飛びながら運転しています。
見ていて、怖い。まじで怖い。
デッドラインは15時でしょう。SKで返却して、免税品をピックアップするのに時間が必要です。
沙上のバスターミナルに到着するのが14時過ぎなら、1時間しかありません。タクシーで足下を見られて回り道されたら本当に困る。文字が読めない所で地下鉄を探すのも大変。沙上駅に14時10分、西面駅に14時30分。のりかえて14時45分に中央駅。歩いてフェリーターミナルなので15時に到着、と踏みました。押せ押せです。
韓国の女の子が連れて行ってくれた
沙上のバスターミナルに到着したのが14時。Vちゃんというその子は駅に連れて行ってくれて、切符を買うのを手伝ってくれました。やっぱり標識が少なくてわかりにくかった。
地下鉄に飛び乗ったのが14時03分。7分余裕ができました。西面駅で乗り換えて14時15分だったかな。西面駅では階段を駆け上がりましたよ・・・。荷物が軽くて良かった。Vちゃんとはそこでハイタッチをしてお別れ。
結局、中央駅には14時20分くらいで、14時30分にターミナルに到着できました。
・・・やった。やったよ。
なんとか予定通りの時間に着くことができましたが、それはVちゃんが沙上駅まで連れて行ってくれたからですよ。一人だったらどうだったかわかりません。
本当にありがとう!
韓国の場合は文字が読めないので、友人に調べてもらったりしなければなりません。その場合は一時間余分にとって言うようにしよう・・・。