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今宮神社で、名物あぶり餅の二店をはしごして食べ比べ [2018年10月 京都・奈良巡礼の旅]

今回少ない食事ネタ枠。あぶり餅目当てで今宮神社まで行ったのよ。今宮神社前のあぶり餅は、平安時代の味を今に伝えるという話。

いやさあ、ここで1000円も使うからちゃんとしたご飯が食べられないんだって話は事実なんですが、好きなんですよ。団子系。米粉だから炭水化物枠で許してくれや。

今宮神社

まずは、今宮神社に参拝しました。

本来ここには一の鳥居があるんですけれども、昨年の台風の影響で撤去。

今宮神社 鳥居あと

なんとも、物悲しいですな。

この道をずずっと行くと今宮神社なんですが、盆地の10月、日暮れは早い。すでに15時を過ぎていまして、15時なのにと思うけれどひっそりとした住宅地の中では微妙な感じです。

実は、お地蔵さんというか、地主神のような小さな祠があったのだけど、ふっと通りすがりに覗くと顔が真っ白に塗られて眼鼻口が書いてあって、正直なところゾゾっとしたわけです。できたら夕暮れに通りたくないなあなんて思いながら、今宮神社。

今宮神社 赤い門

あれ、この前にあぶり餅屋さんが二軒並んでいるのでは?

古い神社は他にも門を持っていることが少なくないので、ま、いっか、と中に入りました。

見切れてしまったが、本殿。

今宮神社 本殿

まあ、立派なこと。

だってこの神社は「玉の輿」の神社だもの。

その昔、男の方が好きだと言われる家光さん。ある尼さん(とは言え、公家の娘)を見初めてしまいまして、これは!と春日局はこの尼さんを還俗させて家光の側室のお万の方にしちゃった。元は公家の娘なので京都から侍女がついてきたのだけど、その中にお玉ちゃんという女の子がいた。西陣の八百屋の娘とも言われるお玉ちゃん、名前の通りかわいい子だったようで、家光の手がついて男の子が生まれた。その子が綱吉。

お玉ちゃん、つまり桂昌院さんは敬虔な人だったのか、今回も色々回ったけれど京都・奈良の神社仏閣に葵の御紋がついているものがあるんですよ。よくみると「西の丸」からって誰や?ということもあったけれども、綱吉が桂昌院のために寄進したと書かれているものが結構あった。

この今宮神社はその筆頭格。お玉ちゃんの生家の近くなんでしょうな。

御朱印をいただいて、某赤ちゃんを脱しかけた女の子にって玉の輿お守りを買った。玉の輿というよりは今日的なね幸運を、という意味だったんだけど、通じるかな?「玉の輿」というのが微妙にご両親に嫌がられそうだった(お前が結婚しろよ!みたいな)ので差し上げるのはやめて、別のお守りを差し上げることにしました。

ここの境内は色々ありそうだったんだけど、微妙に薄暗くなり始めて、餅を探さねば!ということに。

こっちに何かありそうだね。

今宮神社

今宮神社

花傘の見開き御朱印:500円、お守り:800円

あぶり餅食べ比べ

きな粉をまぶした餅、というだけでよだれが出るのに、それをさらに炭火であぶる。

うまいに決まってる。

白味噌をかけるのだけど、白味噌文化圏で育っていながら、嫌いなのだ、白味噌が。八丁味噌の方が好みだが味噌煮込みうどん、お前はダメだ。

何はともあれ、あぶり餅の食べ比べです。

かざり屋

先に呼び込まれたのは門に立って右手(門に向かって左手)のかざり屋さんだったのでそちらに。

お座敷にどうぞ、ということで、上がらせていただいたけど、単身の女性が何人かおられた。

玉の輿狙い?それとも私と同じく餅狙い?花より団子、玉の輿より団子。

かざり屋 中

お茶はティーバッグだったけれど、急須にお湯をドバッと入れてくださって「入れたばかりなので少しおいて」とおっしゃってくださった。ああ、そりゃ高いティーバッグでないのはわかるんだけど、お茶を一人で、というのはなんとも勿体ない。京都の水がこんなに合うとは若い頃には思わなかったんだけど、今回本当に肌に水が合うってこういうことかってくらい、しっくりきた。

あぶり餅一人前500円。

今宮神社 かざり屋

この餅がついている竹串ですが、どれも二股に割れていました。

この餅は炭火であぶっておられて、客は平日の夕方であまりいなくても、結構時間がかかるもののようです。

白味噌はあまり好きではないのですが、味はほんのりという感じ。甘みもつけてあって、しょっぱさもある。へえー。

人が少なかったからか、のんびりとしていて大変良かった。赤ちゃん連れのご家族がおられてこちらものんびりと赤ちゃんのお世話もなさってて良かった。

一文字屋和助

さて、お向かいの「一文字屋和助」通称「一和」。

ここが平安時代からある、日本最古の飲食店です。長保2年(1000年)創業というので、あれ?定子と彰子の二后が立った年ではありませんか。

清少納言は食べたかな。紫式部じゃない気がする。

ここも炭火でずっとあぶっておられました。
今宮神社 炙る

結構、時間がかかるんですよ。あと、真夏はきっと暑いよね。

こちらはお座敷ではなくて、店頭で座って外をというかかざり屋さんを眺めながら食べるスタイル。やっぱりティーバッグを入れた急須が置かれて、ああ一人だとなんと勿体無いことよ、と思うのね。

今宮神社 一和

こちらも二股の竹串でした。

餅の形が揃っていて、より薄味でより香ばしく焼き上げてある感じがいたしましたね。

先にこちらをいただいた方が良かったかなと思うのだけど、お茶で口はそれなりにリセットされていたはずなので、ま、いっか。

こちらも一人前500円。

ああ、うまかった。

甘いのしょっぱいのが好きならかざり屋さん。香ばしい焼きもちがお好きなら一和さん。

こういうお餅みたいなのが大好きなら、姉さんみたいにハシゴするに限る。(一和さんを先に行くのがいいんじゃないかな)

【京都のプライド】創業千年、日本最古の茶店女将「ほんまもんのおもてなしは、利害関係なし」 

この写真は帰るときです。

今宮神社 門前の餅屋

向かって左がかざり屋、右が一和。

屋根の上のかざりは、守神のしょうきさまでしょうかね。

往復

行き

その直前、晴明神社にいたんですが、往復するだけの時間があるわねーって。市バス12番立命館行きで一本。船岡山のバス停で降りました。ここから今宮神社までは案外あります。

帰り

12番のバスは堀川通りを南下して四条堀川まで行くだろうと思ったんだけど、あの祠の前を通るのが嫌だったの。

で、別の「今宮神社」のバス停(このあぶり餅屋さんから近い)から46番が四条堀川を通るらしいのがわかったのでそれに乗ろうと思ったんだけど、私がバス停を探しているときに46番が通って行った・・・待ちますか、待ちませんか?京都のね、細い路地なんですわ。微妙にここで次のバスを待つのは不気味なんですわ。何がって?結構乱暴な運転で細い道に突っ込んでくる車と、夕闇と土地勘のない私(突っ立てる)って相性悪そうじゃん?

船岡山のバス停は少し大きな通りにあるし。12番じゃなくても、堀川通りではなくても四条通りに出れば歩いて帰るわよ、と。

いわゆるイラチな私は大徳寺方面に行ってみようかと歩き出すと、大徳寺・・・17時前に(ほぼ)クローズ、夕闇が迫り、ランニングする市民とあいさつをかわす私なんですが、ビビリまくり、どうも、大徳寺は突っ切れないのではないかというわけで、どうしようもなく、途中で曲がってあの祠の前を通る道で船岡山のバス停から12番でホテルの前で降りましたとさ。