風俗博物館
平安時代の風習などを、人形で表現したところです。
定期的に入れ替えがあって、前回の巡礼の旅では入れ替え時期で見られなかったんですよ。
お人形さん、それも座高30センチと侮ることなかれ。クオリティの高いこと高いこと。
今回は節句ということですが、お雛さまの原型とか、曲水の宴とか。
どこまで公開していいかわからないので、ひ・み・つ。
もう一つ、京産大のむすびわざ館での展示でも協力?しておられるからか、糸の色を染めたり、布を断って、縫い物をする様子なんかも作ってあって、お人形さんたちが働く様子がわかるんだけど。
布を織る様子はわかんなかったです。
こんなカラフルなビルの一室です。おそらく、このビルのオーナーの関連ですから。
ビルの一室にあるんですけれども、西本願寺の近くにあります。この周辺には、大量に法衣や法具を売るお店が並んでいます。工場というか、工房もあるんでしょうね。⇒西本願寺
母体にあるのは、そういうものの一つ。なので、どちらかというと、利益を求めるというよりも、プロが見せてくださっているような感じ。
お人形さんはなんともかわいらしい。
それだけではなくて、空蝉状態だけど、三条天皇の中宮の姸子(道長の娘の一人)が派手にやって、道長が怒ったという話の再現がありました。
入館料は500円。現金のみの模様です。西本願寺と合わせてどうぞ。七条堀川というよりも、六条がわです。
今回は、中で京産大の、むすびわざでの展示があったのでそっちへも行きました。歩いたぜ。
京産大むすびわざ館 女子宮廷装束の華
こちらは無料です。
常に平安装束物をやっておらえるわけではないようなので、こちらにまとめて書いてしまおう。
お人形さんで、奈良の女官、平安初期の公家女房、平安中期の公家女房がいました。お人形さんのお顔は、風俗博物館のお顔です。
それから貞明皇后(大正天皇の皇后)没後に女官に渡された端切れ(その中にすっごいのあったよ)とか、男性のものもありました。
京都アスニー
伊勢の斎宮の展示というのは、いわゆるポスター展示だったのだけど、常設のこれがすごい。
平安京再現図です。ただし、平安時代そのものが300年。それに鎌倉時代は少し繁栄してないかもしれないけれど、室町時代に花の御所は今の京都御所のすぐ近くにあるのだから。重層的な千年の都を、どう切り取るかという問題でもある。
東側は栄えるけれど、西側は湿地帯だったのがはっきり表現されてます。
この写真の正面が平安宮、内裏ですが、今の京都御所とは、別の場所です。
現代の京都は、もっと東側に中心が移ってるような気がする。
展示そのものは少ないけど、この模型を見るためだけでも楽しい。
むすびわざ館は常設で平安ものをやっているわけではないと思いますが、風俗博物館と、アスニーはぜひ一度どうぞ。