日本人的に結構しにくいのがオカネノハナシ。
むかーしあるとき、まだ姉御が若くてぴちぴちしていて、本当に「姉御」と呼ばれていた頃、とあるおねーさん(10歳上の同級生。大学院ってそういうとこなんですよ)が「ねえ、姉御。あなたヨーロッパ行くのにいくら持って行く?10万くらい?」とおっしゃいました。
どうやら、10万円をキャッシュで持って行くつもりらしい。
・・・ありえない。
日本でも1万円以上財布に入れるとびくびくする姉御、無理無理。
今住んでいるのは強盗とかひったくりとかほとんどない地域なんだけど、福岡みたいな凶暴なところに住んでいたせいでひったくりに用心しています。(でも、豊かなところなのよ、あそこは。そんなにぎすぎすしてないし)
海外旅行でクレジットカードが必要な理由6つ
何はともあれ、クレジットカードが必要な理由6つ
理由その1 現金は盗まれたら一発でアウト
まあ、それだけですね。
現金が戻ってくることはありません。盗まれたら衝撃的でしょうけど、米ドルなら100ドル、円なら一万円、ユーロなら100ユーロをめどにして持ち歩きます。香港ドルなら500香港ドル以上キャッシュは持ち歩いてないし、台湾ドルでも500台湾ドル以上キャッシュで持ち歩くことはまずないです。
クレジットカードなら盗まれたらとめられるし、不正に使用されてもお金が返ってきます。(使われたお店が被ることになってしまうのかな。どこかで誰かが帳尻を合わせなければならないので、それはそれで気の毒ですが)
そのため、支払いは自然とクレジットカードメインになります。
航空券&ホテル、現地オプションツアー。いろいろありますよ。美術館など。カードで支払えない場合以外は全てカード決済をしています。
理由その2 デポジットで求められる
デポジットの場合は、いわゆるプリペイドカードやデットカード(デビットカード。日本ではなじみがなかったけど、最近出るようになったよね)では通らず、「クレジットカード」でなければならないことの方が多いです。
多分、仮決済が出来ないからだと思う。
そもそも、パックになったツアーでもない限り、個人旅行ではホテルもカード決済が前提ですし、カードの仮決済でデポジットが求められます。ホテルズドットコムのようなサイトで事前に決済していても、デポジット&本人確認のために予約に使用したクレジットカードの提示(&仮決済でのデポジット)が前提です。
クレジットカードがないとホテルでデポジットで現金を預けなければならないのではないかな。まあ、前払いだと思えば良いのかもしれないけれど。
韓国でSKのポケットWi-Fiを借りましたが、これもクレジットカードでのデポジットが必要でした。
理由その3 カード払いの方が両替するよりもレートが良い
おまけにカード決済の方が現金決済よりもレートが良いことが多いのです。もちろん、急に円高に触れて、そのタイミングで外貨を取得しておいたような場合には負けますが。
注意点としては、韓国の免税店以外で円表記されているものはレートが悪いから。現地通貨決済するのをお勧めする。⇒
理由その4 現金を入手する場合でもキャッシングの方がレートが良いらいい
私はしないのですが、クレジットカードのキャッシングで現地のATMでお金を引き出すのが一番レートが良いようです。
繰り返しますが、私はキャッシングしたことがありません。気持ち悪くて…
理由その5 海外旅行保険が付帯する
これはカード次第です。
例えば、私が今メインで使っているJALカード、ANAカード、セゾンアメックスゴールドですが、海外旅行の場合には航空券をそのカードで決済しなくても自動で海外旅行保険がついてきます。
さすがに航空機遅延まではついているのはセゾンアメックスゴールドだけですが、いちいち海外旅行保険に入らずにすむのが便利です。
ただ、わたくし、喘息に指定難病も実績解除しちゃった系でして…既往症もカバーしてくれるAIG一択です。あとクレジットカードの海外旅行保険は歯科をカバーしない、条件が2019年以前よりも厳しくなった、などあるから注意してね。
理由その6 クレジットカードの優待があることも
特に韓国の場合ですが、VISAカードなら免税店で何割引、とかそういうこともあります。
これはセゾンアメックス。
現金は必要だけど、クレジットカードを用意しよう
ヨーロッパではお店でたまにパスポート見せろと言われることもあります。「あんたのアカウントのためよ」と言われますが、信用されてないんだなあ、と思いました。日本のパスポートだぜ??
それでも、現金決済しかできないところがあるし(オーストリアのレストラン)、少額ではいやがられることがあるので(フランスのドラッグストア)、そういうときにキャッシュを使うって感じなんですよ。
というわけで、海外一人旅をするなら、まずはパスポート。次にクレジットカードを準備するのがおすすめです。
ただし、券面が金色のものを人の目の前に出すのは、防犯上あまりおすすめではありません。なので、私はネット決済は額面が金色のJAL、対面決済では平会員のANAにしています。
ブランドについて。アメリカならVISA一択。欧州はMaster強い。中国は銀聯。
「クレジットカードのブランド」といってわかるかな?「楽天カード」みたいなのではなくて、VISA・Master・Amex・JCB・銀聯みたいなのです。
行先がアメリカなら、VISA一択。ニューヨークからコネチカットへの鉄道でMaster使えなかったからね…。私はJALカードがVISAブランド。
ヨーロッパはMasterが強いです。私はANAカードがMasterブランド。
アジアならJCBは優待が多いですよ。
中国なら銀聯カードは、中国以外での発行だからビミョーかもしれないけど、楽天銀行のアプリでバーコード決済できるようになってるし。アリペイ・ウィーチャットペイあるんで、特に必要ではなくなったかもしれない。私はANAカードの付帯で銀聯を持ってます。
Amex、Dinersは…使える場所がアッパーなところに限られるかも。なので、私みたいにぶらぶら歩きたい人には特になくてもいいのではないかな。
JCBカードのような、必ずしもどこでも使えるとは限らないカードの使い方
私は楽天銀行のデビットカードがJCBにしてます。(セゾン)Amexを楽天カードに切り替えてもいいな、と思ったりしてるんですけどね。切り替えるならJCBかなーと。
JCBにせよ、AmexにせよDinersにせよ。使えるところが限られるクレジットカードというのは、定期引き落とし(携帯料金とか。電水光熱とか)に便利だよねーと。
実際にプリペイドカードを不正利用されたことがあるし。