実家から遠くないところに、ザッハトルテの美味しいお店があります。
最近少しホールが小さくなってしまったし、ザッハトルテ以外のものはそんなに美味しくないのですが。でも、あのザッハトルテはうまい。
というわけで、ウィーンに行くならザッハーとデメルでザッハトルテを食べなければ、と思っていました。王宮・ミュージアムクオーターから歩けます。
ホテル・ザッハー
まず行ったのはザッハー。ここのチョコレートトルテが「ザッハトルテ」。
横から見ると分かりますが、真ん中で一度スポンジが半分に割られて、間に杏子のジャムが塗られています。
正確に言うと、スポンジを半分に切って杏子のジャムを塗り、上に乗せる。スポンジの横と上にも杏子ジャムを塗ってチョコレートを塗る。
実家の近くのお店の味そのものでした。確かにあのお店の奥さんが胸を張るわけだ。
他にはオーストリア名物という、スープ。パンケーキというか、卵を焼いてそれをコンソメスープに浮かべた感じです。
・・・よくわからん。一応、ウィーン式のコーヒーも注文してみた。味の記憶はない。
建物の中も楽しい。ここはホテルの中だからか、タイミングが良かったのか待つこともなく、人も少なくてゆったりと食べることができました。
値段は、まあ、しないわけではない。
ウィーンからお取り寄せ(2021年)
2021年に、ザッハーが(条件付きで)全世界無料配送キャンペーンをしていたのでのっかってみた。
送料無料にするために、一番大きいサイズと、このリアルなマグネットの組み合わせ。
5/17に注文して、6/4発送ということになったのだけど、ずーっとTracking Numberすらなく、6/13に突然到着。てっきりEMSと思い込んでいたら、DHLから佐川で届きました。そら、高いわ。
気温のせいで、チョコレートが少し柔らかくなってて、これよりも後に到着すると日本の気温には耐えないかなと思いました。
そのせいで、「壁」になる部分のチョコレートは崩れて、写真を撮る前に食べたぜ。いつもの店と比べると、(温度のせいか)スポンジがふわふわして、いつもの店がドシンとしてたのがわかりますね。あと、本場の方がアルコール分が高く、下の方にお酒がジュワッと溜まってました。
しかしながら、あのお店の再現性が、どれだけ高いかわかってもらえて、大変よかった。
常温保存すると、日本の6月の湿度と気温では、このアルコール分でも耐えないのが目に見えてるので、冷蔵庫へGO。
そうすると、どうしても多少は「一回溶けかけたのが固まった」感があるし、輸送中にちょっぴり崩れちゃうんだけどねえ。はるばるウィーンから、ありがとう。
https://www.sacher.com/en/original-sacher-torte/
デメル
続いて、日本にもあるデメル。
ここでは、シャーベットと「チョコレートトルテ」を注文しました。ここでは「ザッハトルテ」とは名乗れないので、「これがあなたの求めているトルテではないでしょうか」と書かれてたよ。
バイオレットのシャーベットかな。甘さ控えめで美味しい。
そしてこっちのトルテはというと。
ザッハーのトルテは中が割られて杏子ジャムが塗られているのですけど、こちらにはなかった。
そして、甘さはデメルの方が強い。
シャンデリアはこっちの方が豪華。そしてこっちはホテルというわけでもなく、とにかく人が多い。待ちはしなかったのですがちょっと慌ただしかったかな。
デメルは日本でも食べられるよ!(2017年)
うちの近くにデメルはないからお取り寄せ。日本では「ザッハトルテ」と名乗ってるのよ。
帰国後注文してホールで買ったことがあります。確か木箱に入ってきた。
味はオーストリアの味と変わらないのではないかなあ、と思いました。デメルは甘い。本当に甘い。姉御さんの好みはザッハー。でもデメルもウィーンを思い出す。
そういや、まだ姉さんがかわいい女子大生だった頃、イムズに「オーバーラー」ってあったんだよね。チョコレートケーキを食べたか記憶にないほどの遠い昔。2002年閉店で、ウィーンに行ったときにはオーバーラーの話はすっかり忘れてた。ふと最近イムズ壊しちゃうんだよねってところから、オーバーラーの話題があがったんだね。あれもウィーンに本店があったんだった。ちょっと残念。