「気持ち悪くない?」という感覚。避けられる方法があれば避ければいい
個人情報・プライバシーとは「悪いことをしないなら構わないじゃないか」で処理して良い問題ではありません。ただ、「個人情報」と「プライバシー」の違い、法律学上の問題などは、「本気で遊ぶ」をコンセプトにしている「姉御の一人旅ガイド」の守備範囲ではないので、割愛いたします。
まあ、アシベでも読んでおくれ。
とはいえ、15年前と比べると日本社会の中で監視カメラの扱いが大きく変わったことをベースに考えると、今後ある程度国家に管理されても構わないと考えるようになるのかなあ、と思いつつも。
2020年の私の感覚ではやはり、中国の法律、そして中国の会社の個人情報の取扱を見ると、自分の個人情報の全てを中国に委ねたいとは思えない。「姉御の一人旅ガイド」はそこについて延々と見解を述べる場ではないと認識しておりますので、具体的なことは申し上げませんよ。
「それ、気持ち悪くない?」という、この感覚。それを拭える方法があるならば、それを使いたい、ということ。
中国専用スマホにするなら、中古でいいからiPhoneをおすすめする
もともと、古ーいZenFone を中国専用スマホにしていましたが、変なところをクリックしてしまうとダウンロードが始まることもある。中国ではGoogle Playを使わないから、そういう風にアプリケーションをダウンロードさせるのね。開かなければいいっちゃいいんだけれども。なぜかアプリが2つ出てる、なーんてこともあるから面倒になってくる。その話は、2017年にYoukuをダウンロードしようとして苦労した話をしたの方に書いてるので、興味がある人は読んでちょうだい。⇒中華アプリ:Youkuは日本のApple IDから支払える
iOSはApp Storeを通さないとならないのでセキュリティが少し上。実際上の問題としては、中国の決済システム(アリペイとか)を使わずに、Apple IDで支払えるものがかなりあるので、楽しめるってこと。
姉さんは楽天でAppleギフトカードを買って使うことが多いよ。(楽天ポイントも使えるし、楽天ポイントもつくし、買い回りの対象にもなるよ)Apple Gift Card
そして、iPadはセルラーモデルでもSMSを受け取らない。中国で何かを登録しようとすると、SMS認証を求められるからね。しかし、SMSはスマホやその他(例えばSurface Go 2 LTEはSMSを受け取るし)から受け取るよというなら、画面の大きなiPadもいいよね。
実は、2021年的に、iPad Miniを中国専用に使おうかなあなんて思ってる。お出かけするようになっても良さそう。
実は中国の俳優さんたちも、iPhone率がめちゃくちゃ高くて、Vivoがスポンサーについてるオーディション番組(というか、リアリティショー)に出演中でも平気でiPhoneからWeiboにアップしてるのよ。多分現実上のセキュリティ問題があり、さらに彼ら個人一人ずつがリテラシーが高いわけではないだろうからさ。Androidベースだと変なところをクリックしてアプリをダウンロードしてしまい、情報を抜かれました、なんてこともありそう。
ほんと、状態さえ悪くないなら、中古でもいいと思うんだよ。これが中古(未使用品)で買ったiPhone SE。

私の場合は、指紋認証スマホが欲しかったのでSEが普段使いになり、その前の年に普通に新品で購入したXRが中国専用スマホになった。SIMロックが解除されてて未使用品のiPhoneを見つけることができたら、当たりかもよ。⇒中古スマホ・携帯は赤ロム保証があるところで。オンラインで購入するなら、IMEI情報を開示しているお店がオススメ。
機種変更に伴い、iPhone 13 Proを中国専用スマホにした
メインスマホをiPhone XRからiPhone SEへの機種変更に伴い、中国専用スマホもiPhone 6SからiPhone XRへ機種変更です。結果的に、機種変更によって、iPhone 13 Proが中国専用スマホになっています。ああ、指紋認証。
お遊びにはちょうどいいでしょ?
画面も大きくなり、バッテリーの持ちも良く、中華VODアプリはVIPにすると音をドルビーデジタルにできることがあるんだけど、音も臨場感ある再現で最高です。
ただ顔認証もしない。気持ち悪い。中国の番号だけや。
中国専用機の作り方
質問があったのでお答えします。
もともと使っていたスマホを、中国専用にするためには、(データを外に出してから)初期化を行って完全にクリーンな状態から、立ち上げていきます。そうすると、空っぽのものの上に立ち上げるので、これまでの機械からの情報流出の恐れはないと思います。
また、下にも書くけれど、iCloudが中国設定になっていると中国にデータが送られるので、iCloudは切るのがいいと思います。
中国専用機にiOSをあてる最大のメリットは、支払いができること
最大のメリットは、上にも書いたけれど、日本のApple IDを通じて支払いができることだと思う。アリペイにWeChatPayは中国国外にいると作りにくいけれど、Apple、それも普段使う日本のAppleのIDから決済できるから楽だよ。
つまり、三大VODアプリの有料会員になって会員費を支払うこともできる。
原作小説が読みたくなった私は、ネット小説アプリケーションまで入れて、課金までしたぞ。
普段は中国のApple IDで運用してるけれど、支払いだけ日本のApple IDを使うという使い分けです。中国のIDに日本のiTunesギフトカードを入れられるって話じゃないから気をつけて。
姉さんは楽天でAppleギフトカードを買って使うことが多いよ。(楽天ポイントも使えるし、楽天ポイントもつくし、買い回りの対象にもなるよ)Apple Gift Card
姉さん、iPad Mini 6を中国専用にしちゃおうかと思いつつあります。(AndroidでSMSを受けてしまえばいいと思えばセルラーモデルである必要がない!?!?大きめの画面が良ければ、iPadでいい気もする。)
中国の実名登録済み携帯番号を用いて、中国のApple IDを作った
私は中国の携帯番号(実名登録済み)を持ってます。残念ながら同じ手は2020年現在使えなくなってます。⇒跨境王加強版(3G・デュアルナンバーSIM)を実名登録して、使い続ける記録
どのみちしょっちゅう認証させるんやろ、というわけで、この実名登録済みの番号を使ってApple IDを作りました。
iCloudは全部切った
中国専用iPhoneにするにあたって、一番注意すべきはここ。iCloud。
Appleは2021年5月現在、アップル製端末の国設定を「中国」にしているユーザーに対しては貴州のデータセンターを使っています。
アップルは中国国営の雲上貴州大数据産業発展(Guizhou Cloud Big Data Industry)と契約を結び、中国人ユーザー用のデータセンターを設立。
https://jp.reuters.com/article/china-apple-icloud-idJPKCN1GE0UZ
気持ち悪い。ただ、アメリカに保存されるのと中国に保存されるのと変わらん気もしますね。でも気持ち悪い(何度目
デフォルトでiCloudに保存することになってますが。

全部切りました。
ついでに、Siriもカットしています。言語学習目的にSiriを使う場合は、そのときだけSiriをオンにすればよろし。
中国専用スマホに入れたアプリ
中国専用スマホに入れたアプリは今のところこんな感じ。

ヲタクだから動画視聴ものが多めです。⇒中華VODアプリで楽しむ。Youkuは日本のApple IDから支払える
2020年6月では、これにZOOMと微信が追加されました。中国語学習のためのものです。⇒微博・微信あれこれ。微信のアカウントを作る時には、誰かに認証してもらわないとならないから要注意。
地図
Appleの地図と、Google Maps以外には、
- 高徳地図
- 百度地図
を入れました。
2020年中に西安に行けるかなあ。
SNS
Line・Twitter・Instagram・Whatsappは中国のApp Storeでは入れられないので、日本ではなく、台湾のアカウント(私は台湾の番号も持ってて、SMSは受けられる)で入れました。
中国スマホというか、徹底的に「中華圏スマホ」というわけなんだよ。
ただし、これらを中国で使うには、「壁越え」が必要です。私の海外旅行(中国以外)で愛用するVPNは中国関連では使えないからさ。SIMを用意すべし。⇒上海で壁越えしたいならこのSIMを持っていけ!わからないならレンタルWiFiを借りろ!
中華アプリのSNSは
- 微博(ウェイボ)
- 緑洲(インスタみたいなの)
- 微信
を入れています。
中華圏の俳優さんは、台湾の方でも今は微博にアップなさることも多いですし。中国の俳優さんは緑洲(オアシス?)も使うかも。
三年くらい前から微博もなんかごちゃごちゃしてきて、訳がわからなくなってきたんだけど、俳優さんを追っかけるなら緑洲の方がUIがすっきりしてます。ほとんどインスタ。
もう一つ「一直播」というのは、SNSというよりも、歌手さん俳優さんたちがLive中継してくれるときに使うものです。そんな感じで、推しさんが自分で中継をするときには「一直播」を使うけど、スポンサーがついてる、もしくはアプリケーションに呼ばれた場合には、「このアプリを使う」と予告があるのでそれを(中国IDで)落として見終わったら消す感じです。大抵会員登録しなくても見るだけならさせてくれます。
中継はリアルタイムだから、字幕も出ないし、生だから視聴者の質問に応じてトピックスもいろんなところに飛ぶから、中国語の学習には結構難易度が高いです。(自分でアフレコできる人だから、滑舌がとてもいい人)
中国ドラマは基本アフレコで、声優さんが声を当てることが少なくないけど、自分でアフレコする俳優さんたちも、普通に喋るのね。彼らはプロだから比較的綺麗に発音するし、中には比較的ゆっくり喋ってくれる人もおられます。北京・上海出身ではなくても、自分で声を当てる人たちはおられるので、そういう人たちの直播は比較的聞き取りやすいと思う。台北の喋り方に慣れている身としては、上海の人たちはshが強く聞こえるし、北京の人たちはererとすごく巻きがちに聞こえる。
素人さんも中継するけど、相手に興味が持てないから、無理だね。
動画

- YouKu
- 愛奇芸
- bilibili
- マンゴー
- 騰訊視聴
- YouTube
- Line TV
と入れてます。結構見られるよ。
有料会員のことは大抵VIPと書くけれど、三大VODアプリ全て一度以上支払っていますが、日本のApple IDで支払えてるよ。⇒中華VODアプリについて。日本のApple IDから支払える
姉さんは楽天でAppleギフトカードを買って使うことが多いよ。(楽天ポイントも使えるし、楽天ポイントもつくし、買い回りの対象にもなるよ)Apple Gift Card
VPN
VPNは、いつも使っているのが、HotSpot VPN⇒HotSpot VPNはプレミアムにしました。これで当分期限を気にせず使えるはず
ところが!これは中国から壁を越えるときには使えません。同時に、日本にいて中国オンリーのコンテンツを見るのにも使えません。
中国から壁を越える(日本でよく使うSNSを使うとき)には、ローミングSIMを使うよ。⇒上海で壁越えしたいならこのSIMを持っていけ!わからないならレンタルWiFiを借りろ!
日本にいながら、中国のコンテンツを見るためのVPNはよくわかんない。けれど、大抵無料のVPNはアヤシいと思ってるんで、ビミョーよ。見られないものは、諦めよう。