醍醐寺を出て、醍醐天皇陵へ行くか、随心院に行くか、どっちとも行くか考えたんだけどねえ。⇒醍醐寺
体力的に二つは無理。で、醍醐天皇陵へ行くのもなんだかな、という感じで。空を見るとどうも怪しい。ということで、随心院へ行きました。
ここで二回も道を間違え、醍醐寺行くにもどうにもおかしかったし、随心院に行くにもおかしくて、これはきっと小野氏の……。
ってそうなの。随心院のあたりは「小野」。東西線は六地蔵駅までが京都市営地下鉄東西線なんだけど、小野篁が六体の地蔵像を、というじゃないですか。随心院は、小野篁の孫説のある、小野小町が住んでいた場所だという話だもの。
道に迷ったのは、この天気ですよ。多分。日が差してれば間違えることはほとんどないもん、私。
小野小町伝説
小野小町って人も、謎ですよね。
仁明天皇の、という説もある。随心院で有名なのは、この襖絵。
確かに綺麗だったし、思ってたよりも大きかったよ。
外だけど、小野小町化粧井戸もある。思ってた井戸とは違った。鶴瓶とられてもらい水って感じにはなりそうにない。
多分、化粧井戸のところくらいは無料で入れるところだと思う。
中も、撮影禁止だけど、卒塔婆小町像とかねえ。美人や才媛が不幸な結末を迎えるべし、みたいな嫉妬というかミソジニーってあるよね。他にも清少納言の晩年の伝説とか。紫式部が地獄に落ちたとかさ。
建物と庭園
今は、観光客に来てもらうために、ここは門跡寺院ですよ!とかそんな売り方をするよりは、小野小町ですよ!とか、花を、みたいなアプローチの方が有効なのは良くわかる。宗教的な時代ではないからこそ、俗世に媚びることになるのもわかる。
襖絵の手前に、花があったけど、造花かな。
しかし、姉御の一人旅ガイド的にはこっちでしょう。
夏になる直前の、緑よ。
寝殿造の建物と、苔むした庭園。
直前がド派手な庭園をお持ちになる醍醐寺だったのもあって、ふーんってなっちゃったけど、それは気の毒だから、おすすめは随心院が先の方がいいような気がしてる。
曇りとはいえ、初夏で日差しが出ると何もかもが眩しかった。
私は随心院から東西線の小野駅へ行きました。