今回は、KKdayさんに大韓旅行社さんの38度線ツアーを体験させていただきました。
「第3トンネル+プロバンス村観光プラン」です。
KKday【日本語ガイド】韓国:38度線・板門店を訪ねる1日ツアー(ソウル出発)
臨津閣(イムジンガク)までは個人で行けます。しかし、その先は民間人はバスツアーでなければ立ち入ることができません。
第3トンネルとは
北朝鮮が南側に向けて掘ったトンネルが2019年現在4本見つかっています。第3トンネルとは、三番目に見つかったものということです。
北から亡命した人が技師で、この周辺で掘削していることを韓国側に告げ、韓国側は水の入ったパイプを何本も地下に通し、爆破があれば水が吹き上がるようにしてこのトンネルを見つけました。地下70mの深さのトンネルです。
ソウルから約50キロのところまで迫っていたという、韓国の人が大変驚いたものだというトンネルです。
北朝鮮側は、これは南側が掘ったと主張したようですが、排水溝がわずかに北側に傾けられていて、南側に水が出ないようになっていたこと。ダイナマイトが北から南に向けられて爆破されていた痕跡があることから、北朝鮮によるものと断定できるとガイドさんがおっしゃいました。北朝鮮は石炭を採掘していたと主張したようですが、この地域に炭鉱がないことは古くから知られていたそうで。
現在では、南側から観光地化されているので、入れたということ。
それなりに緊張しましたよ。
注意事項
まず第一には、撮影禁止部分が大変多いということ。この第三トンネルに至る道撮影禁止ですし、トンネルに入っていくためのトロッコも撮影不可ならばトンネル内も撮影不可。パスポート含めて、荷物はバスの中に置くか、全てロッカーに入れる必要があります。
今回は別会社のツアーがトロッコの予約ができ、それとこちらのツアーの人数が合ったので、幸いにもトロッコに乗れました。本来このツアーは徒歩で行き来するものです。
そして、トンネル内はかなり冷えます。羽織りものは必要であろうかと。
また、この周辺にも地雷原マークがあります。むやみやたらと柵に近づいたりしないように。こんなデゴイが作ってあるんですが、この奥の柵に逆三角形マークがありますね。
これ、地雷原マークです。いたるところにこういうマークがあった。
トンネル入り口とトロッコ(モノレール)
トロッコで入る入り口と、徒歩で入る入り口は異なります。
トロッコがこっち側。
駐車場をはさんで反対側に徒歩の入り口があります。徒歩の方にお店があります。
トロッコ組は青いヘルメット、徒歩組は黄色いヘルメットです。
こんなトロッコ(降りた後に撮影)に乗って細いトンネル(かなり急)を降りていきます。
スピードは、人が走るスピードよりも少し早いくらいではないかと思うのですが、なかなかの風です。三人がけのシートですが、太った人ばかりだとかなり狭いし、人によっては肩からほんの5センチくらいのところに、トロッコ用のトンネルがあるので要注意。
トンネル内にて
トロッコを降りて左側に進みます。それが北朝鮮の掘ったトンネルです。200mくらい歩けるのかな。
途中に鉄の壁があって、先に行けなくなります。撮影できるのは、外に作ってあるレプリカだけ。
カメラ撮影禁止マークがありますが、これはトンネルの奥に本当についていました。それを再現してるだけで、このレプリカそのものは撮影可能です。
度々どこかでポコん!という音がします。身長165センチの姉さんですが、少し身をかがめて歩きました。
トロッコ乗り場に戻ると、乗り場のところにマークしてあるのが、「韓国が通した水を入れたパイプ」のところ。そして右側に人形があって、爆破したような痕が黄色く目立つようにしてあります。これが北朝鮮のダイナマイトの痕跡。
そして、トロッコに再び乗って戻ります。
我々とは別の会社はここで何かビデオを見たようですが、我々はお店に行ったりトイレに行ったりしました。
坑道に入ったのは、ハルシュタットのザルツウェルテンに続いて二度目です。しかし、緊張したのはあんなものではありません。
今回参加したのはこのプランの、中の「第3トンネル+プロバンス村観光プラン (07:50 ソウル プレジデントホテル President Hotel 乗車)」です。一人参加可能。
KKday【日本語ガイド】韓国:38度線・板門店を訪ねる1日ツアー(ソウル出発)
他にもKKdayさんでは第三トンネルに行くものがありますが、変なことになると大変困ったことになりかねないので、英語にそれなりに自信のある私でも日本語ツアーを選択いたしますよ。
KKday 【日本語ガイド】ソウル発: 南北境界線(DMZ)半日ツアー
上の、コレアナホテル出発のものだと、「【昼食なし】南北境界線(DMZ)半日ツアー」だと、一人参加も可能です。