2008年に行ってるんだか行ってないんだか。記憶にないけれども。2019年に行ったところが
- 聖ドミニコ教会(玫瑰堂、板樟堂、Igreja de São Domingos)
- 聖ドミニコ広場(板樟堂前地、 Largo do São Domingos)
- カテドラル(大堂、聖母聖誕堂、Catedral Igreja da Sé)
- 大堂広場(大堂前地,、大廟頂、Largo da Sé)
聖ドミニコ教会はセナド広場の突き当たりにあります。セナド広場エリアに追加したっていいんだけど、そもそも、マカオの世界遺産は、ほぼ全て徒歩で行けなくはないエリアにあるよ。
聖ドミニコ教会と聖ドミニコ広場
広場そのものはセナド広場に隣接しているというか。奥まったところにあります。2019年11月では、目の前にリンゴが置かれたり、工事してたり。
教会内部はいわゆる観光教会(今のヨーロッパの大きな教会はそういう、Tourist Placeになってる)以外はあまり撮影するものでもないかな、と撮影しないから記録がないんだけど、たしかここには入ってないです。
1587年に完成したバロック建築の教会です。この年は豊臣秀吉によるバテレン追放令の年。ポルトガルはというと、セバスティアン1世没後にスペイン(ハプスブルグ家)と同君連合したのが1581年。
キリスト教教会というと、私の脳裏に強烈に焼きつくのが、同じくカトリック教会だけどオーストリアの教会でして。ハプスブルグはハプスブルグでも、ポルトガルってかなり地味だなあって。ポルトガルには行ったことがないから本家はわからんのですが。
この聖ドミニコ教会は、別名、玫瑰堂。玫瑰は日本語では薔薇。日本語資料では「バラ教会」と書かれることがありますが、実はもう一つマカオでBarraというのは別の場所なので、混乱しないように。
そのRoseっぽさというのはファサード部分なのかな。白いMっぽい飾り文字がある、あの辺り。
ヨーロッパの、ゴシック期以降の大きめの教会にはここには、ステンドグラスがはめ込んであって、これをバラ窓 (Rose Window)というのだけど、そうじゃないんですよね、ここ。
本来ヨーロッパの教会は聖地イェルサレムに向かって、つまり東方に祈るように建設します。つまり入り口がある部分は西側になってて、夕方は西日が差し込んでステンドグラスが床に模様を作って、荘厳さを出す。それに対して、Google Mapで見る限り、この聖ドミニコ教会は、北西に向かって立てているので、入り口は南東ではないかな。
瓦が中華風という話だけどよくわからなかった。
なお、中には博物館があるそうですが、工事で入れるのか入れないのかよくわからず、今回はパスしました。
カテドラルとカテドラル広場
さてその次は、カトリックのちょっと大きめの都市ならかならずある、主教のいる教会。ヨーロッパの教会では日本語では「カテドラル」は「大聖堂」と訳しますが、ここは中華圏だから。「大堂」です。
マカオの場合は、聖母聖誕堂に主教がいるので、ここがマカオのカトリックの、一番格式の高い教会ということ。その前にあるのが大堂前地。
その割には、あんまり大きい教会ではありません。今の形になったのは1850年です。
噴水の左側にはちょっと大きめの十字架があります。
カトリックの大聖堂、と思って入るから拍子抜けするんだけど、温かな雰囲気の教会でした。
写真の順番からすると、このカテドラル広場だと思うんだけど、ベンチのところのタイルがすごく可愛かったから見て。
これは、スペイン・ポルトガルの伝統的なタイルの「アズレージョ」。
石畳の階段を上がって行きました。マカオって意外だけど、坂道・階段が多いところなので要注意。
https://www.macaotourism.gov.mo/ja/sightseeing/macao-world-heritage/cathedral