今回は、日韓海路線の老舗中の老舗、関釜フェリーで往復しました。
ネタ的に、日本船の「はまゆう」韓国船の「星希(ソンヒ)」のどっちも乗りたかったんだけど、希望日は往復ともに「星希」になっちゃった。
下関なので、日本人少しと、昔ながらの下関と釜山の間を行商というか仕入れて売ってを繰り返す人たちですね、あの人たちがほとんどで。日本国内で売られている韓国グッズはこうやって運ばれてくることもあると思う。ぱっとパスポートを開いた人たちのが見えたけど、日本の上陸許可の証印シール(外国籍の人はシールなのよ!昔友達が会いにきたときに見せてもらってびっくりした)だったり、日本国籍の人なんでしょうね、韓国入国許可のシール(2023年はシールになってた。2019年はスタンプだった)ばーっかり張り付いてた。二等に行くとこういう人たちが多そう。
むしろ自転車やバイクの人たちとか、私みたいな個人旅行みたいな人だったようです。
ツアーの韓国人もゼロではないけどあんまりいなくてねえ。なんかツアーガイドっぽい人が、どうも在日さんらしいのに何か手続きをしなかったらしく「再入国希望でしたら申請しないとダメですよ」と言われてて、行き来がしにくかった間に、いろんなこと忘れちゃったのは私だけじゃないようです。
個室は、食べ物飲み物さえ持って行っていれば、動くホテルなんで、何も持っていかなくてもいいと思う。
でも、帰りは釜山港を出たところから揺れました。行きは目が覚めたら釜山港に着岸済みだったんで…。私は滅多なことじゃ乗り物酔いしませんが、乗り物酔いしやすい人は、事前に酔い止めを用意したほうがいいと思う。多分お気に入りの酔い止めがあると思うんで、持っていくのを強くお勧めするよ。姉さんみたいに「揺れ揺れ=超楽しい!」タイプは不要。風は強かったけど嵐じゃないからね。
下関港国際ターミナル
この日の天気はあまり良くなく、ちょっと早めに下関へ。というのも、下関駅から下関港までは人工地盤を使うのだけど、屋根ないのよ。
奥に見える山は風師山だよね。北九州市。
私が乗ったときには、船内ではレストランはやってなかったの。
何か買ってくるべきなんだけど、下関駅から下関港までの間、シーモールをすぎたらお店はほとんどないから。シーモールまでの間にはいろいろあるんで、買ってくるべきです。コンビニはセブンが駅にある。
下関港では食べるところは数席しかない食堂が一つだけです。ここで肉うどん600円。
お出汁は山口の味だし麺も山口の麺だと思うけど、お肉に甘味が強くつけてあって、最終的には佐賀の出汁かな?という感じに。あと、私の知る限り、山口県民も福岡県民もうどんにスプーンはつけません。スプーンがついてきたんだけど、なんだったんだ、スプーン。レンゲの代わり?
釜山港国際旅客ターミナルについては記事にしてるので、そちらで。
船内にて
船はちょっと古いなあと思うけれど、一応、今世紀に入ってからの船です。船室内に冷蔵庫はないんだけど、冷やしたいものは窓辺に置いておくと良さそうだなというのが、前回の大阪ー門司のフェリーで学んだこと。ちょっと出窓っぽくなってるんです。

空調は、この天井にボコってなってるのがあるでしょ、あれです。あれを回したり開いたりするんですが、ほぼ切ってたかな、私は。一人だからさ、二人分の掛け布団を使って寝ることもできるし。気になるなら、ウルトラライトダウンでも持っていくといいと思う。
シャワーとトイレがついてます。だからフェリーで行くことにした。

一応、アメニティとして歯ブラシセット、ドリンクセットと、タオル2枚、そしてドライヤーがあります。

実は下はマットレスがすごく窪んでて、窪みの少ないところで寝ました。着岸したことにも気づかない程度には寝て、窓を開けてあらびっくり目の前に建物があるよ!

びっくりしたよ。
でも、腰をやっちゃったかな?という感じで。こういうマットレスなどを定期的に交換したり、ひっくり返したりはしないんですね。毎晩腰を重点的にストレッチして、ほどほどに歩いて、整形外科のリハビリルームに逆戻りせずにすみました。
二段ベッドには寝慣れてないから、上で寝ると落っこちて足をやっちゃったりしそうだから、少なくとも行きはまずい。
間違えて?往復ともにこの星希なんだけど、行きに発券されたときにこの同じお部屋だったのよね。あーあって思った。
GS25が船内に入ってて、帰りがこの韓国船なら韓国のお菓子を買ったりする最後のチャンスです。

行き
行きは韓方系のドリンクを買ってお湯を入れて上がりましたが、熱くて熱くて。ふたも良く閉まらないし、要注意。

お湯はコンビニにもあるし、お部屋が並んでいるところの奥にもありました。

帰り
帰りは、釜山港国際旅客ターミナルにセブンがあるので少し買いました。

いちおう、「ツナマヨ」。

写真ではよくわかんないけど、なんか赤っぽい色がついてて、え!?辛いの!?と思ったんだけど、そんなことはなかった。ただ、真ん中にツナマヨが入ってるんじゃなくて、ツナマヨを混ぜたご飯みたいだった。
私、チャーハンや炊き込みご飯まで含めて混ぜご飯は嫌なの…。韓国のおにぎりはつらいな。
右側はなんかおかゆで朝食べるつもりだったんだけどねえ、ちょっとお寝坊さんしちゃって。チンせずに慌てて食べた。
夕食を食べる前に、もうちょっと追加しよーと、GS25でも買い足しました。

サラダとサンドイッチなんだけど、値段は日本とそんなに変わんないかな?
でも、サンドイッチはやっぱり日本のコンビニのクオリティって高いよなあって思っちゃう。
サラダにはプラスチックはフォークだったかな、パッケージについてました。
行きはスムーズ、帰りは揺れた
行きはスムーズでしたよ。
でも、帰りは風も強くて、海は荒れるなあと思って。動き始める前にさっさとシャワーしました。揺れてからだと、足を滑らせるとまずいからね。
そして、二段ベッドに上がってマットレスを確かめけどあんまりくぼんでなかった。最悪、下関着岸まで寝っ転がってりゃいいっちゃいいんだけど。船酔いしてゲーゲーになって動けなくなったら大変だしなあ。
予想通り揺れて…下のマットレスのくぼみの少ないところに寝っ転がってることにしました。さすがだよねえ、外洋…。2022年10月に大阪からの帰りに、門司までフェリーにしてみた。大阪ー門司の方が、釜山ー下関よりも短いんですけどね。瀬戸内航路とは全然違った。
もちろん何かできるかと言われればできません。電波も届かなくなっちゃったしね。
でも寝っ転がってるだけだったらむしろ楽しいくらいで、大変ご機嫌でした。
要注意ポイントだけど、私、乗り物酔いは滅多なことではしないから。
帰りも腰のストレッチが効いたのか、問題なく。ああ楽しかった!
どんだけ揺れたかって?
これが行きに私が目が覚めたとき。びびったわー。これから釜山に入るのかと思ったから。釜山港に入って、入管などが始まるのを待ってる状態です。

朝というのもあるけど、ちょっと光が柔らかくなってるんで、ガラス越しなのわかりますかね。ほとんど濡れてません。
これが下関に入っていくとき。下関入港前はどこかの沖で待ってたんでしょうかね?寝てたからわかんない。

塩が結晶化しちゃってるよ。
関釜フェリーを選んだ理由。それは時間
他に検討したのは、以前使った博多港ルート。高速船のビートルと、フェリーのかめりあです。これが、私にとっては、時間が不便でねえ。
ビートルは、福岡前泊必須だし。
ビートルだと、2023年4月5月だと一往復しかしない。
09:00 博多港 – 12:40 釜山港
15:00 釜山港 – 18:40 博多港
朝9時の博多港か…。前泊必須な上に、以前姉さんはやらかした。博多港の国内ターミナル(博多埠頭)と国際ターミナル(中央埠頭)を間違えるという…アレよ。不安。
帰りは良いんだけどねえ。18:40博多港で19:30には博多港出られるやろ?というノリ。土地勘あるからさ、姉さんは。
https://www.jrbeetle.com/time-table/
かめりあは夕方釜山港に到着するのが嫌
一方、フェリーのかめりあのスケジュールはこれ。
12:30 博多港 – 18:00 釜山港
20:00 釜山港 – 07:30 博多港
12:30博多港なのはいいんだけど、18:00釜山港なのが嫌。そりゃ、4月の釜山、うちよりも西なんだから、入港が18時、すぐに出られるわけではないから、歩いて釜山駅が19時でしょ。この時間が明るいだろうと想像できる。釜山駅周辺にホテルもあるけどねえ。でも、土地勘ないところの19時か…ちょっと嫌だなって思った。
上のビートルで帰ることを前提に、19時に博多港(交通の便が今の釜山港国際旅客ターミナルより悪い)は平気なんだけどねえ。
かめりあはバストイレつきの特等室にはシングルルームもあるので、夜はこれを使おうと思ったけど、土曜日に釜山を出られないので日曜日に出ることになるのよ。週末か…。みたいな。そりゃ、人間に慣れるべきなんですけど、私は。
KKdayでかめりあが、KLOOKでビートルの予約ができるよ。
関釜フェリーは私にとって時間が良かった。
姉さん実は博多港も下関港も時間距離がほぼ変わらないと思うんだ。
下関港は下関駅(新幹線はとまらない)のすぐそばにある。まじで歩ける。下関駅前の人工地盤を歩いてたらぬぼーっと船が見えるくらいだもん。どうやったら間違えるんだ、あんなとこ。なわけよ。
19:45 下関港 – 08:00 釜山港
21:00 釜山港 – 07:45 下関港
17時下関駅なら姉さんは午前中いろいろこなしてから行けるし、船内で時間もたっぷりあって、朝なんて姉さんがリハビリに行くときのタイムスケジュールで行けるじゃん。
帰りも問題ない。
デメリットとしては、ただいま電話予約だし、関釜フェリーは個室一人部屋がなく、バストイレ付きの一等室は2人部屋か4人部屋。一人利用には一人利用料として少し出さないとならないこと。
電話してみたら、ばっちり往復ともに2人部屋の方が空いてた。一人利用料は片道2000円だし、往復だと帰りの10%割引があるので、これにしました。
往復29,250円。(行きのサーチャージ込み)。これに、税金、施設利用料が別途かかります。クレジットカードでは、運賃と行きのサーチャージ分の支払いは可能です。そして、釜山港ではサーチャージと施設利用料はクレジットカードで支払えます。サーチャージは1600円、帰りが15,000ウォン。行きの税金が1000円、施設利用料が600円かな。帰りの施設利用料は4400ウォン。3万円と少しです。
同じく釜山で二泊する設定で希望に近い設定で検索すると、ビートルは(値段が変動するので)往復最安値で22,600円(サーチャージ、税金、施設利用料込み)になってて、かめりあは往復23,431円(行きは二等、帰りは特等室シングル。サーチャージ、税金、施設利用料込み)。
ビートルなら前日泊必須。かめりあで行けば到着が遅いし。さらにかめりあだと必須の週末を釜山で過ごさずに済むし。
ということで、関釜フェリーにしたわけ。
サーチャージはやはり貨物がメイン、旅客はおまけのフェリーの方が、旅客がメインの高速船よりも安いようで。
行ってみたら、18:00釜山駅でも、釜山駅周辺に宿泊するなら問題ないかなあと思ったし、面白かったから次はかめりあでも良いなあ。