品格子旅店3S宿舍に二泊しました。お値段は、一泊目が3,585円、二泊目が2,910円です。円安の今でもとっても安く安全に宿泊できました。
まとめると、
- ロケーションは悪くない
- そこそこ静かでまあまあ清潔
- 安全だとは思う。中に書かなかったけど、煙探知機が室内にありましたよ。
- ただ、ベッドが微妙だし、私のフロアはしょっちゅうエレベーターに乗ってフロントのある5階に行かねばならなかったのは微妙
ここを選んだ理由
そもそも「ホテル」である必要はあるのだろうか、という根本的な問いがありました。下のベッドが確保できるならホステルのドミでも構わないのですね。
必要なのは、高所で眠らずに済むこと、安全であること、そこそこ静かであること、タバコ臭くないこと、交通の便がいいこと。この五つだったのです。
20代の頃、それこそホステルに宿泊したし、リッツ・カールトンクラスにも自費で宿泊し、自分で支払って欧米にビジネスクラスで飛びました。料亭には連れて行っていただいただけだけど。そういうことを若い頃にやっておいて良かったな、と思ったのは、30代になって、LCCもビジネスクラスも、ホステルも高級ホテルも「選択肢の一つ」でしかなくなることです。知っているから。(20代のうちにファーストクラスに乗れなかったのが残念です。)
香港はホスピタリティがないので、常にドミトリー(一切期待しない。お金も出さないんで完全に割り切れるし、衝撃がない)と高級ホテル(それこそ愛想がいいわよー)のどちらもが選択肢になります。ただ、台湾って、外国人観光客には本当に愛想がいいんですよねえ。そうするとかなり安いところでもいいんじゃないかということになるんですよ。
それで、台北駅周辺で桃園空港との行き来がしやすいところで、「個室」でそこそこ清潔そうなところを探したのです。
Expedia イン キューブ 3S (品格子 3S 館)
事前に調べたこと
場所
場所:漢口街1段45号5楼
行き方:台北駅の三越側。重慶南路を南下して漢口街へ。第一銀行の近く。TCBank(大衆商業銀行)があるのでこの上?
Hotels.com イン キューブ 3S (品格子 3S 館)
宿泊してきた
どうやって行ったのか
香港から桃園空港に降り、国光のバスに乗りました。

台北西Aと書かれている切符なのだけど、みな東三門で降りるので降りてしまったのです。
東3は添好運の向かいなので、次に宿泊するワークインの方が近いのです。順番を間違えたなーと思いました。
ただ、この近辺は土地勘がないわけではないので、ぼやーんとしながらも歩けます。とにかく峰圃というお茶屋さんを目指したのです。
この近辺にインページホテル&ホステル、そしてポッシュパッカーホステルがあり、リラックスの2と3も近いです。
大衆銀行の上、クリントンの絵が描かれていて「クリントンかよー」と思ったところがあるんですが、3Sってそこだった。
2017年6月にはこれ、クリントンからトランプに変わってた!

(2017年6月撮影)
面白いからクリントンの写真も残しておこうか。
翌朝の写真です。到着したときはもう暗くなっていました。

夜は「品格子3S館」と書かれた小さいライトが窓に出て、守衛(23時までらしい)がいれば、話せます。建物の前に「3S・・・」という看板も出ていたんです。昼間よりも暗くなってからの方が見つけやすいかもしれません。
まあ、初心者向きではないかも。
フロント
女性の多いフロントです。5階がフロントになっており、私の宿泊した女性専用フロアは11階にあります。10階もどうやら3Sが入っている模様です。
フロントは英語も日本語も通じるし、さすがは台湾。本当に愛想が良いんですよ。「ねえ、どこで朝ごはん食べられる?」と聞くと「近くでこういうのがあって、クーポンあるけど」と言われました。「台湾式が良いなあ」「台湾式ってどんなのかな?目の前にとっても小さな朝食屋さんがあって、台湾式であることは確かよ」という感じですよ。
あー、台湾だわあ。と思いましたね。というよりも、香港のこういうサービス精神は私が行ったことのあるところの中では一番低いんですよ。ヨーロッパもアメリカも香港と比べるとまし。香港人は否定したいだろうけれど、中国の方がましなのかもしれないと思うほど。だから今回みたいに香港から台湾に来ると、感激してしまいます。(逆だとこれが香港では普通なんだと知っていても、本当にショックを受けてしまいます。)
白を基調とした簡素で清潔感のあるフロントでした。
Expedia イン キューブ 3S (品格子 3S 館)
レディースフロア
ここの部屋の鍵はただの鍵で、オートロックにも何にもなっていません。経費削減ですね。ただ、このレディースフロアに入るためには、エレベーターホールからフロアの入り口に鍵をかざす必要があります。

大昔の北欧時代、全く同じ鍵を図書館(24時間使えた)に入るために使っていたんです。どうも、写真を撮り忘れたらしいなあ。「マグネティック・キー」って呼んでいたんで、磁気式だったのでしょう。そんなものにこんなところでお目にかかるだなんて懐かしかった。
しかし、この階のラウンジになるところは、エレベーターの前です。

ここで酒盛りをする日本人のおばさんたちがいたり、朝っぱらからここで化粧(それもネイル!!!!!)をする韓国女子たちでここではくつろげない。下の階にコインランドリーがあり、その前がラウンジになっていて、私はそちらの方にいました。
いちいちエレベーターに乗らなければならないのが問題でした。
Hotels.com イン キューブ 3S (品格子 3S 館)
部屋
私が宿泊したのは「シングルルーム」です。二段ベッドを上下に割ったシングルルームではありません。
入ったところはこんな感じ。

香港から飛んできたのですが、宿泊していたM1ノースポイントのベッドってちょっと短いんですね。まくらのせいもあるのだけど。ひょっとすると、この部屋はM1のベッド分しかないかも。
それでも構いませんよ。ベッドは板を置いて、その上に薄いマットレスを置いただけ。固かったです。今回宿泊したところの中ではもっとも厳しかった。

アメニティはタオルと歯ブラシなどです。(使い捨てではない)スリッパもありましたが、これは使用していません。
テーブル・イスはありません。テレビはあります。

ヘッドホンはなかったです。小さい音でみましたよ。
ここのコンセントは本当に便利でした。この部屋と電気は連動していないので充電しながら外に出ることが可能です。

左の二つは、ユニバーサルモデルなので、私の持っている日米(台湾)用のも、香港ものも、ヨーロッパものも使えます。が、アップル(ヨーロッパ)もソニー(香港)も大きいので二つ並べることはできません。右は台湾モデルなんで日米型をそのまま使えます。そして、その隣にUSB充電可能なんですよ。便利だった。
部屋は一応、窓があった。開けることはできないけれど。
カーテンもないです。でも、この部屋から見える景色ではこの建物よりも高いところはないんで。しかも、窓もそこそこ高いところにあるし。
それにしても、この壁紙の貼り方の荒いこと・・・。台湾クオリティなんで仕方がありません。

ここ、朝はどうなるかというと、こうなります。

いい天気だ。
音はというと、外の音はあまりしません。ただ、中の各部屋は防音になってませんから。
バス&トイレ
提供されたタオルは、使用したら浴室のカゴにぶちこみ、翌日フロントで綺麗なのを受け取る仕組みです。名前と部屋番号で確認されます。ここの良かった事は、毎日きれいなタオルが使えることでした。

クロックスを持って行って正解でした。そんなにきれいではないのでクロックスのままシャワーを浴びるんです。シャンプーとボディソープは置いてありますが、コンディショナーはありませんでした。
シャワーはすぐに温かいお湯が出ましたよ。上の写真では右側はシャワーブース、左側がトイレです。
トイレはもちろんペーパーを流せないので不潔な感じがします。しかし、それが台湾なんで仕方がありません。
見たらわかると思いますば、シャワールームもトイレもすりガラスですが、まあ、これも他のホテルでもすりガラスになっているところが多いんで、仕方がないかと。
各シャワーブースですが、レインフォールシャワーと普通のシャワーヘッドとがあって、とても使いやすかったです。さらに、頭上の高いところに棚がいくつか作ってあるので、ここに荷物を置くと、水が跳ねかえることもなく、使えたんですよ。
あと、ここの良かったことは、洗面所が明るく、さらに台があったことです。水でびしゃびしゃになってそのままにされているんですけど・・・。ビニールのバッグに入れて持っていくのですが、これを置けるのが良かったです。

ここのドライヤーは業務用の大きなものだった。風力も十分。持っていく必要はなかったです。そして、ここはバスルームのドアに「ドライヤーを使う場合には、ドアを閉めてね」て張り紙があります。
どこも、「面白い」日本語にまみれてましたが、まあ、そんなもんだ。
Expedia イン キューブ 3S (品格子 3S 館)
コインランドリー
コインランドリーは、下の階(フロントの階)にあります。ラウンジ(私は割にここで過ごした)の奥にコインランドリーがあります。

洗濯機が一回30分60元。洗剤は別売りで10元です。二度洗濯したのですが、一度は洗剤を持って行き忘れ、買うことになりました。高いね。乾燥機は一回40分70元。高雄のジアズインが洗濯機が30元だったのを思うと高いと思います。
一つずつしかなかったので、誰かが使っていると使えないんですね。まあ、これも運ということで。

あと、こっちの階は男女混合なのですが、こちらにはこんな下駄箱もあった。
室内のハンガー
室内に干せるようになっていたので、針金ハンガーを使い、そしてバスタオルの上に広げて掛け布団の上にかけて寝ました。
もちろん、全部は乾かないのです。それで翌日の洗濯ついでに乾燥機を使ったのですが、パリッパリに乾いたので乾燥機が70元も仕方がないかと。
面白いのはこうなるの。
もう少しランプの位置を変えておけばいいのに。
そして、この部屋は薄暗いです。
ウォーターサーバー
台湾っていたるところにウォーターサーバーがあるんですよ。このホステルにもウォーターサーバーがありました。
紙コップとプラスチックのカップがおいてありましたよ。
場所はバスルームの前でした。
電波状況は?
私は中華電信の3Gと台湾大哥大の4Gを持っています。ここに滞在していたときには、台湾大哥大はまだ使えず、中華電信の3Gのみです。
この部屋に小さい窓だけがあったのですが、電波状況は良かったようですよ。H+で繋がっていて、私の知る限りは3Gに落ちなかったようです。
感想
デメリット
ここの最大のデメリットは、最も長く過ごす場所であるベッドが悲しい感じだということです。ワークインのベッドと反対にしてほしい。でも眠れないわけではなかった。
他の部屋の音は確かにしないわけではない。でもまあ、問題ないかな。満室になっていたわけではない、というのが大きそうです。酒盛りをしていたおばさんたちだって、深夜までやっていたわけではないみたいだし。
あと、何かとエレベーターに乗らないといけないこと。
メリット
リピートするか、というと、どうだろうなあ。
ここのメリットはそこそこのロケーション、そしてちょっと奥まっているので外は静かだということです。(中はというと、部屋の中にいても日本人のおばさんたちの会話がばっちり聞こえたんですよ。ミックス階は絶対に嫌。カップルが泊まってたらまる聞こえです。)
さらに、ちょっと清潔。バスルームが(割に)使いやすいし、タオルも毎日変えられるのが素晴らしい。
朝食は目の前に朝食屋があって、そこで買って上に上がって食べました。朝は目覚めたらすぐに何か食べたいので、距離がないのが良いですね。
台北西Aがそんなに遠くないので、台湾最終日に台北に戻り、朝早く桃園に向かわねばならない、というときには良いのかも。
でも、もう千円だせばベッドがもう少しいい感じのところもありますから・・・。ただし、あのベッドで十分だという方には値段も超リーズナブルですよ。もう少しベッドが良いところもある=満室はなかなかないのではないかと思います。
まとめると
とにかく、あのベッド。ベッドに耐えられるなら、ここはおすすめ。あのベッドが嫌なら、(ビルはぼろいし、ちょっと不潔なんだけど)ワークインの方がおすすめできます。
あと、ここは特別にはほとんど何も持っていく必要がなくて、せいぜい、歯磨きセットにコンディショナーとビーサンさえあれば十分。いつものホテルキットにビーサンを入れるだけです。ワークインはそれに加えて「手にかけられて取り出しやすい」バッグがあったほうが良いです。
・ワークインに宿泊しました