水原:水原華城は広大な城塞都市 [世界遺産][2019年9月 ソウル旅行]

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今回は、KKdayさんにHana Tour主催のプランを体験させていただき、水原華城に行きました。

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私は比較的羽田空港を使います。

そのまま地元に、地元から乗り継げるとは限らないので前後泊することが多いです。問題は前泊ですね。東京の交通は荷物を持っている人に過酷ですし。そんなことを書いています。⇒羽田空港近辺で前後泊するならば。どのように考えて選んでいるのか

結論を先に出してしまうと、身も蓋もないけれども、国際線に乗るための前泊ならば、やはりロイヤルパーク。⇒ザ ロイヤルパークホテル 羽田に前泊しました

——————————引き続き「姉御の一人旅ガイド」をお楽しみください。

水原華城とは

今回の目的の一つが、水原華城(スウォンファソン 수원화성)英語にすると、Catsleではなく、Fortless(要塞)。その通り、君主が君臨したことのない「城」です。

水原華城 世界遺産碑

李氏朝鮮の、正祖・李祘(イ・サン)が、父の故世子の荒れ果てた墓を水原の地に移して、そこに城を築きました。

1794年から1796年の、たった2年間で建設しました。

ガイドさんによると、もともと朝鮮のお城というものは、山に築くんだそうで。

しかし、この水原華城は、城郭都市です。朝鮮のお城の良いところ、中国のお城の良いところ、日本のお城の良いところを取り入れて建設しました。

設計したのは、丁若鏞という天才だそうで。西洋の技術も取り入れ、水原華城の中心部分の水原行宮にはレンガも使っているんだそうです。1790年代って日本は寛政の改革の頃です。田沼意次の失脚と厳格な松平定信の政治の頃。

漢城(ソウル)から水原に遷都するつもりでいたようですが、残念ながら完成後に正祖が亡くなり、遷都は撤回されました。

遷都するつもりだったので、その中心になるはずだった行宮(あんぐう)にはいろいろな行政施設になるべきだった建物もあったようです。この行宮も、正祖が水原に来たときに滞在するなど、全く使われなかったわけではないそうです。

実は、オリジナルの水原華城は朝鮮戦争で多くの部分が失われているそうですが、「華城城役儀軌」という記録が残っていて、これを基にして復元されています。そして世界遺産に。

到着はおそらく蒼龍門(チャンニョンムン)の前の広場

蒼龍、つまり青龍。東方の門でしょう。

蒼龍門

ぐるーっと城郭があります。人がいるので、大きさがわかっていただけるかな。

韓国ドラマで城郭都市の城門のシーンを見た記憶はないんですが、中国ドラマなら比較的しょっちゅう出てきます。こういう感じかしら、と思いました。あっちにいくのかと思ったらそうじゃないのが残念なところではありました。

上の写真を撮っている私の背後には、チケット売り場と弓道場があるんです。チケット売り場としては、「練武台前」のチケット売り場ということになるのかな。

水原華城 チケット

一時間後にここに戻るから、希望の人は(自費で)トロリー(華城御車)に乗って一周できますよって。

水原華城 トロッコ

ただ、このガイドさんはかなり詳しく解説してくれそうだなあと思ったので、そのままついていくことに。実際について行ってよかったかな。2500ウォンなので、250円。歩かずに済むことを考えれば、これもいいかもよ。

トロリーの乗り場は「練武台」前のチケット売り場横にしかないようなので、希望者にはトロリーに乗せるために、ここの広場におりたのでしょう。

城壁

城郭都市、ということで。城壁に囲まれています。一部でしたが、歩きました。

これが一番よくわかると思うんだけど。

水原華城 城壁

カーブしているからよくわかると思うのだけど、左側は石垣。右側はなだらか(実際にはかなり急です)な坂になってる。左側が「外側」なのよね。右側が「内側」。内側から盛り土をして、強度を高めています。

幼稚園児が遠足をしていたのを見てもわかる通り、きつくはないんだけども、足が折れてて行けるか、車椅子で行けるかというとそれは違う。階段がそれなりにあります。

そしてもう一つ。壁に四角の穴が空いていますね。日本のお城で言うところの、狭間(さま)。日本のお城では、丸、三角、四角、といろいろバリエーションがありますが、ここ、水原華城では四角しか見てないな。三つでワンセットです。真ん中だけ外側の光が入ってないの、わかります?

水原華城 城壁 穴

つまり、角度が異なるということ。

脇の二つは遠いところの敵を狙い、手前は近くにいる敵を狙います。

東暗門

城壁を歩いて東暗門へ。

水原華城 東暗門

暗門、つまり、秘密の出入り口。ということだけど、結構バレそうじゃない?

なお、城内から東暗門を眺めると。

水原華城 東暗門 城内から

つまり、城壁は城内からもこれだけの高さがあるということ。

訪花随柳亭と龍淵

舗楼も通っていますが、訪花随柳亭からの写真が一番かな。

水原華城 舗楼

さて、訪花随柳亭。ここもそれなりに高いところに作ってあります。

水原華城 訪花随柳亭

説明も撮影してきたぞ。日本語!!!!!

水原華城 柳亭

この建物も、なんてカラフルにしてあるんだろう!って思ったんだけど、ソウルの王宮を回ると、大抵この色、極彩色に彩られています。

水原華城 極彩色

この訪花随柳亭は国宝です。でも、上に上がれちゃう。(靴は脱ぐけどね)

司令塔の一つであり、かつ、その下の龍淵(水原華城で一番美しいとされるところ)を眺めることができます。

水原華城 龍淵

夜になると、ハート形にライトアップされるんだろうなあと。そういえば、水原華城のナイトツアーも催行されているようで、いろいろライトアップされるのでしょう。

それよりも私はこっち。

水原華城 柳亭から

水原華城は真ん中を川が通っていまして、この角度だと日本の城下町のお堀から見た景色そっくりじゃないです?

ソウルって、日本から行くとパラレルワールド的なところがあるように思いましたが、この水原もどことなく、そんな感じがしました。

華虹門

次は、華虹門。これは水門です。

水原華城 華虹門

残念ながら工事中。

ここから城内側を引き返しまして。

練武台(東将台)

チケット売り場は「練武台」だと思うのね。で、肝心の練武台。

水原華城 練武台

暗く写ってるけれど、ここも極彩色に彩られてます。韓国の王宮にはこういった、入母屋破風が多かったような気がします。屋根がカクカクってしてるでしょ。これが入母屋。

ここから正祖は軍事演習を指揮しました。

練武台は人が多すぎて、時間がないのもありうまく撮影できてないのですが。練武台のすぐ下から。

練武台

門はこういう感じ。

練武台 門

宗廟でも見ましたけれど、屋根をガタガタガタと段にするのは、韓国独特かなあと思いました。

ここですでに「水原華城」での一時間を経過してしまい、移動です。

Osmo Pocketで撮影してきました。

読めないので個人で行くのが微妙な、韓国の地方も、オプショナルツアーなら安心していけます

欲を言えばもう少し城壁を歩きたかった。

しかし、ハングルが読めないので駅まで行けてもその先バスに乗れない&交渉できないのでタクシーに乗れない、では、ツアーしか選択肢がなく。水原伝統市場が近くにある八達門はぐるっと車が回るようになってて、バスの停留所になっています。そこでバスを見る限りは、アルファベット表記のものは見かけず。人に聞きまくって華城まで行くしかなかったんだろうと思いました。

一人参加ができるこのプランしかここまで来れなかったと考えれば、致し方ありません。

水原華城に行けるツアーはKKdayさんでも複数扱っておられます。ただし、一人参加ができるものは(私が見つけられたのは)このEGシャトルバスだけでした。

二人以上だと、多分もう少し水原華城・水原行宮で時間が取れそうなものもあります。

伝統市場には行かずに、行宮に行くルートをとるものもあります。二人以上ですが。
KKday【日本語ガイド】ソウル:水原華城+華城行宮+伝統武芸24技公演(+韓国民俗村)半日 / 1日ツアー

2019年に体験させていただいたものではありませんが、KKdayさんで、水原華城と韓国民俗村を回るオプショナルツアーの取り扱いがあります。英語・中国語の選択しかないですが、一人参加可能なので、集合場所・集合時間を確かめれば大丈夫。

KKday韓国民俗村+水原華城日帰りツアー予約 韓国歴史ドラマの世界を体験

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