今回は、Kkdayさん経由のモニターです。
KKday【ふぐを堪能】ふぐ料理の名店・玄品ふぐ:お食事チケット
姉さん、西日本の人なんで、それなりにフグを食べます。姉さんが比較的好んで食べる魚介類というと、フグ・ブリ・アジ・サワラ・サバと、見事に西日本の人好みだよね。
さて、今回京都にがっつり行くんですけど、ってKKdayさんに言って提案していただいたのがこちら。Kkdayの担当の方(もちろん台湾の方)が興味津々だったみたい。
今回は京都のお店で、祇園。もろに八坂神社のすぐそばです。
玄コース
今回は、
玄コース。
内容:湯引き、てっさ、てっちり、雑炊、デザート です。
実は姉さん、フグの白子(精巣)が大好物です。特に天ぷらにすると、クリーミィなのがとろりとして本当に美味しいよねえ。
今回は単品でも白子の焼いたのか鍋かが頼めそうだったので、一品ずつの量と腹具合で決めようと思ったの。それは正解で、空きっ腹を抱えて行ったんだけど、一品一品の量がかなり多くて、注文しなくて良かったなあってつくづく思いました。
KKday【ふぐを堪能】ふぐ料理の名店・玄品ふぐ:お食事チケット
湯引き
湯引きは別名「てっぴ」とも言います。フグの皮です。生ではなくて、一度湯通ししてあるのね。これがゼラチン質でプリプリとした食感を楽しむものなんです。
もう、ここでニッコニコ。
てっさ
「てっさ」というのは、フグ刺し=フグの刺身のことです。
フグは身が硬いので、うすーくスライスするんですね。その薄さを表現するために、下に模様のあるお皿(有田焼か有田焼風みたいなのを使うところもある)を使う料亭を知っておりますが、こちらでは、真っ白なお皿をお使いでした。
それでちょっとわかりにくいかもしれないんですが、刺身の薄さを見てください。
他の魚と違って、フグの刺身の場合は、身が薄い=ケチじゃないんです。
薄くしないと刺身では食べられないの。
あるとき、姉さん、スーパーでフグの刺身を買いましてね。これが分厚くて分厚くて。分厚い=ゴージャス!じゃないんです。硬いの。硬くて硬くて、顎が疲れる。最後には焼いて食べることにしましたとさ。
てっちり
薄いプルプルした簡易のが左側にありますが、これはさっき食べた湯引き=フグの皮です。煮すぎると本当にとけちゃうから気をつけて。
今回「てっちり」として食べるのは、フグのアラ。アラとは言っても、内臓ではなくて、頭らへんかしら。フグの場合はキモを食べることはあるけれど、内臓には毒があるので絶対に食べないからね。大きめの骨がそれなりにあるんで、パクってしてはいけませんよ。フグの骨は太くて硬いからすぐにわかると思うけど、注意してね!
フグの身は硬く、熱するとまるでプリプリな食感が鶏肉っぽくなります。食べたことがなかったら、これはお魚?と思うかも。
ところで、この玄品ふぐ。お鍋が面白いの。中のお出汁は白出汁。多分昆布出汁でしょう。
電磁調理器なのね。竹のかごの上に、防水の紙(触ったけれど、本当に紙だった)を乗せて、中にIH対応のステンレスが入っています。このステンレスが反応して沸騰させることができるというわけ。
一度、店員さんがきれいに作ってくれます。
くずきりや、湯引き、春菊など、一度熱してあったり、すぐに熱しやすいものは、あとで自分で入れて食べるシステムです。
雑炊
このてっちり=ふぐ鍋を食べたあとは、その残った出汁を使って雑炊に。
もちろん、自分でも作れるんだけど。やってもらうよね。
ほらー。
盛り付けてもらうよね。うまそうでしょう。
ここは京都だからか、薄味でとてもよかった。濃いめがよければ、作ってくださるときに味見させてくださるし、塩を持ってきておられるので、追加してもらいましょう。
デザート
さて、デザートはナッツアイス。
くるみと蜂蜜かな。
あー、もう腹一杯だわ!
KKday【ふぐを堪能】ふぐ料理の名店・玄品ふぐ:お食事チケット
コラーゲンドリンク、ぜひ飲んでみて!
今回のプランには、ドリンクがついておりません。
姉さん、多少疲れてて、お茶ではなくて甘いものが飲みたかったの。それでコラーゲンマンゴージュースを頼んでみました。だって周囲から台湾かな?というような中国語が聞こえるんだもの、ついついマンゴーにしちゃった。
あまりソフトドリンクも飲み歩く人ではないので(大抵お茶を持って歩いてる)、よく知らないんだけど、私がこれまで体験したことのある「コラーゲン」というものってさ。コラーゲンパウダーが中に入ってるのね。それを連想したら違ったの。
わかりやすいように少し飲み進めた写真をどうぞ。
中にドンっとプルプルしたコラーゲンゼリーが入ってたの。矢印の下は、氷じゃないのよ。ゼリー状なの。かすかに臭みがあって、ブタ由来のコラーゲンではなく、魚由来っぽいなって思いました。
ひょっとしたら、フグのコラーゲンかも。
これは税金込み592円でした。
ところで「てっ」って?
てっぴ、てっさ、てっちりと、「てっ」というのが出て来ましたが何だかわかりました?
これ、「鉄」です。
フグは当たる(中毒する)の。秀吉の朝鮮出兵のときに九州に集まるじゃないですか。お侍が。そこでフグを食べて死んじゃう人が相次ぐのよ。それで秀吉がフグ食を禁じた。江戸時代もずっと続きましてね。しっかし、西日本の連中は食べるのよ。フグを。うまいからみんな食べたいのよ。
それで、「フグ毒に当たる」を「鉄砲に当たる」とかけまして、フグの隠語が「鉄砲」「鉄」だったことから由来します。
面白いでしょ。
なお、明治時代にフグ食を(制限付きで)解禁したのが、伊藤博文。
祇園店について&アクセス
祇園店はちょっと小さい入り口で、人通りが多くてお店の前の撮影は難しかった。
店内はもちろんきれいなんですが、通路が狭くて人が二人すれ違うのは難しく、車椅子では入りにくかろうと思います。今回KKdayさん経由だからか、通されたお部屋は三階の外国人用の部屋だったのかな。周囲は中国語ばかり聞こえました。台湾かな?という発音で、台北から関空に飛んだ私は、嬉しかったよ。一階にもテーブルはあるけれど、足があまり良くない場合は、事前にそれは伝えた方がよろしいでしょう。
玄品ふぐ 京都祇園店
・営業時間:12:00 – 22:30(L.O. 21:30)
・住所:京都府京都市東山区四條東山下ル祇園町南側528-4
・行き方:
1. 京阪電鉄本線四条駅から徒歩5分
2. 阪急京都線河原町駅から徒歩5分。
八坂神社と言えば、多少京都の土地勘がある方ならわかってもらえると思う。京阪の祇園四条駅から徒歩五分はそうなんだけど、阪急河原町駅から徒歩五分はちょっと短いかな。同じ四条通りで鴨川を渡らないとならないのね。探す時間を考えて、十分もみてもらえれば安心であろうかと。
私はブラブラと鴨川周辺から祇園を歩いて八坂神社を目指し、帰りは四条通りにさしかかったらすぐのバス停に、ホテルの前まで行くバスが来たのでそれに乗りました。