このページの内容をまとめると
韓国・マカオでAISのSIM2Flyがうまく使えず、eSIMあるといいかなあと思い始めて、買ったのがiPhone XR。衝動買いした割には、バッテリーの持ちもいいし、挙動も上がって、買って正解でした。⇒iPhone XRを衝動買いしました

さて、eSIMについて疑問点に思っていたことと調べた結果、そして実際に楽天モバイルを契約した話を書いておくよ。
ただ、指紋認証が欲しくて、実際にeSIMを乗せたのはiPhone SEだったんだよ。⇒指紋認証を求めて未使用品のiPhone SE第二世代を買いました。
以下ご利用にあたっては、自己責任でどーぞ。
日本ではeSIMどう使う?
2021年4月現在、日本ではIIJmioと楽天モバイルが提供します。SoftbankのLinemoもeSIMを扱うとか扱わないとか。私は、楽天モバイルで契約しました。

私はiPhone XRのSIMフリー版を購入したし、Phone SEはau版ですが、SIMロック解除されている未使用品を買ってます。だからロックの心配をする必要はなかった。
キャリアで購入した場合はSIMロックを解除しないとeSIMは使えないっぽいので、その点も要注意。
私は、ドコモXiにギガライトをつけて、データ通信を楽天モバイルにしています。
ドコモの場合は、料金が人によって変わるから。20年近くドコモ&家族割引がつけられる人とつけられない人では条件がかなり異なるので、お得かどうかは自分で計算してみてね。そういうところが嫌なんだよな。
楽天モバイルのeSIM。あくまでもサブ回線という位置付けをお勧めする。
最近我が家周辺も楽天モバイルの対象になった模様ですし。それなりに楽天経済圏で楽しんでますし。
無料キャンペーンが終わる寸前にeSIMで契約しました。⇒楽天モバイルでeSIMを契約して、iPhone SE(第二世代)にのせた
ただし、楽天モバイルはあくまでも第二回線、サブ回線という位置づけでないと、肝心な時に電波が飛んでない!?!?なことになりそうなのでご注意を。老人や子どもに持たせるものではないと思うよ。
実際に設定して思うのは、eSIMだからなのか、楽天モバイルだからなのか、APN設定をしたりしないとならないのね。それが面倒ではあった。
海外では、iPhone取り扱いキャリアのプリペイドSIMを買って突っ込む方が、気楽かもしれない。
IIJmioはデータ通信のみ
IIJmioの提供するプランはデータ通信のみです。
eSIMならIIJmio。
IIJmio
ただ、楽天モバイルのeSIMでも通話できるし(多分。小額だが、お金がかかる実験はしない派)、eSIMだからすなわち通話機能が塞がれているわけではないと理解しました。
ahamo、povo、LINEMOでもeSIM可能
ahamoでもeSIM開始になったので、三大キャリアでeSIMが使えるようになった模様ですね。
eSIMはどうやったら使えるようになるの?
iPhoneは公式キャリアの(物理SIMの)プロファイルは中に入っています。なので、キャリアの物理SIMはそのまま突っ込めば設定完了です。MVNOはプロファイルをダウンロードする必要があります。
eSIMの場合は、アプリケーションを使うところ、メールなどでQRコードを送ってくれるところもあれば、物理的にQRコードをくれるところもあるようです。
楽天モバイルの場合は、QRコードが表示されてそれを読み取りました。
だから、楽天モバイルの設定には、もう一つQRコードを表示する機械が必要ですし、インターネット回線も必要です。
いずれにせよ、設定をするためにネットに繋ぐのが必須と考えれば、キャリアの物理SIMのように、差し込んだらすぐにアクティベートできるわけではない、というのがちょっと面倒かも。
この点、下に書くけれど周遊型のeSIMは日本もカバーしてれば日本(大抵の人は自宅もしくは設定をするためにデータ回線を使わせてくれる人や場所がある)で設定してから海外に持っていけるのが便利なんだなーって思いました。入れ替える必要がないので、使っていた日本のSIMを紛失することもないですしね。
なお、上にも書いたけれど、私はSIMロックされてないXRや、ロックが解除されてるiPhone SEを使ってるよ。キャリアから買ってロックされている場合は、ロックを解除しないといけないっぽいので、そこは要注意だよ。
ところで複数のeSIMを保存できるの?
具体例を出すと。
「普段は日本で楽天モバイルのeSIMを使ってデータ通信しているとする。
で、香港3のeSIMを契約して海外渡航したいです。
どうすんの?」
ということです。
これは、eSIMは複数保存できるようです。一度に「使用」できるSIMは物理SIM一つとeSIMは一つの組み合わせまでだけだと思うけどさ。
ただ、iPhone 13シリーズからは、eSIMを2つonにしておけるらしく。物理SIM含めて3つをアクティブにできるとは理解してない。eSIMを2つonにすると、物理SIMはoffと認識してる。これはdocomoをeSIMにするかahamoを契約するかな?と画策中。(そうすると、物理SIMスロットが開くから、現地のプリペイドSIMをぶっこめる)

ここの「モバイル通信プランを追加」から追加していけそうです。
これが、iOSの物理SIMとはかなり違うところかも。
物理SIMだと、MVNOのプロファイルを複数保存できないと理解してる。(それに対してレガシーキャリアのプロファイルはすでに入ってる)
ただし、1つのeSIM契約で使えるのは1つの端末のみ。そうじゃないとなりすましが発生してしまいますから。
IIJmioではeSIMを削除してしまうと、再発行手数料がかかってしまうのも微妙で躊躇していました。
楽天モバイルの場合は、機種変更で手続きして、再発行手数料はかからない模様です。
また、各国のキャリアによっては、機種変更によるeSIMの移行は店舗で行うのが原則になっているところもあるっぽく。今後延長してそのSIMをキープしたいなんて思う時には、店舗でのみ移行できるのは面倒だなあと思うのが、正直なところです。シンガポールや香港のSIMは海外でもローミングできることがあるからねえ。ただ、eSIMは簡単に移行できるから、乗っ取りを防ぐには店舗でのみというのが一番なんでしょうかね。
物理SIMの場合、プロファイルはどうなっているのかおさらい。
iOSの物理SIMの場合は、公式キャリアのプロファイルはもともと入っているけれど、mineoのようなMVNO回線はプロファイルを入れていかないとならない。

で、これまで私がどう運用していたかというと。例えば公式キャリアのタイのAISのSIM2Flyを使うときに、もしもうまく使えない場合には、mineoのプロファイルを削除するとSIM2Flyが使えるようになることがあるのね。それで、帰国したらいちいちmineoを入れないとならないので、面倒だから出発前からiPhoneにはAIS(日本でもデータローミングできる)を入れっぱなしにしたりしてたよ。
この点、AndroidはAPN情報を特別に削除したりしなくてもいいので便利だったよ。(その代わりAPN情報が消えてることもあったけどさ)
日本でも海外でもeSIMに関しては、ワンクリックでコントロールできそうなのが便利です。だから早く海外旅行できるようにならんもんかねえ。
海外旅行で使うならば、どこを選ぶべき?
一応、Appleがリストアップしてます。ただし、IIJmioも楽天も掲載されてない。いずれも旅行者用の短期利用を前提にしたeSIMではなさそうなので、旅行者プランのeSIMの扱いがなくても、しゃーないね、ということで。
下の方にある、GigSkyとTruphoneが旅行者用の周遊SIMでしょうかね。料金を見ると結構、割高。
そんなにeSIMが使いたければ、eSIM提供キャリアの店舗に行って、旅行者もeSIMが買えるか?と聞くのがベターでしょうか。iPhoneの場合は主な言語を変えてやれば店舗の人は大抵設定になれてるから設定までお願いできるかも。
Truphone
Truphoneは、アプリケーションでプランを購入する模様。

日本でも使えなくはないのだが、1GB/30日間でUSD6くらい。

上のJapanというのが、おそらく日本専用。
Globalというのが、周遊プランで「日本でも」使用するというものでしょう。おそらく、イギリスかオランダからのローミングでしょうね。
いろんな国名を入れてみると面白いよ〜
ただ、本国のSIMが買いやすい台湾などは高めに感じました。
しれっと中国本土も入ってるのが私的に重要なポイント。
テレコムスクエアを経由すると、日本語で完結できる
レンタルWiFiなどを手掛けているテレコムスクエアさんでも、このTruphoneのeSIMの扱いがあります。ここの広報担当さんから手掛けるようになりましたよーと連絡をいただきました。
で、チャージその他、Truphoneのアプリなの?って質問してみました。
Truphoneのアプリを使った場合ですが、
サポート等は今のところ英語のみです。
SimpierでWi-Ho!eSIMを利用された場合は、同じTruphoneのデータ回線であるものの、購入、 やサポートも日本語で対応できます。
また、不要なアプリのインストールも必要がありませんので、申し込みや購入等の手続きがよりスムーズになります。
ということです。
Simpierのログインページを使うんでしょうね。
見たらわかるけど、値段はTruphoneよりも高めです。その分が日本語対応費用ということだね。
香港3は周遊者がオンライン購入可能
香港3が出している旅行者用の周遊ものが、10日間で138香港ドル。2000円くらいのものです。

しれっと、一日あたり 500MBまでで制限がかかるようですが、音声通話・動画視聴をしなければ、なんとかギリギリ使えると思う。5GBだもの、十分では?欧米でも日本でも使用できるプランの中では安い部類に入ると思う。
あと、香港3であること、中国が入っていること。多分壁越えできると思うんだよね。知らんけど⇒上海で壁越えしたいならこのSIMを持っていけ!わからないならレンタルWiFiを借りろ!
日本でも使えるので、日本でアクティベートして持っていくのがベストであろうかと。
なお、タイのAISもeSIMを出してますが、公式オンラインサイトから買うには、タイ語が必須。っぽくて。買えるっぽいんだけども。見てみてよ。
https://become-ais-family.ais.co.th/
これ、Googleの翻訳もうまく機能せず。非公式(公認かもしれないけど)にeSIMが買えるサイトもあるようです。個人情報どうなってますかね?ということでリンクしない。もしもそういうサイトでeSIMを買うなら、プリペイドカードを活用してね(使えるか知らんが)。
タイネタはほぼ必ず変な人が湧くから先に書いておくからね、あしからず。
物理SIMと合わせて使うのが良さげ
結局のところですね。
eSIMは物理SIMと合わせて使うのが良さげです。どこか(仁川なり、東南アジアなり)を経由して欧州に行くときに、経由地をカバーする周遊SIMを使えば、多少割高でもいちいち経由地のSIMをいちいち調達する必要もないです。
もともとeSIMだけで世界で使えるとは思ってなかったし。リスクを分散させるという意味で用意できるようにしたいなと思っていたから、今のところはこれでいいかな。
国によっては、eSIMを使うよりも安いところはたくさんあります。私が使った中でも、マカオ、韓国、タイはAmazonで買ってしまう方が安い。使い捨てだからはずれを引くこともあるし、必ずしもプリペイドSIMで通話までできるとは限らないけど。eSIMならはずれはないだろうけど、通話まで必ずしもできるわけじゃないと思う。