比叡山延暦寺は、天台宗のお寺です。最澄のお寺。
なんででしょうね。もう一つ、空海の真言宗(高野山金剛峯寺)を出た新興宗教って聞いたことがないんだけど、親鸞だの一遍だの、この延暦寺で修行をした人たちは多い。
最澄と空海、どっちが偉いとかそういう話はしない。
建物としては、結構新しい建物が多く、ああそういや、そりゃ、ここは焼き討ちに…って何度も思いました。
比叡山の頂上のバスターミナルから。
東塔エリア
延暦寺は、三つに分かれてます。東塔エリア、西塔エリア、横川エリアです。横川まで行く体力と精神力がなかった。このエリアのうち、どこか一つというなら、東塔エリアがよろしいかと。
国宝殿
興福寺のレベルで考えてしまった私が悪かった。このお寺は焼き討ちにあってた。
江戸時代の仏画が国宝殿に出てきます。京都、奈良で神社仏閣巡りをしている目は、室町時代の絵って色が鮮やかに残ってるなあって思うわけよ。そこに、昨日描かれたかのような江戸絵画の鮮やかさは目に眩しかった。
素晴らしかったのは、最澄の名前が出てくる巻物。ご本人が唐から持ち帰ったものの一つのようです。
ここだけだったら、Suicaで決済できたっぽいです。時間がない場合はパスなさっても構わないのではないかと思います。(多分、三井寺の方にたくさん残っているのではないのかなあ……と思って寄りたかったんだけど、無理だった。体力的に。)
根本中堂
国宝殿はパスしていいけど、何はともあれ、この根本中堂は見るべし。
根本中堂は元は小さいお堂だったらしいけれど、それが大きくなり、焼き討ちにあって、家光時代に建て直したという話。
この根本中堂の中に、「不滅の法灯」がある。それもまた焼き討ちにあって…ということです。
ここで見るべきは、護摩を焚き上げておられるところだと思います。あ、中は撮影禁止。
ところがところが、現在は修復中なので、ステージ上からだけなら、撮影可能なところがあるのよ。もう、行かなきゃ。
はあああああああ。
上は回廊部分。こっちは重要文化財かな。
で、回廊部分の入り口だと思う。
唐破風の下は、こうなってるのかー!!!って。
で、あそこでビデオを見た人はこれが何かはわかるはず。
生で見ると、一つ一つがかなり分厚くて大きいです。
その他
根本中堂の入り口から見た、仁王門。
延暦寺では、結構谷間に建物を作って、高い部分に門を作ってます。建物を建てるための広さを確保しようとすると、そうなったのかしら。
森の間を歩く。
スギ科の木が植林してあるように見えます。なので、花粉症の人は時期を考えた方がいいのかもしれない。姉さん、花粉症はないので、よくわからん。
これも東塔部分で撮影した写真だけど、姉さん、ヘロヘロになってた。
延暦寺会館
円仁の何かがあるはずなんだけど、そこまで行き着く前に、延暦寺会館。
延暦寺会館はホテルも兼ねているようですが、ランチだけの利用もできる感じだったので入ってみた。
大広間に、姉さん一人だけ。
仕切られた部分に僧侶が何人かおられたようです。
あんかけ豆腐丼セット、1100円。おとうふ、大好き!
これが東塔エリア最後の写真かな。
確か、昭和に入ってからだという話。
西塔エリア
東塔エリアで一杯一杯になってたので、西塔エリアまでは行かないつもりだったのだけど、ランチを食べて足を休めたので、西塔エリアにも行きました。
だって、10分って書いてあったんだもん。
ところが、そんなわけはない。そこへ行く道すがらの写真はない。姉さんには撮影する余裕がなかった。
目的地は最澄が祀られている(で良いの?)ところ浄土院だったんだけど、浄土院は西塔エリアの入り口というか、でして。
ここまでで10分間でした。嘘ではないんだな。嘘では。
この階段を降りてるところで、なんか膝痛くなってきた。東塔側からなら、比較的降りが多かったのだけど、これを登るのは辛いなあと思いまして、バスに乗ったよ。
これが、西塔エリア、最後に行ったところ。東塔エリアを出てから、ここまで30分歩いてます。
その途中に、親鸞が修行した場所があった。
往復の話はまた別の記事に書きます。それはそれで楽しかったし。
目に青が眩しい!
梅雨に入る直前で、いい季節だったんでしょう。いろんな種類の青色が、目に眩しかった。
ヘロヘロになったし、汗だくだったけど、気温そのものは日中の京都と比べると低いし。
むしろ、暑くて精神的に無理ーってなったのは、ケーブルカーを降りてからだったから。
ほんと、足腰が丈夫なうちに国内の神社仏閣を回っておかないとなあと思いました。
ほんと、旅のお供にサロンパス。⇒サロンパスを足に貼って寝てる!