この日は移動日でしたが、これまでの移動日の経験上、問題ないだろうと思っていたので前の晩までは、九份に行く予定でした。
体力的にきついかな、今日も天気悪いしな、と近場にとどまることにしました。
近場、と言っても、淡水です。
淡水への行き方
=淡水線(紅線)に乗れ。
台北駅を朝出て、淡水行きと北投行きがあったのです。北投は淡水よりも手前なので、淡水に行くには乗り換えないといけません。が、駅探索〜と北投行きに乗りました。
淡水線は民権西路を出てから高架になります。
途中、グランド圓山が見えます。
初めて見たとき、あれはなんだ!と思いましたよ。この先に故宮博物院はあるのね。
楽天トラベルグランドホテル台北(円山大飯店)(THE GRAND HOTEL)
途中の北投駅。
あら、ホーム違うんだ。
台北って地下鉄のホームにドアが付いてるところが多いのだけど、この駅にはない。
やってきた電車は座れなかった。
吊りの写真を(ほぼ)毎日ツイッターに投稿される方がおられるが、これはなかなか難しいのだ。
まず、揺れる。次に人が手をかける。毎日するのかー。すごいねー。
淡水駅到着。
降りてみると、あああああああ。北海岸線!乗っちまうか。
いや、今日の目的は淡水だから。
外に出てみると、レンガ風になっていた。
大学生に混じってバスに乗ってもいいのだけど、川べりを歩いてみよう。
金色水岸=くっせー。金色ってあれかい?
天気がイマイチなのがあれだね。
貸し自転車屋があるけれど、ここに戻らないとならないのではないかと思われるのでパス。
雲がおどろおどろしい色だけど、これ、太陽の光のせいだから。
はっきり言おう。私は二度とここに来るつもりはない。
・・・臭いの。
私は海辺の工業地帯の子なんだよ。河口を渡って学校に通ったんだよ。夏は磯が腐った臭いがするんだな。なので多少は慣れてるんだ。
・・・ヘドロ臭い。さらに磯も腐ってるのでダブルコンボ。これ、ほんまもんのドブや・・・。小倉の紫川より大きいくせに、紫川より臭い。ローカルな話で申し訳ないが。
うえー。慣れてる私がそういうんだから、めちゃめちゃ臭いはずだよ。夏のビクトリアハーバー@香港よりも臭い、と言ったらわかっていただけるだろうか。今、冬ですよ?冬でこれなら他の季節はいわんや。
仕方がないから、もう少し歩こうか・・・。
朝が早すぎ、店は開いていない。
開いていたら、食品の臭いでドブ臭さがまぎれるだろうか。このドブ臭さの中では食欲がなくなると思うのだけど。
はっきり言って、ここにきたことを後悔している。臭いもん。
がぜん気分が盛り上がってくる
渡し船だ。
わかった!
ジェイだ!ジェイの「分裂」のMVで使ってるところじゃない!
これ、日本盤あるのよ〜。ただし、あまり好きなアルバムではないのです。
ジェイ、ジェイ、そうだ、淡水といえば、ジェイ・チョウじゃない!
俄然気分が盛り上がってきました。
臭い?はあ?ジェイだよ?ジェイだよ?ジェイ・チョウだよ?
日本から高雄にコンサートに行く程度には彼が好きです。一番精神的にきつかった頃に聴いていたのがジェイなんだよ。ジェイの、孤独に寄り添って一緒に泣いてくれるような声だけが私を救ってくれたのです。
ヨーヨーカーで乗れないわけれはないし、船は来ていたのだけど、対岸に行くよりは淡江高中(中に入れないのはわかってた)の方がいいよ。
臭いから。
もう少し歩こうっと。
「先輩、なに青春してらっしゃるんで?」
「いや、冷えるなって」
「おうう。今日は寒いのう」」
「いい湯だな。みなの衆、ここに温泉が湧いておるぞ」
いや、それ下水だったりしない?
小鷺先輩、そこ臭くね?
マカイ先生はお祈りの最中。
その先にいこう。
ロケ地きたー!
なんか見覚えがあるような、ないような。
そうそう。繋がってない犬がいて怖かった。
犬が怖くてぶれぶれ・・・。
でも、俺は頑張った。右のレストランにも見覚えがある。
インドネシア料理か何かの店だ。
姉御=東南アジア料理は苦手。タイ料理もだめなら、マレー系の料理も無理だ。
で、だ。ここがどこかわかった人は!?
これでわかるだろ?
エラ・チェンとジェリー・イェンの「君には絶対恋してない」
私はこれがすごく好きなんですよ。
半ばを過ぎて、ジェリーとエラがくっついたんだけど、杭州からチーさんのママ(エラをしぶしぶ認めたら、エラの大ファンになった)がやってきて、チーさんがママは離婚したてで僕もエラと別れたのがわかったらショックだろうから、頼むよ、とカップルを偽装するようになった回ですよ。
ジェリーが路地で偽装デート中のエラを探しまくるんですが、こういうところとか
こういうところを、羽平は探したんだろうなあ。
いや、ジェリー・イェンよりジェイ・チョウが似合う感じ。最近のお金持ちのジェイ、ではなくて、藤原拓海みたいな不満顔の高校生のジェイ・チョウが。
ジェリーに戻るけど。
だからあのレストランに一行が行くことになったんだ。あそこで、チーさんのママが「ねえ、あなたたち仲いいんだし、ユーピンとドォ(グオ=エラの姉)が結婚したらどう?そしたら二人は兄弟になるわ」とかいらんことを言ってる。
あの木の下で、チーさんが、元彼登場で慌ててるユーピンをからかおうとエラにちゅううとしようとしたら、ジェリーが顔を近づけたんで「ユーピンにちゅうううう」になってしまうシーンですよ。あのシーン大好きだ。それで、嘘がばれちゃった、という。
そうかー。全部こんなにすぐ近くでやってたんだねえ。この作品は舞台が夏で汗をかいたジェリーの背中にシャツが張り付いてるシーンが多くて、さぞ暑かったと思われるのだけど、今はもう一つ思う。
・・・くさかっただろうね。
この先で、この川べりを歩けるところは終了です。
幹線道路に出る
出ようとしたらこんな人が。
台湾ってレストランのオープンか何かの準備をしているところをみると面白くって、アンティーク調のテーブルにしようと、外の歩道で塗ってたりするのです。この人は、どうも卓状の電ノコでベニヤを切ってるのです。前からくる車に当たったりしないかちょっとヒヤヒヤ。大丈夫なんでしょうね、きっと。
道を渡ると、なんかある。
上に登ったらレストランがあるのかなあ。
河畔はもう行かなくていいと思うけど、随分離れてるから高台から見るくらいならいいかも。