さて、くっさい淡水河の河畔を離れます。ほんと、臭かった。⇒淡水河の河畔はとっても臭い
紅毛城、と見せかけて旧イギリス領事館
淡水河の川べりから離れて、幹線側に歩きます。
あら。幹線道路についたら、紅毛城のすぐ側じゃない。
じゃあ、行こう。
坂を上がって紅毛城へ。
おいくら?
あら、無料なんだ。新北市になったお祝いに無料開放しているんですって。
台湾って金持ちだよねえ。というよりも、お金の使い方がうまい。
入ったところは何か修復中だった。こちらが紅毛城。
女子たちがいるけれど、どうも修学旅行か何かだった。
この子達の写真を見て思い出した。どこかで先生らしき人がいたのだけど、その先生のカバンについているブランド名がちょっと面白かったんだけどなんだったっけ「jyouhin」とかなんかそんな感じなのよ。そのカバンは結構しっかりした作りで、台北にいる時に何回か持っている人を見かけたんだけど。覚えてないなあ。
観音山。
見えないね。
イギリス領事館部分。
中に入ろう。
ここはイギリスの領事館が置かれたところ。アヘン戦争・アロー戦争でイギリスは香港を割譲させる。台湾にも領事館を置かせたらしい。ここが中国で一番初めのイギリス領事館だったんだって。
私が好きだったのはお台所。
イギリス王室の獅子とユニコーン。
19世紀イギリス文学で育った私には、本当に馴染み深い。
ティールームかな。
窓からは観音山が見える。
真夏も風通しが良さそうだ。
階段の手すりの模様。
レンガの壁にも模様がある。
実は上の階にも展示コーナーがあるけれど、どうも出会い・付き合い・結婚・あー幸せ、という紅毛城にもイギリス領事館にも関係のないもので辟易した。
でましょっかい。
真理大学のオックスフォードカレッジ
紅毛城(というよりも、旧イギリス領事館)を出ると。
Welome to Altheia University. アレシアってこれまた大風呂敷を広げましたねえ。
上智大学=Sophia Universityみたいなもんか。
ギリシャ語を使っていながら、キリスト教系でした。
Merry Christmas and Happy new year!
気が早い。
まだ12月上旬ですぜ、お兄さん。シンプルにHappy Holidays!と私はやるのだけど、ミッション系ではありえないわけだ。
目的地は、オックスフォードカレッジ。
これは台湾最古の「大学」なんだそうな。
入場無料でふらふら歩いていたのだが、ここに、日本人高校生の修学旅行の団体がいて、そこに突っ込んでしまい、参った。
紅毛城に台湾の高校生たちがいたのだが、どうもこの日本の高校の姉妹校協定を結んでいるか何かなのかもしれない。
真理大学のキャンパスをぼうっと歩いていると、食堂がありそうな雰囲気だった。そろそろ飯を食ってもいい頃なんだが。
匂いを頼りに徘徊したのだが、見つけられず、そのまま退散することにした。
ここだったか、紅毛城だったか。ふと見つけた雑草。
野柳の雑草と同じ仲間かな。
淡江高中だ!ジェイ〜
真理大学から、地図も見ずにぶらぶらと歩きました。
面白い壁だなあ。
実は、レンガで一度壁を作って、それを塗りこめただけみたいです。金属の支えとかないんで、地震が来たら恐ろしい・・・。実はかなり厚さがあるのかもしれませんが。
この壁も塗りこめてるんだろうなあ。
あれ?
あれ??なんか?「見覚えがある」というよりも、なんか?じゃないですか?
じゃん。
淡江高中じゃないですか!
ジェイ・チョウの母校にして、「言えない秘密」の舞台です。
なお、グイ・ルンメイは淡江大学を出ています。メインキャンパスはこっちなのかしら。
以前は中に入れたとのことですけれど、今は学校襲撃事件があり、無理な話。それでも、この学校は、歴史的建造物を含むからか、予約さえすれば見学することができるようです。
このゆるさが台湾らしいよね。そして、台湾のいいところでもある。いつまでも平和でいてください。
この門をジェイはくぐり抜け登校したのでしょう。
私はそのまま、通過します。
きっと!きっとこの面白い屋根もジェイは見ている!
こっちのキャンパスに登校したか知らないけれど、撮影の時にグイ・ルンメイも通ってるよねえ。
左が淡江高中です。
坂を下っていきますが、絶対ここを若い頃のジェイは歩いてる。
きっと、こんな顔で。
このアルバムがジェイ最高傑作だと思う。
で、私はというと、壁に興味津々でした。
中華だねえ。
香港でもこんなの見たし。いつ頃作った壁なんだろう。
で、日本では決して見られないんじゃないかと思うけれど。
へえ。レンガ造りの壁ってこうやって作ることもあるんだ。レンガは表面だけで、中にクズが詰め込んである。
恐ろしや。
川が見えました。きっと、ジェイは見てる。
ポスターで使っている場所はどこなんだろう。グイ・ルンメイを抱こうとして逃げられるシーンね。
やってろ、なんだけど。
うっすら見える街の影が私の見た対岸よりも、拓けてるように見えるんだけどなあ。あの山陰は観音山かなあ。まあ、いじれるしね。
小白宮で修学旅行生に突撃してしまい、退散する
淡江高中から、またぶらぶら歩いていると、小白宮というのにあたりました。こちらも、新北市のお祝いで無料なんですってよ。
再び修学旅行生の中に突撃することになってしまいました。
前清淡水關税務司官邸です。
紅毛城にイギリス領事館がありましたが、今度は税関の長の官邸なのでしょう。
中もちらっとしか見られず、逃走することにしてしまいました。
相変わらず観音山は雲に隠れている。
この写真だと手を伸ばしたら雲に手が届きそうだね。
外に出たら、レンガを積んでいる最中だった。
レンガってなんとなくレトロな感じがするし、わりに早く古びた感じになるけれど、実際のところ、淡水ではそんなに古くはないのかもしれない。
坂をおりて、今来た道を撮影したのだと思う。
さあ、台北に戻ろうかな。