ここのところ、東京(もしくは福岡)ばっかりで、少額決済はすっかりモバイルSuicaでちゃっちゃと払うのに慣れてしまって、京都・大阪・奈良とICOCAでの決済すら受け付けないところがすごく多くて、参った姉さんです。⇒Apple PayにSuicaを登録するまでの奮闘記
だってさあ、座ってて入金できるんだもの。で、それをかざしたらOKなんだもの。(なお、姉さん、一度に1000円以上チャージすることは滅多にないです)
スマホでのキャッシュレス決裁ってさー、モバイルSuicaでええんちゃう?って思うんだけど、ダメなん?何が何でもバーコードかQRコードなん?(確かに店舗側にICの読み取り設備が必要だよね、ICだと。それに対して、QRコード提示型なら、紙にプリントアウトして、ラミ加工しておけばいいだろうなって思った。)
まじで困ったんだよ。
人に会うたびに言ってるんですが、京都地下鉄の構内のお店で、500円の現金がなくて買えなかったことがあるんだからね!(お賽銭に拝観料・御朱印でキャッシュが飛んで行ったのだ。めっちゃ買いまくりそうだったので、セーブ気味に頑張った!)
Suica決済なら払えたんだよ・・・。姉さん、500円が払えなくて半泣きしました。
お賽銭を払いまくってたわけで、十円すら貴重。今ここでペットボトルを買ったらお賽銭が・・・みたいな妙な思考でございましたよ。
参ったねー。うちの近辺ですら、IC決済の自動販売機が駅にあるのになあ。地元空港の売店はIC決済可能なのに。
ほんとねー、関西(京都・奈良・大阪)。伊丹空港のたこ焼き屋も現金オンリーでびっくりしましたからね。
ICカード決済は、小銭を出さずに済むし、シャッと決済できるのでものすごく時間の短縮にもなる。お釣りを確かめる時間すら不要。
なのでねー、関西人って飛びつきそうなのに、飛びつかない。
基本、コンビニなど全国チェーンのお店しか使えぬ。。。
意外だったのが宇治で、ここだけはIC支払いが可能なところが多かった。平等院ミュージアムの売店でもモバイルスイカ決済できたよ。
理由はお子ちゃま相手だからでしょうかね。
Suicaで!買った!
この理由を考察してみたんだ。
売った日と売上金が手にできる日のタイムラグが辛い
現金崇拝・信仰というよりも、一つには、売った日と代金の受け取りの日にタイムラグが発生するし、手数料もかかるのね。そこはよくわかるし、自転車操業に近い、余剰が少ないお店は本当に厳しいんだよね。特に仕入先に現金払いを求められると。
仕入先が現金払いを求める理由は、自分の側に信用があまりない、もしくは先方も小さい場合ですね。その小売業を始めて日が浅い場合に相手にしてもらえないことはよくあります。なので月末つけ払いではなくて、その日に現金を見せるしかない。こういうお店にとって、せっかく売って、(例えば)二週間後に(手数料を引かれて)売上金を受け取るというのは、死活問題なのよ。姉さん、書くものがないと足し算も引き算もできないので売り子さんはできない人なんだが、小売の経営に参画したことがありまして、その辛さはよーくわかる。
現金オンリーなら脱税できるよね(棒
そしてもう一つはこれだ。
脱税。
大阪城公園内でたこ焼きなどを販売する売店の売り上げを申告せず、約1億3200万円を脱税したとして所得税法違反に問われた「宮本茶屋」の経営者宇都宮タツ子被告(72)に対し、大阪地裁は12日、懲役1年、執行猶予3年、罰金2600万円(求刑・懲役1年、罰金3900万円)を言い渡した。増田啓祐裁判長は「脱税額が高額で結果は重大だが、反省している」と述べた。
判決によると、宇都宮被告は2014~16年分の所得計約3億3000万円を申告せず、脱税した。
だって執行猶予つくし、罰金は脱税額よりもほんの僅かじゃない?反省の色を見ればOKかーって思うわな。
私は自営業だけど、銀行入金もしくはペイパル入金が基本なんで、現金受け取りは滅多にないから脱税できないんだけどね。
現金で仕入れて現金で支払いを受ける。これねー、二重帳簿が作りやすいんですよ。つまり脱税ができるというわけだね。さらに売り子のお給料も現金でその日払いにしてみ。社会保障も消費税もクソもあるかい!な世界がすぐそこにある。
ここなんですよね。消費税のキャッシュバックはポイントで、キャッシュレス決済で、中小の店舗には政府が補助します、って。
消費税の捕捉ができれば、そりゃ補助してもお釣りがくるでしょう。中小の店舗が嫌がるのは捕捉されちゃう体もの。
こういうわけだな。
何はともあれ、本当に参ってて。
姉さん、巡礼中は夕方にはとにかく現金が手元になくすっからかんになる毎日でした。