蘇州では庭園巡りをしていただけではない。城門も少し行った。
まず行ったのは相門。xiāng mén。博物館があるので、それが目的でした。城門をめぐって最後に相門でもいいだろうし。私みたいに一番初めに来るのもいいだろうし。

幅広いの。外城河。蘇州城はこの河に囲まれてたんだそうな。これが日本でいうところのお堀にもなるんでしょう。しっかし、「城」が城壁に囲まれた都市を指す中国。日本の、江戸時代のお城のお堀とは訳が違うよね…
相門は宋の初期には塞がれていたという話。
門の名前の由来は、干将莫邪。
吴王阖闾曾命铸剑师干将于此设炉铸剑,故得名干将门、将门。
https://baike.baidu.com/item/%E7%9B%B8%E9%97%A8/9901760
闔閭が干将がここで剣を作らせたから。ゆえに干将門・将門。干将莫邪って今回どの本で読んだっけ…。元ネタはどうも「史記」ではなく、「呉越春秋」らしいけど、今回直接読んだわけではないんだよね。干将と莫邪という夫婦は剣を作る名人で…という話。
現代中国語では、将はjiāngだけど、ジャン(将)とシャン(相)は音が近いよね。

↑は博物館の中の展示から。そうなの。この相門は蘇州城墻博物館になってます。

蘇州城は、呉王闔閭の時代に伍子胥が整備してから、基本的なところはあんまり変わってないらしい。各時代の蘇州城の地図などが結構残ってるみたいだけど、さすが中国人。記録魔だわ。ビデオでぶわーって流れたけど、確かに角度が違うだけで、同じだった。
それでわかるよね。

一番初めの城壁は、宋初期には崩されてる。
ハリボテ。2012年くらいに復元したものだそうな。

その裏はショッピング街になってた。くら寿司が大人気だったけど、私は米桃というお店で小籠包です。おねいさんに呼び込まれて「私は一人よ?」と聞いたら「かまいません」だったので。

緑色に意味はなく、多分他のものと区別をつけるためだけなんでしょう。豚肉です。一人だからさ。他に何か注文したいっちゃしたいんだけど、一人前ではないのだよ…20代だったらいけたけど、俺はもう40過ぎたのだ…ほんと燃費がいい(=少ない量の食べ物で十分)。
近くには平江路もある。暑くなってたんで、この日は相門駅から抜けちゃった。